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何も無かった。

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2019年06月17日

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それは、ある夏休みの日のこと。

その日、僕は暑苦しくて なかなか寝つけなかった。

そーだ。

んー…

そーだ。

全然寝れないなあ…

そーだ。

もう深夜の1時半か…

そーだ。

しばらくしても眠れなかった。

そーだ。

なかなか寝付けないし、

そーだ。

トイレにでも行こうかな。

そう思い立ち、トイレに行こうと二階にある自分の部屋を出た。

廊下を歩いていると突然、

キキ━━━━━━━━━━━━ッ

ドンッ

痛いっ!!!!!

それは、車が何かと衝突した音だった。

そーだ。

なんだ!?

状況から推測するに女とぶつかったのだろう。

僕はすぐさま廊下の窓に駆け寄った。 そこからなら事故の起こった道路が見えると思ったからだ。

そーだ。

事故…なのかな。

しばらく、様子を見ることにした。

20分後…

そーだ。

なんでだよ…!?

そーだ。

おかしいだろ!?

そーだ。

事故が起こったはずなのに、

そーだ。

なのに!

そーだ。

なんで…

そーだ。

救急車もパトカーも来ないんだ…?

辺りにはただ、真夜中のの静寂が続いていた。

翌日…

そーだ。

僕の住んでいるところは狭い。

そーだ。

さすがに記事になっているだろう。

そう思った僕は新聞をめくった。

だが、真夜中のことは何もかかれていない。

そーだ。

母さん。

お母さん

なあに?

そーだ。

昨日夜中、家の前の道路で事故、おこらなかった?

お母さん

…さあ?聞いてないわね…

そーだ。

そっか。

近所の友達にも聞いた。

そーだ。

なあ。

友達

ん?

そーだ。

昨日夜中、事故起こらなかった?

友達

…いや、聞いてないぞ?

友達

どうした?

そーだ。

…いや。

それから何日経っても事故のことは誰からも聞かなかった。

そーだ。

あれは間違いなく、事故だと思ったんだけどなあ…

unknown

きっと、何も無かったんだよ。

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