TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

大介

おじゃましまぁーす…

佐久間を家に連れてきた。

亮平

佐久間、お風呂入る?

大介

ん…(頷

亮平

服は俺のでよければ

亮平

貸すよ

大介

…ありがと、

一瞬変な間が空いたような… まぁいいか

亮平

じゃあ先入っていいよ

亮平

そこが脱衣所ね

大介

うん、ありがと…

なぜか佐久間はカチコチの動きで 脱衣所へ向かった

亮平

ここ来てからの佐久間

亮平

なんか変だなぁ…

大介

…やばいよぉ…

シャワーを浴びながら 俺は悶絶していた

どうしよう 酔った流れで 阿部ちゃんの家来ちゃったぁ…

大介

俺のばか…!

大介

まだ心の準備出来てないって…

阿部ちゃんと同じ家で一夜を過ごすとか どきどきしすぎて無理だよ!?

阿部ちゃんも阿部ちゃんだよ 俺の気も知らないで 俺を家に連れて帰ってさ…

大介

…でも阿部ちゃんにとっては

大介

俺なんてただの俳優仲間、

大介

だよな…

めったに2人きりになれないから 告白するならこういうときだけど…

大介

でも…告白で

大介

関係が壊れたら嫌だし…

そう呟いた瞬間、

亮平

佐久間ー?

大介

!?

びっくりしすぎて シャワーヘッドを落としそうになる

亮平

着替えここ置いとくねー

大介

あ、ありがとう…

大介

(焦ったぁぁぁ…)

大介

(聞かれてないよね?)

大介

(独り言…)

亮平

…?

さっきお風呂の中で 佐久間が何か言っていた。

告白で関係が壊れる…みたいな

亮平

佐久間…

亮平

好きな人いるのか

口に出すと なんとなくもやっとした

亮平

…?

亮平

あ、そうだ

亮平

部屋綺麗にしてこよっと

その感情を そのとき俺は気にも留めなかった。

10分くらい経ち

大介

…ただいまぁ(ガチャ

亮平

あ、佐久間お帰り……!?//

俺は思わず 心臓が跳ねた

服のサイズがあっていなくて 首元が露わになっている

佐久間の鎖骨も、 そこについたほくろも見える

なんというか… えろい…

亮平

(友達にそんなこと思うなんて)

亮平

(どうかしてる、、)

プライベートをめったに見ないから 動揺してるだけ、、だよね

大介

ん、、?どしたの?

亮平

あ、いや、

亮平

服大きいね、、?

大介

阿部ちゃんのだからねぇ~

へにゃっと笑う佐久間

なぜかすごくかわいく見えてきた…

亮平

(俺大丈夫か?)

亮平

(さっきから変なんだけど…)

亮平

(えろいとか可愛いとか)

そんなの…

俺が佐久間のこと、 好きなみたいだし…//

大介

というか眠い、、

亮平

あ、寝る?

亮平

俺のベッド使って良いからね

大介

ありがと、、

俺は佐久間を 寝室へ案内した

亮平

じゃあそこのベッドで寝てね

亮平

明日仕事は?

大介

んー…午後からラジオ…

亮平

わかった

亮平

じゃあゆっくり起きてきていいよ

大介

…阿部ちゃんは?

亮平

俺も午後からだから平気

大介

ん…(ボフッ

佐久間がベッドにダイブする

大介

はー…

大介

ッ……(泣

突然 佐久間が両手で顔を覆って すすり泣きしだした

亮平

ちょッ、佐久間…?

亮平

どうしたの?

大介

…なんでそんなに優しいの…

大介

俺…期待しちゃうじゃん…(泣

亮平

期待?

亮平

何に?

大介

俺達、

大介

両想いかな、って…

亮平

…えっ?//

…つまり佐久間は俺のこと、 好きってこと…?

大介

違うって知ってる、けど、

大介

そう考えちゃうから…(泣

佐久間が顔から手をどけた

その目元には、涙ではなく

星のようなものが散らばっていた

大介

ほら、見てよ

大介

俺、涙出ないの

大介

星しか出ないの…

大介

変でしょ?

自嘲気味に、 悲しく笑う佐久間

大介

いっそのこと、今振ってよ…

大介

俺のこと、好きじゃないでしょ?

大介

今ので、嫌いになった?

大介

阿部ちゃん…

色んなことが頭をぐるぐるして 俺はしばらく何も話せなかった。

佐久間が俺を好いていること。 涙の代わりに星が出る病気に 佐久間がかかっていること。

俺はどうすればいいの…?

亮平

(佐久間の思いに応えたい)

亮平

(だけど…俺は本当に)

亮平

(佐久間のこと好きなのかな?)

好きでもないのに応えてしまったら それはそれで 佐久間が可哀想だから。

亮平

(分からない…)

亮平

(分からないよ)

亮平

…ぁ、そういえば…

そこで俺は、 あることを思い出した。

ある日のドラマの撮影。 俺は楽屋で悩んでいた。

亮平

うーん…

スタッフ

どうかしましたか?

亮平

いや、今日撮影するところが

亮平

告白シーンなんですけど…

亮平

思いを乗せるのが難しくて

スタッフ

なるほど…

スタッフ

あ、なんか聞いたことあるんですけど

スタッフ

その人のことを、他の誰でもない

スタッフ

自分が幸せにしてあげよう、

スタッフ

って考えるといいらしいですよ

亮平

自分が…幸せに?

スタッフ

はい

スタッフ

笑顔にしたい、とか

スタッフ

楽しい時間を過ごさせてあげたい、とか

スタッフ

そんな心持ちでやったら

スタッフ

うまくいくかもです

亮平

なるほど…

亮平

ありがとうございます!

スタッフ

素人の言うことなので💦

スタッフ

あまり気にしなくても…

亮平

いえ、そんなことないです

亮平

出来る気がしてきました

亮平

頑張りますね!

スタッフ

はい!

亮平

(自分が幸せにしたいか…か)

たとえば佐久間が 他の人と付き合っていたら? 幸せそうにしていたら?

亮平

…(モヤッ

亮平

(やっぱり、さっきと同じだ)

亮平

(もやもやする)

さっきは無視したけれど この気持ちは多分、

亮平

(…嫉妬)

佐久間は俺が幸せにしたい…

いや、

俺が幸せにする

亮平

…佐久間

亮平

伝えたいことがあるんだけど

亮平

いいかな

大介

ッ…いまさら、なに?

亮平

俺ね、

亮平

今までずっと気づかなかったけど──

亮平

佐久間のこと、

亮平

好きだよ

ぬっし

お疲れ様です!

ぬっし

ついにあべさくがくっつく予感!?

ぬっし

いいねコメントぜひ👍💬

ぬっし

次回最終回です!!

ぬっし

ぜひ最後まで読んでやってください🙇

ぬっし

フォローして待っててね!

星の欠片を辿って──

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

284

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