湿度が低く、心地がよい快晴の朝。
いつもの見慣れた道を歩いていると
1台の車が道をふさぐように
ど真ん中に停まっているのが見えた。
遠くに停まっている車を
よく見ようと目をこすっていると
体が浮き上がる感覚に襲われ
急いで目を開けた。
10センチほど宙に浮いた体は
車のすぐそばまで来ると
フワッと優しく地面に下ろされた。
運転席から降りてきた一人が こちらに近付いてきた。
その言葉を聞き終えると同時に
目の前が真っ白になり 意識を失ってしまった。
しばらくして目を覚ますと
真っ暗で何も見えない。
~第二話へ続く~