─月曜日、
p.m.1:00 / 駅内
ライム
ナギサ
ナギサ
ライム
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
黄色い線の前に立った渚彩が、そう呟き線路を見つめる。
ライム
ライム
ライム
渚彩の少し後ろから、来夢が線路の先を見つめる。
ナギサ
ナギサ
「パンっ」と、駅内に手を打つ音が響いた。
ライム
来夢の肩がビクッと震える。
ナギサ
ナギサ
先程手を打った張本人である渚彩が、そう呟いた。
ナギサ
「『可哀想だ』と思うと、霊がツいてくる」とはよく言う。
「切り替え切り替え」と言いながら、
渚彩は線路から離れ、駅の奥の方に歩いていった。
ライム
「ふぅ」と息をひとつ吐いて目を閉じ、
再び開けた来夢も、渚彩の後を追い駅内を探索した。
キキョウ
キキョウ
トア
叶空がオセロの盤面を指す。
キキョウ
キキョウ
トア
キキョウ
…と、ドアの開く音が聞こえた。
ヒスイ
ライム
トア
キキョウ
リク
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
リク
リク
リク
ライム
机に向かっている凛久の右肩に両手を置き、来夢がひょこっと顔を出す。
リク
リク
ライム
ナギサ
来夢とは反対の方向から、立ったまま凛久のメモを覗いた渚彩が言う。
リク
リク
ライム
リク
リク
凛久が机に肘をつき、持っていたペンをクルッと回した
月曜日
p.m.7:00 / 駅前
キキョウ
ナギサ
キキョウ
ナギサ
ナギサ
キキョウ
ナギサ
ナギサ
キキョウ
キキョウ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
ナギサ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
桔梗が「お手上げ」と言うように頭の後ろで手を組む。
ナギサ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
a.m.1:00
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
むぅっと頬を膨らませてそっぽを向いた翡翠に、
桔梗が笑って、そのほっぺを突く。
…と、
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
同刻: 駅内
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
入口の柱の影から、翡翠と桔梗は中にイる者の様子を伺ってみた。
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ゆっくり1歩1歩、その“者”に近づいていく。
…と共に、
遠目だと見えなかった姿が、ハッキリとしてきた。
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
2人
2人
???
思わず2人で同時に出してしまった声で、
「女子学生」がこちらに気づき、振り向いた。
キキョウ
ヒスイ
目が合ったことで少し驚いた翡翠たちだったが、
当初の作戦が「話しかけること」であったのを思い出し、
声をかける。
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
???
???
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
桔梗が、困り顔で腕を組んだ。
キキョウ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
顎に手を当て、翡翠が考え込む。
キキョウ
キキョウ
ヒスイ
2人に気づいた瞬間、
駅の壁をすり抜け姿を消した女子学生に、疑問を残しつつも、
翡翠達はその場を後にした。
リク
ヒスイ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
キキョウ
リク
リク
リク
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
翡翠の呟きに、凛久が反応する。
リク
キキョウ
キキョウ
キキョウ
リク
リク
リク
キキョウ
リク
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
ヒスイ
コメント
5件
翡翠ちゃんの閃いた内容が…内容が知りたい………!!! 逃げたってこととイジメってことはほんとに女子高生ダメ説…?