男
ったくあの野郎…俺がいないことをいいことに…
男
ムカつく……!殺したい
男
だが、俺が殺したら地位も名誉も台無しだ…
男
そうだ……あのメイドに殺させればいい。
プルルルルル
男
もしもし
メイド
はい
男
私だ
メイド
あの、要件は何でしょうか
男
私の妻と、愛人を殺してほしい
メイド
……………………
男
なに、安心しろ
男
私の命令に従えば報酬をやろう
男
まずは電話機の下にある引き出しに銃が入っている。
男
これで5万やろう
メイド
はい……………
男
よくやった
男
大丈夫だ、弾はしっかり入っている
メイド
……………………
男
次は、その銃を持って寝室へ向かってくれ。
男
これで50万だ
メイド
あの………私には無理です
男
止めたら報酬がなくなるぞ
メイド
…………分かりました
男
それでいい
男
寝室に行ったら私の妻と愛人がいる。
男
そこで撃ってくれ
男
これで300万だ
メイド
…………ですが
男
何だ
メイド
音が聞こえるのではないでしょうか………
男
その心配はない。
壁はしっかり防音にしてある。
壁はしっかり防音にしてある。
男
頼むぞ
メイド
うっ…………
3分後
バンッ! バンッ!
男
よくやった
メイド
…………っ
男
ありがとう
男
最後の頼みだ
メイド
……………
男
地下にワイン倉庫がある。
男
そこに妻と愛人の死体を置いてくれ
男
そうだな……3000万だ。
メイド
あの、少々お待ちください
メイド
メイド
あの………
男
何だ?ここでやめるとは言わせないぞ
メイド
あの………ワイン倉庫って何処ですか?
男
階段下にあるだろう
メイド
あの………うちはマンションなんですけど、ワイン倉庫なんてありますか?
男
え?
メイド
ん?
男
あの…お宅の電話番号は####-####で合っていますか?