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少し前の話……
私は中学3年の時すでに鳳来の幹部だった春樹たちと出会った
その頃は親戚のおじさん達からひよりちゃんの家に移った時。 つまりこの学校に転校してきた。
それで同じクラスで当時から有名だった春樹たちに全く興味を示さなかった私を気に入ったのか、幹部全員でよく私に絡んでいていた
それに根負けした私は少しづつ彼らに心を開いていった。
そして莉乃のことお父さん達、おじさん達のことも話時みんな黙って聞いてくれて、自分たちのことも教えてくれた。
みんなは私の話を聞いた上で仲間にしてくれた。 そんなみんなとこのままの関係が続けはいいと思っていた
なんでこんな浅はかな考えをしていたのか……
初めてだったんだ。 私たちのことを信頼して頼って仲良くしてくれる人が出来たのが
でもそれからしばらくしてそれ一気に崩れ落ちた。
私が仲間になって半年以上たったある日、もう既に悪夢のカウントダウンは始まっていたのだから。
そう、春樹が気に入ったといい転校してきた優月を倉庫に連れてきた。
透流
雅人
和樹
直樹
春樹
雅人
莉子
優月
莉子
莉子
優月
この時は純粋に女の子の友達が出来て嬉しかった。
でも…
それから何日かたったある日、その日はたまたま私と優月が遅れて倉庫に行っているときだった。
優月は人が変わったようになっていた
みんながいる時みたいになんて笑わなかった。 でもまだ友達付き合いに慣れていなかった私はそんな様子に戸惑っていた。
莉子
優月
莉子
具体的にわからないけどなにか嫌な予感が私を覆う
そんなとき無表情の優月がこちらを見た。
優月
優月
莉子
優月
優月
いつもより低い声に理解が追いつかない
莉子
優月
優月
そうケラケラわらいながら言う彼女が、いつも優しく接してくれる彼女とは思えない。 この子は誰? そんな言葉が頭を駆け巡る
莉子
優月
優月
莉子
優月
莉子
優月
優月
莉子
優月
優月
優月
そう笑いながらあるいて行く彼女の言うことを私は、本気にしてなかった。
みんながこんな子に落とされるはずがないと信じていたのだ
けど、みんなが優月に落とされるまでにそう時間はかからなかった。
雅人
優月
透流
雅人
直樹
透流
和樹
雅人
そんな会話をみんながしているのを部屋の端っこの方で1人本を読んでいる私。
少し前までは私もあの中にいたはずなのに、今は優月を中心にしている会話に私が入る隙間はない。
なんでだろう。姫は私のはずなのにまるで私のことはいらない存在。 そう言わているみたいで胸が張り裂けそうな毎日
直樹
莉子
莉子
ついでみたいに言われてるのは正直とても辛かった。 でもそんなこと言ったらみんなと亀裂が入ってしまうかもしれない。
そう思って言えずに平然を装っていた 今考えると私はみんなに依存していたんだと思う。 やっと出来た自分の居場所を失いたくなくて、また1人になるのが怖くて
春樹
莉子
春樹
そんな言葉だけの心配。 ねぇこれでもあなた達といて数ヶ月はたってるんだからそんなの簡単に気づけるんだよ?
莉子
そういって部屋を出て話しかけてくれる下っ端くんたちにかるく言葉を交わして倉庫の裏で1人泣き続ける。
みんなの前で泣くとめんどくさいやつそう思われてしまうかもしてないから。ただでさえ足元は崩れかかっているのに…
そう自分で崩さないようにしているうちにこれが習慣になっていた。
莉子
莉子
莉子
莉子。 そんなことない。 莉子がいらない子なんてありえないでしょ?
莉子
ねぇこんなことになっていつまで黙ってされるがままになっているの?
莉子が言えないなら私が代わりに行ってあげるよ?
莉子
莉子
だとしても!!
莉子
どこが?今の莉子は全然大丈夫じゃない!
ねぇだから私に任せて少し休みなよ
莉子
莉子
莉子… わかったよ。そんなに言うなら何もしないでも私には隠し事をしないで
莉子
下っ端
下っ端
莉子
莉子
下っ端
下っ端
莉子
莉子
下っ端
莉子
そしてその時が来てしまった。
その日も委員会があって私だけ遅れて倉庫に着いた。
でも下っ端くんたちはなにかいつもと雰囲気が、違っていたみたいで気になって聞いてみたの
莉子
下っ端
莉子
下っ端
莉子
莉子
コンコン
さっきの下っ端くんの言葉でいやなモヤモヤがどんどん大きくなる
春樹
莉子
莉子
莉子
そこには制服がはだけて顔や腕に痣が出来ている優月の姿があった
優月
莉子
莉子
雅人
雅人
透流
莉子
莉子
直樹
莉子
雅人
莉子
透流
透流
優月
優月
和樹
莉子
莉子
春樹
春樹
莉子
私はこの時理解した。 あぁあの時優月ちゃんが言ってたのはこの事だったなんて。
それに倉木さんは優月ちゃんの取り巻きの1人だったはず
はめられたんだ あの子に
直樹
直樹
莉子
優月
優月
優月
莉子
莉子
莉子
莉子
優月
雅人
透流
莉子
透流
雅人
直樹
莉子
和樹
和樹
春樹
莉子
莉子
春樹
いやだ。いや! それ以上は、お願いだから それ以上先は言わないで
春樹
春樹
優月
優月
みんなみんなそれでいいってことなの。 私を信じてくれない。
恋は人を変えてしまうってひよりちゃんから聞かされていたけど、そのことを優月ちゃんは知っていた。
そしてそのみんなの恋心を利用して私を追い出す。 みんなは操られていたんだ
仲間だった私より好きな人のことを信じちゃうんだ。
ねぇその子みんなに見えないように笑ってるんだよ?
でも私は姫を降ろされたら一体何が残るの?
私の存在する意味はなんなの?