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#ちょいグロ注意
るなっち💎
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コメント
1件
うわあ……今回は本当に胸が熱くなる回でしたね。瀬那と湊さんの再会シーン、言葉にならないくらい感動しました。「よく頑張ったね」ってカナエさんに言ってもらえるのも、読んでいてじんときます。それと、瀬那が蜜璃の呼吸からインスパイアを受けて新技を編み出すところ、設定の組み立て方がとても好きです。二人の絆が技の形になって現れる感じが素敵でした。鼓膜の怪我という伏線も気になりますし、無一郎くんの照れも可愛くて、戦闘と心の動きのバランスが絶妙でした。連載、引き続き楽しみにしていますね。
その時、 瀬那が鋭く周囲を見渡し、 何かを感じ取る。
九条瀬那
瀬那の瞳が真っ直ぐ炭治郎たちを見た。
九条瀬那
炭治郎くん
九条瀬那
甘露寺蜜璃は満面の笑みで刀を構えた。
密璃さん
炭治郎は二人を見て決意を固める。
炭治郎くん
禰󠄀豆子ちゃん
玄弥くん
その瞬間、憎珀天が低い声で笑う。
憎珀天
無数の木竜が炭治郎たちへ 襲いかかろうとした――。 しかし、その前へ瀬那が飛び出す。
九条瀬那
九条瀬那
密璃さん
九条瀬那
炭治郎くん
炭治郎たちは力強く返事をし、そのまま半天狗の本体を追って森の奥へ走っていく。 その背中を見送った瀬那は、刀を構え直して憎珀天へ向き直った。
九条瀬那
蜜璃も隣に立ち、にっこり笑う。
密璃さん
二人は同時に地面を蹴り、 憎珀天へと一直線に駆け出した。
憎珀天が再び無数の木竜を生み出し、 二人へ襲いかかる。 瀬那は静かに目を閉じ、深く息を吸った。
九条瀬那
密璃さん
九条瀬那
蜜璃は目を輝かせた。
密璃さん
瀬那は日輪刀をゆっくりと構え、 冷気が刀身を包み込む。 そこへ淡い桜色の輝きが重なり、 まるで恋の呼吸のような しなやかさを帯びていく。
密璃さん
蜜璃ちゃんが息をのむ。
九条瀬那
一歩踏み出した瞬間、 白銀の吹雪の中に無数の桜色 の斬撃が舞い始める。 吹雪は敵の視界を奪い、 桜色の軌跡が四方八方から 舞うように木竜を切り裂いていく。
斬撃はしなやかで予測できず、 それでいて雪のように鋭く、 一瞬で木竜の群れを細かく断ち切った。 さらに最後には巨大な雪の花が咲くように斬撃が広がり、周囲一帯を包み込む。
ズガァァァン!! 木竜はまとめて崩れ落ち、地面には雪の結晶のような斬り跡だけが残った。 静まり返る戦場。 蜜璃は目を丸くして瀬那を見つめる。
密璃さん
九条瀬那
密璃さん
憎珀天
九条瀬那
密璃さん
憎珀天の放つ木竜が、轟音とともに地面を砕いていく。 しかし――。 ヒュンッ!! 白銀の軌跡と桜色の軌跡が交差した。
密璃さん
九条瀬那
二人は息を合わせ、 次々と木竜を斬り裂いていく。 憎珀天は目を細めた。
憎珀天
その瞬間―― 憎珀天の視線が二人の顔へ向く。
憎珀天
蜜璃さんの頬には、桃色に広がる痣。その形は桜の文様(ハートマークが2つ逆さに組み合わさったような形)をしています。
そして瀬那の頬には―― ❄️雪の結晶のような、 美しい痣が浮かび上がっていた。 白銀の雪の結晶が頬からこめかみにかけて広がり、冷たい輝きを放っている。
憎珀天
瀬那は小さく笑う。
九条瀬那
蜜璃さんは力強くうなずいた。
密璃さん
憎珀天はギリッと歯を食いしばる。
憎珀天
禰󠄀豆子ちゃん
禰󠄀豆子が太陽の光を浴びてしまう。 じりっ…… 体から煙が上がり始めた。
炭治郎くん
炭治郎の表情が凍りつく。 目の前には、 村の人を襲おうとしている半天狗の本体。 しかし、大切な妹が太陽に 焼かれようとしている。
炭治郎くん
禰󠄀豆子は苦しそうにしながらも、 必死に炭治郎を見つめる。 そして、自分の兄を守るように、 小さくうなずいた。 炭治郎は首を横に振る。
そして、 自分の想いを伝えるように 足を振り上げる。 ドンッ!!
