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百鬼夜行 15話

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百鬼夜行 15話

1 - 百鬼夜行 15話

♥

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2018年10月01日

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レン

アスマさんっ!!!

レン

~~~!

レン

式鬼(シキ)!!!

レン

我が名の元にっ!!

レン

出でよっ!!!

レン

青龍っっ!!!

ッギャアオァーーーーーーッ!!!

レン

アスマさんを受け止めてっ!!!

グァオオオオーーーーーンー···

ドサッ

アスマ

ぐはっ

ヒュオォォーーーーッッ

レン

はぁはぁっ·····!

レン

よしっ!

ゴゴゴゴゴー···

レン

死神さん、、、!!

レン

許しませんよっっ!

レン

····って

レン

いなくなってるー!!

レン

(あっ、あんの野郎っ!)

レン

(次会ったら絶対に地獄に落とすっ!!)

ガグァルルルー···

レン

!!

レン

青龍っ!

アスマ

うぅ···

レン

アスマさんっ?!

レン

大丈夫ですか?!

アスマ

お、俺どーなったんだ···

アスマ

頭ん中ぐちゃぐちゃだよ···

レン

····取り敢えず、、

レン

今は少し青龍の上で休んでいて下さい

グァルルルルー··· グフゥーーー···

アスマ

(フワフワだ···)

レン

死神さんには逃げられちゃいました··

アスマ

····何で

アスマ

···階級の高い死神が逃げるんだ····?

レン

相手が私と言う人間だからでしょう

アスマ

(相当強そうな感じがしたんだけどな·····)

レン

····死神は、直接人間に手を出すことが出来ないんです

アスマ

····あ

レン

だから、アスマさんにも

レン

トラウマを使って幻覚を見せたんでしょうね

アスマ

(····舞香)

レン

あのまま幻覚を見ていたら

レン

落ちてましたね···

レン

間一髪でした··

アスマ

···あぁ、

アスマ

あのとき俺さ、レンの数珠を忘れてたんだよね···

アスマ

青い光の壁が邪魔だって···

アスマ

数珠も外そうとしてたし····

アスマ

(何か··ショック·····)

アスマ

あの光の壁が無かったら

アスマ

落ちてたのになぁ····

レン

···········

アスマ

いつも····

レン

え?

アスマ

有り難う、レン··

レン

いえいえ····

レン

これもまた運命ですから

アスマ

(いつか··レンが離れて行く時が来たら····俺は··)

レン

···青龍の上は

レン

フワフワで癒されるでしょう?

アスマ

·····めっちゃ癒される··

レン

何よりです

アスマ

龍ってもっと硬いイメージだったわ···

レン

青龍は柔らかいんですよー

レン

温かいですしね

アスマ

··そろそろ戻らないと

アスマ

二人とも心配してるよね

レン

そうですねぇ···

レン

起き上がれますか?

アスマ

うん····

アスマ

···よっと···

アスマ

ふー、

レン

静かに降りて下さいね

グルルル····

レン

青龍もアスマさんを気に入ってる様子ですね

アスマ

えっ?!

アスマ

マジかー

アスマ

嬉しいな~

アスマ

よく見ると可愛いしな~

アスマ

ナデナデ

グルルルグルルル······

レン

青龍、

レン

戻ってもいいよ

グフゥーーー····

アスマ

最近色々ハードだなぁ~···

レン

私もです····

アスマ

っ!

アスマ

ごっごめんっ

レン

冗談ですよっ

レン

さあ、戻りましょう

アスマ

···うん

一方その頃····· 4番ルーム

亮助

···すぐ電気点いてよかったな

亜沙美

うん····
··レンちゃんは大丈夫かな··

亜沙美

急に飛び出して行っちゃったし··

亮助

アスマはいつの間にいなくなったんだろなぁ··

亜沙美

一体どうしたんだろうね····

亮助

·····あの二人ってさ

亜沙美

ん?

亮助

不思議な関係じゃね?

亜沙美

どこが~?

亮助

うーーーん

亮助

何て言うか····

亮助

恋人じゃなさそうなのにー、

亮助

絆が深いっつーかさっ

亜沙美

んー···

亜沙美

確かにねぇ

亜沙美

でも、レンちゃんって誰にでもそんな感じだと····

亜沙美

私は思うんだけどな··

ガチャッ

亮助

!!!

亜沙美

あっ!!

アスマ

わ、悪いっ二人ともっ

亮助

何してたんだよアスマっ!急にいなくなったりして!

亜沙美

そうだよー!心配してたんだからねっ!

アスマ

いやっ、ホントすまん

アスマ

暗いとこ苦手でさっ、我慢出来なくなって外に行ってたんだよ

アスマ

停電ってヤバいよなー!

アスマ

マジで息が出来なくなるわー!

レン

亜沙美ちゃん、亮助さん、

レン

ご心配をおかけしました

レン

ようやく、アスマさんを見つけ出しましたので···

亜沙美

ご苦労様~レンちゃん!

亮助

全く····情けねえなぁ···

亮助

そろそろ時間だし、今日はお開きにすっかぁ~

亮助

また、改めてやろうぜ~

アスマ

お、おう···悪いな····

亜沙美

じゃあ、帰ろっか!

レン

はいっ

PM6時50分

亜沙美

それじゃーまた来週ね~!

アスマ

亮助、同じ方向なら送ってやれよ~

亮助

アスマに言われなくたって送ってくぜ~?

亜沙美

あ、大丈夫なんで~

亮助

えっ?!

亮助

ちょっ、ちょっと待っ···

亮助

亜沙美ちゃ~ん···

レン

···········

レン

では、我々も帰りましょうか···

アスマ

そーだな··

1番線に電車が参りますー··· お乗りの際は白線の内側まで お下がり下さいー···

アスマ

夜が····

レン

アスマ

苦手になりそうだなぁ

レン

·····そうですか?

アスマ

えっ···?

アスマ

そ、そりゃぁね··

レン

じゃあ、成人しても一緒にお酒飲みに出歩けませんねぇ?

アスマ

?!

アスマ

いっ、いや···俺だって飲みに行きたいけど···

アスマ

こんなんじゃ、

アスマ

無理じゃない?

レン

そんな事ありませんよー?

アスマ

そ、そうかな··

レン

カラオケにさえ行かなければ鈴の音が聞こえますからっ!

アスマ

······それは

アスマ

そう、なのか···?

レン

何事も前向きに捉えましょ~!

レン

っね!

アスマ

っ!

アスマ

あ~、そうだな···

アスマ

まぁ··

レン

ん?

アスマ

レっ、レンが俺と···その·····ゴニョゴニョ···

レン

はい?

アスマ

っ!!

アスマ

いっ、いやっ

アスマ

何でもない···

レン

····?

レン

····何ですか?

レン

言いたい事はちゃんと言わないと相手には伝わりませんよ?

アスマ

うっ···

アスマ

その····

アスマ

レンがっ

レン

私が?

アスマ

····お、俺とさ、

レン

アスマさんと?

アスマ

············

レン

···········?

アスマ

なっ

アスマ

何でもないっっ!!

レン

わっ!

レン

(ビックリした···)

レン

そ、そうですか····

レン

(私に何か言いたいことがあるのかな··?)

アスマ

(····くそ····言えねえ!)

アスマ

(俺ってこんなだったか?!)

レン

····えっと~、

レン

今日は取り敢えず

レン

アスマさんのおうちの前まで一緒に行きますね

アスマ

?!

アスマ

(立場が逆に··っ!)

アスマ

だ、大丈夫だ···

レン

え?

アスマ

一人でも帰れるから···

レン

えっ

レン

で、でも···

アスマ

大丈夫だからっ

レン

!?

レン

わ、分かりました···

アスマ

···········

レン

(何だろ···怒らせたかな···?)

アスマ

じゃあ、またな·····

レン

は、はい······

レン

············

レン

(何だろ···この感じは···)

レン

