それは、ある夏休みの日のこと。
その日、僕は暑苦しくて なかなか寝つけなかった。
そーだ。
そーだ。
そーだ。
そーだ。
しばらくしても眠れなかった。
そーだ。
そーだ。
そう思い立ち、トイレに行こうと二階にある自分の部屋を出た。
廊下を歩いていると突然、
キキ━━━━━━━━━━━━ッ
ドンッ
女
それは、車が何かと衝突した音だった。
そーだ。
状況から推測するに女とぶつかったのだろう。
僕はすぐさま廊下の窓に駆け寄った。 そこからなら事故の起こった道路が見えると思ったからだ。
そーだ。
しばらく、様子を見ることにした。
20分後…
そーだ。
そーだ。
そーだ。
そーだ。
そーだ。
そーだ。
辺りにはただ、真夜中のの静寂が続いていた。
翌日…
そーだ。
そーだ。
そう思った僕は新聞をめくった。
だが、真夜中のことは何もかかれていない。
そーだ。
お母さん
そーだ。
お母さん
そーだ。
近所の友達にも聞いた。
そーだ。
友達
そーだ。
友達
友達
そーだ。
それから何日経っても事故のことは誰からも聞かなかった。
そーだ。
unknown
コメント
1件
あれはなんだったのか…未だに謎。