○○)これは、遠い遠い昔のお話。 ある女子高生が、男子に恋をしてしまう話。
○○
お話はここまで。
あみの
えぇー?
子供を寝かすために本を読んでいた。 ○○。
○○
また、明日ね。
読んでいた本は、幼い少女が人間に化けている動物に恋をしてしまう話。
あみの
いいもん。私、彼氏作るもん。
いつから、あみのは、彼氏なんて言葉を知ったんだろう?
夫が教えたのかもしれない。 純粋だから。
夫は、幼なじみで、名前は……。 人気者で、明るくて、裏表のない人だった。
○○
それじゃあ、寝ようK……?
あみの
ぐ……(zzzz
○○
え?はや。(👀
○○
はぁ、さてと、仕事仕事!
こう見えても私は、バリバリのキャリアウーマンなのだ。
○○
よいしょ。
ファッションデザイナーだから、紙や書類をよく使う。そのために、貯めてきたお金で書類ケース等をありったけ買った。
○○
えっと……Bー3
取り出したのは、今、考案中の課題と書類。重なって出てきたのは、 『古い日記帳』。
○○
なんだろうこれ?
○○
ほこりで題名が読めない、
なんだか読みたい。 ファッションの事なんか忘れて、○○は、日記帳の一ページ目をもう開きかけていた。
今日中には、課題は終わりそうにないわね。