炭治郎くん
禰󠄀豆子は炭治郎を思い切り蹴り飛ばした。 炭治郎の体は半天狗の本体の いる方向へと大きく飛ばされる。
炭治郎くん
その瞬間、 一人の青年が 森の中から飛び込んできた。
九条湊さん
青年は禰󠄀豆子を抱き寄せ、 その身を盾にするように覆いかぶさる。
禰󠄀豆子ちゃん
九条湊さん
湊は禰󠄀豆子を守るように抱きしめながら、 朝日を背中で受け止める。
反天狗に追いついた炭治郎が 最後の力を振り絞り、 刀を振り下ろす。
炭治郎くん
巨大な木の龍が、 瀬那と蜜璃へ 向かって迫っていた。
九条瀬那
密璃さん
二人を飲み込もうと大きく 口を開く木の龍。 しかし―― ピタッ。 突然、龍の動きが止まる。 次の瞬間。
木の龍は力を失ったように崩れ、 消えていく。
九条瀬那
密璃さん
戦いが終わり、静けさが戻った森。 瀬那と蜜璃は並んで立っていた。 蜜璃は瀬那の姿を見て、目を丸くする。
密璃さん
九条瀬那
密璃さん
激しい攻撃を受け続けたせいで、 隊服はところどころ破れ、 傷だらけになっていた。
密璃さん
密璃さん
九条瀬那
でも、その姿はまさに最後まで仲間を守るために戦い抜いた証だった。 蜜璃も自分の姿を見て、 少し困ったように笑う。
密璃さん
瀬那も刀を構えたまま、 周囲を見渡す。 すると――
ふわっ…… 優しい風が吹き抜けた。 その風に混じって、 瀬那は感じ取る。
九条瀬那
瀬那の瞳が大きく開く。
九条瀬那
瀬那は胸元に手を当てる。 間違えるはずがなかった。 幼い頃からずっと感じてきた、 大切な家族の気配。
九条瀬那
九条瀬那
九条瀬那
密璃さん
そこには、太陽の光を浴びながら 立つ禰󠄀豆子の姿があった。
炭治郎くん
里の人
その言葉を聞いた炭治郎の目から、 大粒の涙がこぼれ落ちる。
炭治郎くん
炭治郎くん
炭治郎くん
九条湊さん
遠くから元気な声が響いた。
密璃さん
炭治郎くん
炭治郎が嬉しそうに手を振る。
すると、 その後ろから一人の青年が 勢いよく駆け出した。
九条湊さん
九条瀬那
瀬那も笑顔になり、 兄・湊の胸へ飛び込む。 ぎゅっと抱きしめる湊。
九条湊さん
九条瀬那
密璃さん
炭治郎も禰󠄀豆子も玄弥も無一郎も、 自然と輪に加わった。 みんなでぎゅっと抱き合い、 生きて再会できた喜びを分かち合う。
密璃さん
蜜璃が涙を流しながら笑う。 その時――。 玄弥は、すぐ隣にいる蜜璃に気付いた。
玄弥くん
玄弥の顔は一気に真っ赤。
玄弥くん
一方―― 無一郎も瀬那の隣にいた。 瀬那が優しく微笑む。
九条瀬那
むいむい
無一郎は少し目をそらし、 頬をほんのり赤く染める。
むいむい
瀬那はにこっと笑う。
九条瀬那
むいむい
普段は表情の変化が 少ない無一郎だったが、 その様子を見た蜜璃が目を丸くした。
密璃さん
炭治郎はきょとんとして 首をかしげる。
炭治郎くん
その言葉に、瀬那と蜜璃は顔を 見合わせてくすっと笑い、 緊張している二人を見て、 その場は久しぶりに 穏やかな笑い声に包まれた。
蜜璃が瀬那の隣に駆け寄ると、 嬉しそうに目を輝かせた。
密璃さん
九条瀬那
瀬那が笑顔でうなずくと、 蜜璃は思わずぎゅっと抱きつく。
密璃さん
九条瀬那
その様子を見ていた湊さんが、 少し遠くを見るような表情で口を開く。
九条湊さん
その一言で、その場の空気が静まり返る。 炭治郎も玄弥も無一郎も、 言葉を失う。 瀬那の表情も固まり、 過去の記憶が胸によみがえる。
九条瀬那
息を吸おうとしても、 うまく吸えない。
九条瀬那
肩が震え、呼吸が乱れ始める。