~~~っはぁ~····

レン

帰ろ···

レン

あ····アスマさんと同じ電車でした····

レン

·····うぅ

レン

一本遅らせよう··

カタンカタン カタンカタン

アスマ

······さ、

アスマ

最悪だ····

アスマ

(あんな態度取るつもりは無かったのに····)

アスマ

(あれだけ迷惑かけといて···)

アスマ

俺マジないわ~~~··

アスマ

(謝らないと····)

アスマ

あ···

アスマ

(しかも、自分ばっか電車乗って····)

アスマ

(レンを置いてきてしまった····)

アスマ

(同じ電車なのに·····)

アスマ

(うわぁ~~~)

アスマ

(マジで最低野郎じゃねーか俺!!)

アスマ

(もう嫌われていてもおかしくないレベルだ···)

リーーーン リーーーン リーーーン リーーーン

アスマ

!!!!!!

アスマ

(きたっ·····)

アスマ

(早速かよ···)

カタンカタン カタンカタン

レン

(結局····)

レン

(同じ電車の違う車両に乗ってしまいました····)

レン

(早く帰りたいし···)

レン

はぁ····

レン

今日は疲れる日でした···

レン

(···今後、アスマさんが苦労しない方法を探さなければ···)

リーン リーーン リーーーン

レン

·····近くに来たようですね··

レン

(そう言えば、アスマさんのお家にも結界を張らないと····)

レン

(まだ帰れないな···)

レン

(でもアスマさんのお家が何処だか分からない···)

レン

············

レン

(し、仕方ありません····)

レン

(アスマさんの後をつけるしか無いですね····)

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