テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

七瀬

こんばんは

七瀬

今宵もひとつお話しをしましょう

七瀬

ウチは毎年年末や正月になると大叔母様の家まで行って

七瀬

とある儀式をするのが恒例でした。

七瀬

なんの儀式かは家系の事情で言えませんが

七瀬

儀式を終えると忘年会のようなものをするのです。

七瀬

子供は子供同士で遊んでいたり高校生組は自由にしていたり

七瀬

大人は料理やら世間話を。

七瀬

僕は人と絡むのはあまり好きではなく1人スマホで曲を聴いて待っていました。

七瀬

あ、言い忘れていました。
この話は去年の出来事です。

七瀬

僕はふと思い出して大叔母様の所へ行って

七瀬

花札🎴を久々に御相手してもらおうと思ってました。

七瀬

そして縁側に座っていた大叔母様に

七瀬

花札🎴強なったけん一緒にやってくれへん?

七瀬

って言ってしばらくやってたら

七瀬

家の裏手にある洞窟の方から女の声がしたのに気が付いて

七瀬

あれ、大叔母様なんか聴こえへん?って聞いたんです。

七瀬

そうしたら

七瀬

七瀬、聞いたらあかん。

七瀬

無視しときなさい。

七瀬

って言うんです。

七瀬

声が聞こえ無くなったら大叔母様が教えてくれました。

七瀬

あの洞窟にはもう二度と近付いたらあかんよ。と

七瀬

理由を聞くと

七瀬

僕がコロナで一昨年行かれへんかったから知らなかったんですけど

七瀬

あの洞窟で知らない女の人が自殺をしていたらしいんです。

七瀬

そのまま供養されないまま四十九日がたって発見されたので

七瀬

女は怨霊としてこの世にとどまったままなんだとか……

七瀬

自身それを聞いた時怖いなとは思ったけど行くことは無いのでそのまま聞き流しで聞いてたんです。

七瀬

話を聞いたその夜、和室で僕は妹と寝てたんです。

七瀬

するとまた今度は同じ女の声やけど

七瀬

今度は

七瀬

すすり泣く声だったのです。

七瀬

妹もその声に気が付き

七瀬

姉さん、なんか聞こえる…

七瀬

と言ってきたんです。

七瀬

妹は実態こそ見えないけれども

七瀬

霧のような姿としては見えるので

七瀬

もちろん、声とかも聞こえていました。

七瀬

怖いながらも妹は好奇心で洞窟へ行こうとしていました。

七瀬

もちろん、自分は止めました。

七瀬

大叔母様が絶対に行くなといってた。

七瀬

行ったら帰ってこられへんかも知らん。

七瀬

やけん言ったらあかん!

七瀬

っと……

七瀬

だけど、聞く耳も持たず妹は洞窟へ行ってしまった。

七瀬

自分は急いで大叔母様の所へ行ってさっきの話をして色々準備して

七瀬

洞窟へ向かった。

七瀬

僕も妹が心配やったのでついて行きました。

七瀬

洞窟に行くと洞窟の前で妹は倒れていました。

七瀬

慌てて駆け寄ると

七瀬

妹は

七瀬

凄く怯えた姿で洞窟の中を指さしたのです。

七瀬

大叔母様は洞窟へ入って行き

七瀬

僕達は両親に抱えられ

七瀬

大叔母様は大丈夫だからあなた達は家に入りましょう。

七瀬

と、促され家へ戻った。

七瀬

妹はすぐに帰って精神科へ受信が必要やったんで僕らはみんなより一足先に車で帰った。

七瀬

翌日妹は精神科へ行った。
医者から告げられた言葉は、
『1週間検査入院です。』

七瀬

後ほど母に聞いた話では
大叔母様は呪いを受けてしまい亡くなった

七瀬

との事だった……

七瀬

僕は怖くなってしまった。

七瀬

葬儀には僕と妹は参加させて貰えずお別れとなった。

七瀬

葬儀後、告げられたのは

七瀬

『貴女達は二度と大叔母様の家には行っては行けない』

七瀬

あれから僕や妹は洞窟の話には触れなくなった。

七瀬

今宵のお話はここまでです。
如何だったでしょうか。

七瀬

僕自身妹をもっとしっかり止められていれば大叔母様の命が無くなることは無かったのではないかと後悔する日々です。

七瀬

妹はあの時何故洞窟へ行ってしまったのか自信でも分からないそうです。

七瀬

それではまた次のお話でお会いしましょう。

ちょっとしたお話

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,003

コメント

1

ユーザー

怖、叔母様亡くなったんですね、お気の毒です、

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