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KEITO

はいこんにちは!!

KEITO

どーもKEITO(けいと)です

KEITO

今日は「女子高校生RPG」というゲームをやっていきたいと思います

KEITO

(俺の毎日はいつもこの挨拶から始まる)

KEITO

(動画を撮って編集してupして)

KEITO

(そんな毎日を平然と過ごしている)

KEITO

(いい歳してろくに仕事もしていない)

KEITO

(しがないニートだ)

KEITO

(でもある程度の人気・知名度・再生数はある)

KEITO

(だから生活出来るくらいは稼げている)

KEITO

(それに俺がゲームをして喋っているだけで笑ってくれる人たちがいる)

KEITO

(応援してくれる人達がいる)

KEITO

(だからこの活動も捨てたものでは無い。)

KEITO

(しかしこの活動をよく思わない輩も世の中には沢山いる)

KEITO

(その一人がこいつだ)

オっ邪魔しまーす

KEITO

おい 兄貴うるせぇよ

KEITO

また取り直さなきゃじゃんか

わりぃわりぃ笑

すぐ出ていくから許してくれよ

な?笑

KEITO

ったく

KEITO

気をつけてくれよな

KEITO

この前は配信中だったからそうとう焦ったんだぜ?

ごめんって笑

KEITO

まぁいいけどさ

今度から気をつけるから笑

あっもう行かなきゃ

KEITO

もう行っちゃうのか?

KEITO

もっとゆっくりしていけばいいのに

接待の飲みごとなんだ

遅れる訳には行かんだろ?

KEITO

ここに来てまで仕事なんて凄いな

KEITO

兄貴は

まぁもとよりこっちに来たのは出張ついでだっただけだしな

お前ん家が近くにあってほてる代浮いたし助かったわ

KEITO

そりゃどーも

KEITO

気をつけてな

おう

考え直してくれたか?

あの事

KEITO

KEITO

いや俺は辞めるつもりは無いよ

KEITO

その方がいいんだよ

KEITO

KEITO

俺にとっても兄貴にとっても

そっか

わかったよ

じゃ行ってくるわ

KEITO

いってら

そう言って兄はKEITOの部屋を後にした

KEITO

はぁ

KEITO

(俺はこの活動を始めた時から兄に引退するよう説得され続けていた)

KEITO

(それでも俺は辞めなかった)

KEITO

だからここまで来たんだ

KEITO

そんな簡単に手放して溜まるかよ

KEITO

兄貴には悪いけど

KEITO

(そう自分に言い聞かせるように呟いてまた俺は録画ボタンを押し直した)

KEITO

ということでどうだっでしょうか?

KEITO

意外な結末でしたね

KEITO

良かったらフォローといいねよろしくね!!

KEITO

それじゃあ バイバイ!!

KEITO

(そう言ってから録画を切った)

KEITO

はぁ 流石に3時間ぶっ続けは疲れるな

おっじゃマっ

しまーす

KEITO

(兄貴は最初言いかけてから急いで小声に直した)

今やってるか?

KEITO

いややってないよ

危ねぇ笑
またやらかす所だったよ笑

KEITO

ほぼOUTだったけどな笑

まぁまぁ笑
大丈夫だった訳だし

1杯いこうじゃないか?

KEITO

(そう言っておつまみとビールの缶が入ったビニール袋を俺に見せた)

KEITO

おぉ!!

KEITO

いいじゃんいいじゃん

KEITO

(そう言って俺は急いで机に座った)

KEITO

(こう考えると兄貴と2人きりで向き合って喋るのは2年ぶりだった)

いやぁお疲れ様!!

KEITO

(そう言ってビールの缶が心地よくなる)

KEITO

どうなの?最近は

あぁこの通りな

忙しいけど何とかやっていけてるよ

順調みたいだ

それにおかんも

KEITO

そうか 良かった

おまえこそどうなの?

最近らんきんぐも上がってるみたいじゃんか

KEITO

あぁ順調って訳でもないけど

KEITO

ぼちぼちやれてるよ

KEITO

最近国内実況者ではTOP30には入ってるんだ

そりぁすげぇわ

毎日投稿は辛いかもしれないけど

体に気をつけつつ頑張れよ

KEITO

あぁ お互いな

KEITO

(そう言って2時間程お互いについて語り合った)

KEITO

(なんだかんだ言いながら兄貴は俺の活動を見てくれてるみたいだ)

KEITO

(批判的だった兄がしっかりと俺の動画を見てくれていることに)

KEITO

(物凄い喜びを得た)

KEITO

だからそれは辛いけどその分楽しめてるから

KEITO

丁度いい感じなんだよ

そうなのか笑笑

お前も楽しそうだな笑

KEITO

(そこで何故か沈黙が2秒程続いた)

KEITO

(兄貴は何かを言いたそうにしていた)

KEITO

どうしたんだ?

