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welcome to my story
茈
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黄
茈
おれのにぃには頭がいい。
テストもたくさん百点とってるの。
でもおれは、九十もあんまりとれないの。
なんでだろう。
ゲームするからだめなのかな。
茈
いつもよりいい点、とったとおもったんだけどな...
茈
茈
黄
茈
にぃにはたくさんがんばってるんだもん。
がんばれてないおれは、わがままになっちゃだめだよね。
茈
おれもいっぱい百点とらなきゃ。
えんぴつもずっとかってないし、
ノートもそろそろあたらしいのかわなきゃ。
おこづかいはのこり300円。
じょうずにつかわないとね。
茈
にぃにみたいにならなきゃ。
そしたら、い~こい~こしてくれるよね。
茈
ちらっととけいをみたら、
短いはりが十二だった。
ねなきゃいけないかとおもったけど、
にぃにはねないでおべんきょ、がんばるから。
おれも、ねたらだめ。
茈
茈
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また、百点じゃない...
茈
もっともっとがんばらなきゃ、
こんなんじゃにぃににおいつけないよ...
い~こい~こもしてくれない。
おれ、そんなにわるい子なのかな...
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赫
赫
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きょうもがんばらなくっちゃ。
また百点とれなかったもん。
おれってばかなのかな。
たくさんおべんきょ、してるのにな。
茈
また手がとまってた。
だからおれはばかになるのかな。
おべんきょ、ちゃんとやらないと...
茈
黄
俺より十一歳下の弟。
両親が俺を産んで5年で別れて、
3年後に復縁して、さらに3年後に産まれたのがいるまくん。
義理のようで本物の兄弟。
うちは少しややこしい。
茈
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最近は弟に避けられとる気がする。
それにあの子の目の下、隈が酷くなってきとって、
寝れてないんちゃうかって、心配。
まだ小学二年生でちいちゃくて、
特にあの子は体が大きくないし痩せてるから、
徹夜なんかしたら本当に身体を壊しそうで心配。
...過保護、かな。
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最近は、ご飯を俺に譲るようにもなった。
母もそれを見かねてか、
いるまくんのご飯の量を減らすようになった。
それに比して、いるまくんの体は日に日に細くなる一方。
この幼さでこの不健康体。
...やっぱり心配だな、
黄
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いるまくんの部屋...なんか明るい、?
...まだ起きとるんかな?
もう日付変わってるんに...
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そんなに、...
一体何が縛り付けてるんだろう。
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い~こい~こってもしかして、
構ってもらえる、って意味なのかな...?
最近は受験のことで、母さん俺に付きっきりやったし...
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俺なんかのためにこんなに健気に頑張れるいるまくんは、
きっとすごく、優しい子なんだと思う。
腕の太さはひとまわりもふたまわりも細いし、
背格好も、俺の腰までしかないけど、
それでもこんなに懸命に努力して生きてるんだ。
黄
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俺は大学に行くと同時に一人暮らしをするつもりで、
うちは父が会社のCEOだからお金もある。
父なら息子のためにお金も出してくれるだろうし、
こんな所で苦しんで暮らすぐらいなら、
いるまくんと二人で暮らした方が二人のためになる。
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俺がまだ小学生の頃から、
中学は受験だなんだのと言って、
齢一歳のいるまくんは、夜中に会える父以外に笑顔を見せなかった。
いつも真顔で、静か。
ミルクだって強請らない。
その分、トイレした時が分かりにくかったけど、
母さんはそれすら放置してた。
抱っこされて高いだなんだとはしゃぐ姿を見ると、
幼い頃からの我が家の劣悪な環境が目に見える。
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父さんは単身赴任中で、
いるまくんと顔を合わすのは五年ぶり。
かなり大きくなってると思う。
この年齢にしては小さい方なんだけどね。
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にぃに、おかおくらいなぁ...
きれいなおかお、だいなし...
黄
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茈
にぃにわらった...!
にこにこ、うれしいのかな。
おれもにこにこしそう...っ!
五年後
茈
黄
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黄
あの日から五年の時が経って、
俺はもう12歳。来年から中学校だ。
茈
黄
にぃさんは男手一つで育ててくれて、
本当にいつも感謝している。
養育費を出してくれてる父さんも、いつか会いたい。
あんなことがあっても、
俺は今、最高に幸せに暮らせてます。
そんなことを神様に教えながら、
俺は学校への道のりを踏み出した。
fin