満月が輝く綺麗な夜だった いつも通り俺はキッドを追って屋上へ行った 小さな体では追いつくのに精一杯で息を切らしながら必死に追う すぐに警察が後から来るはずだった…
コナン
ハァ…ハァ…ッッもう、逃げられねぇぜ…
KID
相変わらずだなぁ名探偵?
ここは屋上だぜ?
ここは屋上だぜ?
KID
ハンググライダーでいつでも逃げれる
コナン
バーローッッ今日は風が強いんじゃねぇか?
月下の奇術師さんよぉ
月下の奇術師さんよぉ
コナン
さっさと宝石返しやがれ!!
その時だった… キッドの手が突然輝いて視界が真っ白になった 逃げるための一時的な目眩しかと思ったが一瞬だけ見えたキッドの顔は ポーカーフェイスなんてとっくに崩れていた…。
コナン
ッッ!?
KID
ッッ!?
次の瞬間目を開けるとそこには_
俺の家に居た…
コナン
…俺の、家、?
コナン
でもなんで…
自分の家だが、すぐに違和感を覚えた
コナン
ちがう、…俺の家だけど…俺の家じゃない…
生活してた痕跡がある…
生活してた痕跡がある…
誰かが住んでいたのか… そんなことよりも何故自分がこんな所にいるのかが理解できなかった
コナン
な、んで…、
コナンが戸惑っていると近くで足音がした
コナン
!?
コナン
(足音!?誰かいるのか…?)
すぐに麻酔銃を構えるが_
いつの間にか壊れて使えなくなってしまっていた_
コナン
(嘘だろ!?おい、)
足音が徐々に大きくなっていく
コナン
(やっべぇッッ隠れねぇとッッ)
しかし隠れる暇なんてなかった
ドアが開き足音の主と目が合う… コナンは見た瞬間驚きが隠せなかった
そこにいたのは
工藤新一(自分)だったのだから_
コナン
え
新一
え