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莉子

ただいま

莉子

って、誰もいないけど

莉子

なんか今日は久しぶりにほんと楽しかったなぁ

莉子

でもそれと同時に疲れたかも

莉子

明日もまた学校だし早く寝よう

ピピピ…ピピピ…ピピピ…ピ

莉子

うーん

莉子

今日はよく眠れたぁ

莉子

ん?連絡来てる…

莉子

誰から?

ひより

莉子おはよう!

ひより

りーこー?

ひより

起きてる?

ひより

今日学校だよー!

ひより

それで本題なんだけど

ひより

どうせ今日も教室に行ってもすぐ空き教室に行くんでしょ?

ひより

だったら最初から保健室来たら?

莉子

ひよりちゃんおはよ!

莉子

あぁーそれもいいかもしれない

莉子

でもそれだと逃げたみたいに思われて逆に教室に行きずらくなるって言うか

ひより

それはそうかも…

ひより

ひより

ならもし教室が嫌になって空き教室に行くくらいなら保健室に来なさい

ひより

いい?

莉子

うん。わかった

ひより

よろしい。じゃあまた後でね

莉子

はぁーい

莉子

今日は翔に会えるかな

女1

うわぁ。今日も朝から裏切り者のかお見ちゃった

女2

まじ最悪ー
みんなのために学校来ないで欲しいよねー

莉子

女1

可哀想に。私たちがこんなこと言ってるから傷ついちゃってなにも言えないのかしら

女2

それなぁ。まじうけるー

莉子

…ふっ

ばかじゃん。どれだけ能天気なんだろう。 仮にも元姫だよ? こんなんじゃ全然やられないっての

莉子

くだらな

莉子

早く行こ

ガラガラガラ…

クラスメイトたち

……

女1

あ、でねでね!

女2

なになにー?

いつも思うけどこの人たち私を空気扱いするの下手だと思うな もうちょっと上手くやればいいのに

莉子

……

そろそろあいつらが来る。 多分昨日よりもっとひどいことになってもおかしくない。

もしかしたらみんなの前で直接暴力をされるかも

そんなことになったらいじめが本格的に始まる

莉子

はぁ

こんな考えじゃだめだよね。 一旦ここを離れようかな

ガタンッ ガラガラガラ…

トコトコトコ…

莉子

はぁぁ

莉子

なんでこんなに弱くなってるんだろう…

莉子

ほんと嫌になる…

莉子

髪も直ったし

莉子

…そろそろ戻らなきゃね

トコトコトコ…

莉子

授業が始まる前だから誰もいない

莉子

そりゃそっか、直前にこんなとこ来るのは私くらいだもんね

莉子

な…んで? どうして?

神様は意地悪だ。 だって今1番会いたくない奴ら似合わせてしまうんだもん。

…そう。鳳来の幹部に

莉子

……

お願い。何も起こらないで。 早く通り過ぎて…

春樹

……

莉子

ほっ

ほっとしたのもつかの間彼らの足は私の前で止まった。

ドクンッドクンッと私の胸が激しく疼く。

なんで? なんでとまるの?

雅人

なに?怖くて顔も見れない?

莉子

和樹

そりゃそうですよね。
優月のことあんなボロボロにしておいて、合わせる顔もないもんな

透流

今もゆーちゃんのこといじめてるのってあんたでしょ

直樹

一体何がしたいんだよお前

だから違うんだってば

莉子

私じゃない

雅人

またそれかよ

雅人

じゃあ一体誰があんなことしたんだよ

莉子

あの子の自作自演

直樹

苦しまぎれもいい加減にしろよ!

透流

優しいゆーちゃんはそんなことするわけない!

透流

姫に戻りたいからってそんな嘘つくな!

莉子

…やっぱり信じてくれないんだね

もう私が何言っても信じてくれないなんてわかってるのにそれでも少しでもって、考える私がばかなのかな

優月

あぁ!いたいた!

優月

みんな探したんだから〜

雅人

優月?!

直樹

お前…

透流

ゆーちゃん!?

優月

え…

優月

な、なんでその子が…

直樹

優月大丈夫か?

本当にすごいよね。 私を見た瞬間ガタガタと足を震わせ、目には涙を浮かべている。

優月のその様子に慌てたように春樹と和樹以外のみんなは駆けつける

そして優月を連れてどこかに行っていった。

でも…

莉子

なん…で?

春樹と和樹は私の前からいなくならない。 やめてよ。これ以上なにかするんだったらあいつらと一緒にどっかいってよ

春樹

これ以上優月に関わるなよ

私を軽蔑するようなそんな冷たい目。 どうして信じてくれないのかな

莉子

なんでここまで言ってるのに信じてくれないの

春樹

じゃあ逆に聞くけどお前じゃなかったら誰がするんだよ

莉子

だからあの子の自作自演だって言ってるじゃん!

莉子

それにあんたらの姫になりたくて今の姫を妬んでる女子なんてこの学校に沢山いるでしょ!?

和樹

本当に馬鹿ですね。
優月があなただと言ってるんだから間違ってるわけないでしょう

2人が鋭い目で私を見る

あの子のために本気で怒っているんだ

やっぱりわかってても悔しいし悲しいな

莉子

何言ってるの!?
冷静に考えたらわかることじゃん!

莉子

なのにみんなはあの子のことを疑いもせず、頭ごなしに私をせめて

莉子

私の知ってるみんなはいなくなっちゃったよ

莉子

変わったんだね

春樹

はぁ?お前はバカか?

和樹

俺達は変わってません

春樹

そう。変わったのはお前だろ?

春樹

春樹

いや、元々最低なやつだっただけでそれを俺らに隠してたんだろ。

春樹

とにかくお前みたいに俺らのことをわかってねーやつがごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ

”元々最低なやつだった” その言葉が頭の中でリピートする

じゃあ今まで仲間とか言ってたのはなんだったんだろう。

元々最低なやつだったってどういうこと?

今のあなた達を1番わかってないのはあなた達なのに

本当のことを知ろうとせず一時の感情だけであの子に操られて 仲間だった私をなんの躊躇いもなく傷つけて。 私の言葉も聞こうともしないで

最低なのはどっち? ねぇ

どっちだと思う?

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