その異変に気づいたのは、 瀬那を抱きしめていた蜜璃だけだった。
密璃さん
瀬那の顔色が青ざめている ことに気づいた蜜璃は、 すぐに背中を支える。
密璃さん
そう言って蜜璃は瀬那を優しく支え、 人の少ない場所へ連れて行く。 木陰に着くと、 蜜璃は瀬那の背中をゆっくりさすった。
密璃さん
蜜璃は瀬那の手を優しく握る。
密璃さん
しばらくして――。 瀬那の呼吸は少しずつ落ち着き、 表情にもいつもの穏やかさが戻ってきた。 蜜璃はほっと胸をなで下ろす。
密璃さん
九条瀬那
瀬那が申し訳なさそうに頭を下げると、 蜜璃さんは優しく首を振った。
密璃さん
ーーその時。 遠くから声が聞こえてきた。
胡蝶カナエ
鬼との激戦を終えたため、 救護班が刀鍛冶の里へ到着したのだ。
先頭には胡蝶しのぶ。 その隣には胡蝶カナエ。 さらに栗花落カナヲと神崎アオイも 駆けつけてきた。
カナヲとアオイは、 里の人々の手当てをするため、 すぐに刀鍛冶たちのもとへ向かう。
そして―― カナエさんは瀬那と蜜璃のもとへ向かう。
胡蝶カナエ
九条瀬那
瀬那は安心したような表情を浮かべた。 カナエさんは瀬那ちゃんの 前にしゃがみ込み、 優しく微笑む。
胡蝶カナエ
カナエさんは瀬那ちゃんの顔色を見て、 そっと手を額に添えた。
胡蝶カナエ
九条瀬那
すると蜜璃さんが心配そうに言った。
密璃さん
カナエさんは驚いた様子を見せず、 穏やかに瀬那ちゃんの手を包み込む。
胡蝶カナエ
瀬那ちゃんは少し照れたように笑う。
九条瀬那
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
九条瀬那
すると、瀬那の耳元で静かに声をかけた。
胡蝶カナエ
九条瀬那
瀬那は聞き返す。 カナエさんは表情を少しだけ真剣にした。
胡蝶カナエ
耳の状態を確認すると、 小さく息をつく。
胡蝶カナエ
九条瀬那
蜜璃の笑顔が一瞬で消える。
密璃さん
胡蝶カナエ
九条瀬那
カナエは優しくうなずく。
胡蝶カナエ
カナエさんは、 穏やかに微笑みながら 包帯を巻き終えた。
カナエは瀬那の治療を終えると、 今度は蜜璃の方へ向き直った。
胡蝶カナエ
密璃さん
蜜璃も隊服はあちこち破れ、 腕や足には切り傷や 打撲の跡が残っていた。 カナエは傷を診ながら微笑む。
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
カナエは二人を見渡し、 優しく微笑んだ。
胡蝶カナエ
瀬那ちゃんと蜜璃さんは 顔を見合わせ、笑顔で、
「はい!」
と返事をした。
その時―― 少し離れた場所から、 しのぶさんの声が聞こえた。
しのぶさん
カナエが振り返ると、炭治郎、玄弥、 無一郎の三人は激しい 戦いで深手を負っていた。 炭治郎は全身に切り傷と打撲があり、 疲労で立っているのもやっとの状態。
玄弥も全身傷だらけで、 出血が目立っている。 無一郎も腕や肩に深い傷を負い、 体力を大きく消耗していた。 カナエは状況を見て表情を引き締める。
胡蝶カナエ
蜜璃も心配そうに見つめる。
密璃さん
カナエさんは静かに立ち上がった。
胡蝶カナエ
九条瀬那
胡蝶カナエ
そう言うと、 カナエさんはしのぶのもとへ急いだ。
胡蝶カナエ
しのぶさん
しのぶさん
胡蝶カナエ
続いて玄弥や無一郎の傷も確認し、 しのぶと手際よく役割を 分担して治療を進めていく。
胡蝶カナエ
しのぶさん
その様子を少し離れた場所から見ていた 瀬那ちゃんは、小さく胸をなで下ろす。
九条瀬那
蜜璃も隣で優しくうなずいた。
密璃さん