外に出るともう太陽は沈みかけていた
曽木 かんた
もうこんな時間か、
曽木 かんた
一度家に帰らないとな
この時かんたは、神威に言われた事を考えていた
曽木 かんた
(まずは鍛えないとだな...でもどうしよう)
昔からスレイヤーになった時の為にと筋トレはしていたが、刀を使う事になった以上、剣技を1から学ばなければならない
こんな事を呑気に考えていたその時、
???
君が神威の持ち主か?
曽木 かんた
誰だ?(ビビった〜汗)
稲葉 奏
私の名前は稲葉奏。よろしく
その時、かんたの思考が止まった。
曽木 かんた
エェ〜!!!???
曽木 かんた
稲葉奏って英雄と呼ばれていた史上最強のスレイヤーの稲葉奏!?
稲葉 奏
そんな呼ばれ方もしていたな
曽木 かんた
嘘じゃないですよね!?
稲葉 奏
そんな誰も得にならない嘘つかないよ
曽木 かんた
まじですか...!
稲葉 奏
話が脱線してしまったじゃないか
稲葉 奏
私は君に、神威の持ち主に用があるんだよ
その時稲葉奏の表情が真剣になった
稲葉 奏
君は神威の持ち主になった訳だ
稲葉 奏
って事だからとりあえず神威に関することを話さして欲しい
稲葉 奏
大丈夫?
曽木 かんた
(こんなの断る理由がない)
曽木 かんた
(今日の朝から急展開続きだったんだ、少しでも教えて貰おう)
曽木 かんた
神威の事知ってるんですか?
稲葉 奏
知っているも何もその刀は「神刀」と言って神様が刀になった様なものだからね
曽木 かんた
(この刀、やっぱりヤバいやつなんだ)
曽木 かんた
って事は俺は今神様を宿してる感じなんですか?
稲葉 奏
まぁそうゆう事かな?
稲葉 奏
でも神威を持っているからと言って強くなる訳では無い。
曽木 かんた
そうなんですか?
稲葉 奏
うん
稲葉 奏
君はガントレットを持っていなかったんだろ?
曽木 かんた
はい
稲葉 奏
要するに君は今神威と言う名のガントレットを手に入れた。だからみんなと同じスタートラインに立ったって事だ。
稲葉 奏
まぁ神刀なだけあって威力は普通よりはそりゃ強いけどね
曽木 かんた
(なるほど)
曽木 かんた
要するに、神刀に頼らずに練習あるのみって事ですよね!
稲葉 奏
まぁそうゆう事だ!笑
稲葉 奏
でも今日は遅いから明日からここで練習ね
曽木 かんた
奏さんが教えてくれるんですか?(ワクワク)
稲葉 奏
そうする為に声をかけたんだ
稲葉 奏
今まで神威の持ち主が見つからなかったからね...ここの管理も全部私がやってきたんだよ?
曽木 かんた
(だからこんなに綺麗だったのか)
稲葉 奏
やっと見つかった神威の持ち主なんだ、立派に育て上げて見せるさ
曽木 かんた
これからよろしくお願いします!
こうして史上最強と呼ばれていたスレイヤーの稲葉 奏との生活が始まったのだった。