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紗奈
既読23
紗奈
既読23
そのメッセージのあと、クラスLINEはまた静まり返った。
誰も返信しない。その時。
大翔
既読23
大翔
大翔
既読23
健太
大翔
大翔
既読23
そのメッセージのあと、紗奈がすぐに返信した。
紗奈
既読23
グループの空気が一瞬で冷える。
美咲
優奈
既読23
その時、紗奈からまたメッセージが届いた。
紗奈
既読23
紗奈が画像を送信しました
写真を開いた瞬間、クラスLINEがざわつく。
写っていたのは-
黒板。見慣れた、2年3組の教室の黒板。
でも、そこには白いチョークで大きく文字が書かれていた。
「みてるよ」
黒板の真ん中にはっきりと。
健太
既読23
美咲
優奈
既読23
大翔
既読23
でも、次のメッセージで全員が黙った。
紗奈
既読23
紗奈
既読23
背筋が凍る
健太
健太
既読23
でも、すぐに別のメッセージ。
紗奈
既読23
紗奈
既読23
その瞬間、1人のメッセージが届く。
優奈
既読23
優奈
優奈
既読23
そして、グループに一枚の写真が送られた。
写っていたのは、夜の学校の窓。
そしてその奥に見えたのは-
2年3組の教室の黒板。
そこには確かに、チョークで書かれていた。
「みてるよ」
だれも、その文字を書いた覚えは無い。
それなのに、LINEで送られてきた写真とまったく同じ文字が書かれていた。
この瞬間、クラスの全員が理解した。
これはもう、ただのLINEのいたずらじゃない。
LINEの中の出来事が、現実に現れ始めている。
そして--
スマホを握る手のひらが、じんわり汗で冷たくなる。
その瞬間、クラスLINEにもう一度通知が鳴った。
紗奈
既読23
その言葉を見た瞬間、全員の頭の中で、 "「さっきの写真の黒板に、誰かが今立っている」"という映像がフラッシュのように駆け巡る。
心臓が止まりそうな感覚。息をする度に、窓の外や背後の気配が気になり始める。
LINEの向こうの紗奈は、もうスマホの中だけの存在じゃない。
少しづつ、少しづつ、現実の世界に侵食してきている--
教室に誰もいないはずの夜。
写真とLINEに告げるのは、
「見ているのは、今、あなたたちだ」
背筋が凍る。全員がその恐怖を、画面越しに共有する。