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大快晴の日は、気を付けてください。
こんな話が、ありますから────。
私の家は、貧乏で…いつも、借金取りのおじさんが家を出入りしていた。
サナ
レイ
お父さんは大手企業に務めているし、お母さんもパートで一生懸命働いてるのに。
借金取り
青い空、凄い大快晴の日なのに。 借金取りのおじさんのせいで台無しだ。
お父さん
借金取りの、大声。
そんなの、日常茶飯事だった。
お母さん
ガスッ!!
借金取り
借金取りのおじさんが、お父さんとお母さんを殴る。蹴る。踏み倒す。
借金取り
レイ
サナ
私は素早く首を何回も振り、お姉ちゃんは、怯えながら声を出した。
借金取り
レイ
サナ
わああああぁぁっ!!!
助けられなかった。
お母さん
お母さん
やめてよやめてよお母さんに酷いことしないでよ…
サナ
ダダダダッと、階段を一気に駆け上がる。怖くて、怖くて逃げた。
お父さん
お母さん
レイ
やだ助けてよ…
誰か
助けて
嫌だ
嫌だよ
お母さん…お父さん…。
嫌だよ…またお母さんが傷つくのやだよ…。
サナ
ドスドスドス!!!バタ ガチャン!!
レイ
サナ
やだよ、今すぐ助けたい
レイ
ガサガサと、机の引き出しをまさぐる。
……見つけた、私のカッター。
これで、助けられるね…。
遥
遥
遥
遥