まき
そこにはごく普通の子供の描いた日記と絵があった。
きよ
まき
1968年3月12日 今日はお母さんと買い物をして、お菓子を買ってもらった。
きよ
まき
きよ
まき
きよ
まき
きよ
きよ
まき
まきは恐る恐るページをめくる。
1968年3月12日 今日はお散歩していたらお姉さんに会って、いっぱいお話した。
まき
きよ
ふと、まきは絵を見つめた。
まき
きよ
きよ
まき
きよ
まき
きよ
まき
きよ
きよ
まき
その後も絵日記を見続ける2人。 そこには「さちえ」と遊んだことがたくさん書いてあった。
きよ
まき
まき
きよ
まき
あと10ページ残ったところで絵日記は終わっていた。
最後のページは8月25日で終わっていた。
きよ
まき
まき
まき
まき
まき
まき
おばさん 回想
まき
まき
まき
まき
まき
まき
おばさん
まき
おばさん
まき
おばさん
まき
おばさん
まき
まきは会話を遮るように言った。
おばさん
まき
まき
おばさん
まきはカバンの中から絵日記を取り出し、おばさんに渡した。
まき
おばさん
おばさん
まき
まき
おばさん
まき
おばさん
まき
まき
まき
まき
おばさんは険しい顔で話し始めた。
おばさん
おばさん
70年前
聖子
聖子
さちえ
聖子
聖子
さちえ
聖子
さちえ
聖子
聖子
さちえ
聖子
さちえ
聖子
さちえ
さちえ
さちえ
聖子
さちえ
聖子
おばさん
おばさん
まき
おばさん
おばさん
おばさん
おばさんは目に涙を浮かべた。
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
おばさん
まき
まき
おばさん
おばさん
まき
おばさん
おばさん
おばさん
まき
まき
おばさん
おばさん
おばさん
おばさんはそう言うとポケットから塩をだし私の体にかけ始めた。
おばさん
おばさん
まき
きよ
まき
きよ
きよ
まき
きよ
まき
きよ
まき
まき
きよ
まき
まき
きよ
申し訳ないけど、この出来事はきよには言わない事にした。 いつの日か絵日記の行方は分からず、その出来事があった事も今では覚えていない。 でも私は決まって毎日あの公園の前で手を合わせる。誰のためかも分からずただ毎日。