あの日偶然出会ったんだ
声が優しい、関西弁のあの子。
俺が弾き語りしているのを、
褒めてくれたあの子。
pr
pr
目が見えない俺の
唯一の趣味だった
弾き語り、
すごいって、言って貰えた時は、
嬉しかったな、
それに、
pr
人と演奏する 楽しさも知れた
俺はいつの間にか
p‐のすけのことが、
“好き”
になっていた、
あの日
交わした約束、
pr
pr
ak
花火大会に、連れてってくれるって、
正直、この時花火とか知らなかったんだよね、
だって花火って、目で見るもの、じゃん?
親から教えられることもなかったな~、
それでも、君は
こんな俺にも優しくしてくれて、
ほんと、いい人、だよね
そして、花火大会当日
ak
ak
pr
pr
pr
ak
pr
ak
ak
pr
ak
ak
pr
pr
ak
pr
pr
ak
ひゅ~、っ
ばんばんっっ!
ak
ak
pr
ak
pr
pr
pr
pr
ak
pr
pr
pr
pr
ak
ak
数年後
ak
今日は、
あの日交わした約束を
叶える日、
prちゃんは、見事花火職人になって、
今日の、この夏祭りの
花火をあげる、
予定、らしい
そして俺はと言うと、
目の手術にも成功し、
今日この目で、prちゃんの花火を見る予定です!
ひゅ~っ、
ak
花火...、
ばんばんっ!
俺の目に映ったのは、
綺麗な黄色と黄緑のグラデーション、
そこから次々に、
色々な色の火花が空に飛び散って
真っ暗な空に色がついて
あんなに暗くて怖いと思っていた夜空が綺麗に見えて
すごい、と思えた
ak
ak
ak
ak
ak
でも、それが
俺が見た“最後”
の花火だった__。
pr
pr
ぐらっ、
pr
嘘やろ...、テントが...ッ
どしゃっ...、
こてちゃぁぁん!
かけてた~?
期待違いだったらごめん💦
では!
ばいば~い!
コメント
2件
うわぁ 最高です〜