TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

可愛くなれたら 3話

一覧ページ

「可愛くなれたら 3話」のメインビジュアル

可愛くなれたら 3話

1 - 可愛くなれたら 3話

♥

2

2019年07月12日

シェアするシェアする
報告する

チュンチュン...

岡本 千秋

朝..?目覚まし時計、鳴ってないよな?

5:13分

岡本 千秋

うわ、楽しみすぎて早く起きちゃった。

岡本 千秋

じ、自分の顔を鏡で..いや、まずは昔の写真を見よう。

ベットのそばのアルバムに手をかける。

岡本 千秋

うーん、ブスだ。

固くて短い髪、唇はカサカサしていて、目は一重で、肌は色合いが悪く、あまり外で遊んでいないのか死んだ人のように肌が白い。そして、頬にかかったニキビは、ガリガリといじったからか、赤く腫れている。

岡本 千秋

はぁ...

岡本 千秋

写真撮ってみてみよう。

バシャッ

岡本 千秋

えっ?

短いがサラサラな髪、唇はぷっくりと桜色で、大きなクッキリ二重は、まるで栗のようだ。肌は、綺麗な小麦色で、色合いもいい。頬にかかっていたニキビも、まるで何もなかったかのように消滅していた。

まるで別人なような自分に、びっくりした。

岡本 千秋

わた..し?

岡本 千秋

そういえば、勉強も運動もできるって言ってた。

岡本 千秋

教科書の、P72..あ、ここあまりの小数点いらないから小数第1位でいればいいのか..

岡本 千秋

すごい、わからなかった問題わかるようになった。

岡本 千秋

運動は..

ふと、ちらりとベッドを見る。ここで何かをしても、ふかふかだから落ちても大丈夫だろう。

岡本 千秋

後転、できるかな。

ゆらゆらとベッドに近づき、手を付き、くるりとかいてんした。...だが..

岡本 千秋

バッバランスが...っ

岡本 千秋

(やっぱり、ダメだ。)

ベッドの外に落ちて痛みに顔を歪める自分を想像し、ぶるっと震えた。痛みを覚悟した瞬間、体が勝手に動き、緩やかにカーブをした。

岡本 千秋

え...?

岡本 千秋

わっ私..痛く、ない?

岡本 千秋

...

自然と口角が緩むのを、自覚はしていた、が、止められなかった。

-学校-

カラカラ...

山本 耕太郎

えっ..?

竹内 友野

は...?

扉を開けた瞬間、楽しそうにケラケラ笑っていたクラスメイトの顔が驚愕へと変わる。

千秋をいじめていた友野と耕太郎は、目が飛び出そうなほどまん丸にし、まるでジュニアアイドルが目の前に現れた時の表情だった。だが、それは私にとって気恥ずかしいものだった。

花里 美麗

やったじゃん、成功したね。

岡本 千秋

うん...朝、勉強と運動もできるようになってた...

そう言いながら、席を座ると、ハッとした男子が、千秋に近寄り、

モブA

その声...千秋さん!?

モブB

えええ!?

クラスから驚愕の声が多々上がる。イスから転げ落ちているものもいる。

モブB

ひっ一晩で何かあったの!?整形!?メイク!?

岡本 千秋

と、特に何も。顔のマッサージしただけ..

竹内 友野

なっ...かっ可愛くなったじゃん。

山本 耕太郎

ハッハハハ..

岡本 千秋

....(今までいじめてたくせに。)

花里 美麗

今日、テスト返却日だし、体育がどこまでできるかの検定があるよ。いつも千秋さん、検定の日だけ休んでたけど、今日は出るの?

岡本 千秋

前は...た、体調が悪くて。

花里 美麗

じゃあ、千秋さんの活動見てるね、頑張って!

岡本 千秋

ありが、と。

去っていく美麗の背中に、もう少し話しかけたかったが、クラスメイトの軍団に阻まれ、結局、一人一人の質問に答える以外の選択肢はなかった。

岡本 千秋

つ、疲れた。精神が。

先生が一人一人にテストを配っているのを見て、今はテストだと気づいた。

岡本 千秋

うわぁ、嫌だな。いつもいつも、40点だもん。怒られるのか、今日も。

花里 美麗

はい、プリント。きっと、可愛くなったあなたなら、この程度の問題、わざと間違えない限り百点満点だよ。

岡本 千秋

そ、そっか。

花里 美麗

うん、どーぞ。

美麗からプリントを受け取り、問題文を一通り確認した。

岡本 千秋

(あれ..全部解ける。今まで勘でやってたのに。)

鉛筆は、スラスラ動き、まるで手と鉛筆が生き物のようだった。

岡本 千秋

...、(まだ授業始まって3分なのに。早い。どうしよ..)

黙々と悩んで行き、結局大人しく待つことにした。

この作品はいかがでしたか?

2

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