エ?

KEITO

いや何か言いたげじゃないか

いやその

実は

KEITO

(また沈黙だ)

おかんがお前に働いて欲しいって

お前が活動ヲ頑張ってきたのは分かる

だけど1度だけでいいから

すーつ姿で入社式を迎えたお前を見たいって

聞かないんだ

KEITO

だからサ

もう一度だけ考えてくれないか?

おかんの為にも

KEITO

(俺はおかんが鬱病になったその日から看病をしていた)

KEITO

(一向に良くなる気配のない母親に嫌気が指してしまった)

KEITO

(そんなある日俺は東京に出ていくことにしたんだ)

KEITO

(幸い兄貴が看病を引き継いでくれたから上京は簡単に出来た)

KEITO

(「おかんの為に俺も働く」って)

KEITO

(それから今は就職もせずにこの有様だ)

KEITO

(もちろんお金は振り込んでいるものの)

KEITO

(それは兄貴もおかんも望む形ではなかった)

KEITO

(でも)

KEITO

(俺は女で1つで育ててくれたおかんを見捨てたのだ)

KEITO

(面倒な事を兄貴に押し付けて自分だけ助かろうとした)

な?

もう一度だけ言う

ゲーム実況者を辞めてくれないか?

そして普通に働いてくれないか?

KEITO

KEITO

ごめんよ兄貴

KEITO

それは出来ない

え?

KEITO

悪いと思ってる

だったら

KEITO

でも俺には俺を待っているリスナーがいるんだ

KEITO

俺の更新をずっと画面の前で待ち続けてくれている

KEITO

リスナーが

そうか

KEITO

(そういうと兄貴の目は一瞬にして凍りついた)

お前は

俺やおかんよりも

りスなーが大事なんだな

KEITO

いやっ

KEITO

(するといつから持っていたのか兄貴が)

KEITO

(鋭い包丁を俺に突きつけた)

KEITO

兄貴

KEITO

冗談...だよな

KEITO

なんかのドッキリだよな

冗談に見えるかい?

KEITO

いやこんなことしても誰も喜ばねぇだろ

KEITO

おかんもさ

そうだろうな

これでお前が死んで俺が捕まれば

おかんは相当悲しむだろうな

KEITO

だろ?

KEITO

だったら

でも俺はもっと苦しんだ

お前が成功するまでの間

俺がいくらお前に仕送りをしたと思う?

KEITO

あれはオカンが

お前本当に馬鹿だよな

当時鬱病だったおかんにあんな大金が用意出来たとでも?

社内事故で死んだ父親の損害賠償金だって

お前が「おかんの看病の為って」使いまくって

KEITO

違うんだ あれは

黙れよ

KEITO

ひっ

KEITO

(兄貴の冷酷な視線に怯んでしまった)

その後お前が成功してからも

結局大半は自分の為に

こんな広いまんしょん借りてよ

お前がしてきた事に比べたら

お前の死位なんて事ないさ

KEITO

今から

KEITO

いまから頑張って就職するから

KEITO

だから

KEITO

さ?

いやその必要は無い

俺はここでお前を殺すからな

そしておれもここで死ぬ

そうすればみんなHappyだろ?

KEITO

(そう言って兄貴は1人で笑い続けた)

あーあ

俺って結局都合のいいように使われてんだからさ

おっかしいよな笑

なんだろうな

人の為に何かするのって

結局何が幸せなのかなんてわかんねぇもんな

あはははは

さぁ最後に誰に何を言いたい?

りすなーか?

おかんか?

さぁ早く言えよ笑

KEITO

KEITO

兄貴

KEITO

今まで

KEITO

ごめんな

今更なんだよ

それじゃあみんなで

地獄に行こうぜ

KEITO

(受け入れるしかなかった)

KEITO

(受け入れる運命だったんだ)

KEITO

(それがせめてもの償いだとおもったから)

KEITO

(部屋に赤い火花が散る)

KEITO

(俺はもう)

KEITO

(あの挨拶を交わすことはない)

この作品はいかがでしたか?

73

コメント

2

ユーザー

めっちゃ面白かったです!

ユーザー

初めて書いた作品です 思い付きでどんどん書いていったのでどこかおかしい所があればコメント頂けると幸いです。 ゲーム実況者さんを題材にしておりますので何か不快に思った事などあればお伝え下さい

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