ある日、ある国にお姫様がいました。
そのお姫様は「人間世界」に憧れを抱いていました。
いつか行けるのかな…そう思つていた時
彼女は、ある日不思議な老婆に出会いましてー…。
マリー
思わずため息が出てしまいましたわ…。
私はマリー。
リリー王国のお姫様。
リリー王国は私が住んでいる国で、自然豊かで気持ちいい。
そう…そうですのにー…。
マリー
マリー
お姫様の生活はそう簡単に甘くはなく
沢山のお勉強、習い事だって盛りだくさんで
最近は嫌になりすぎて、こうやって家の近くにある野原で過ごしてる。
マリー
ふと、小さい頃に読んでもらった絵本を思い出す。
あるお嬢様が、人間世界に行きたいと願い
謎の老婆に出会い、人間世界へと案内してもらう
そんな絵本だ。
まるで主人公が私と同じみたい。
マリー
その話の続きは
人間世界で出会った素敵な王子様に一目惚れして
思いが結び合い、ハッピーエンドになる。
マリー
そう、お屋敷に戻ろうとしたその時ー…。
老婆
マリー
誰かしら…そのお婆さんは…?
マリー
老婆
マリー
マリー
老婆
老婆
マリー
老婆
老婆
老婆
老婆
マリー
老婆
老婆
老婆
マリー
老婆
老婆
マリー
老婆
老婆
老婆
マリー
老婆
老婆
老婆
マリー
薬は、サイダーのような透き通った色に変な緑色が混ざっていた。
ど、毒物でも入ってるのかしらー…!?
老婆
老婆
老婆
マリー
老婆
マリー
ゴクゴク
マリー
い、意識が朦朧。
もしかして毒物が本当に入っててー…!?
マリー
マリーや。マリーよ。
聞こえているのか?
これからおまけのお望みした世界に案内する。
ここは暗闇だがー…まあ今はワープしている途中じゃ。
目覚めたら中央公園のベンチで寝ている普通の女子高校生になっておる。
家や他諸々は…まあ用意してないが
他は人間に助けれもらいなよ。
ほら、そろそろ着くぞ…
マリー
マリー
さっき、あのおばさまから声が聞こえましたが…
ポッケに入っていた鏡を取り出して、自分の姿を確認する。
マリー
マリー
本当にただの女子高校生ー…?
???
え…
誰?
???
???
マリー
???
棗
マリー
マリー
あ、マリーって名前じゃ、この世界だったらおかしいかな?
棗
棗
マリー
棗
マリー
私は電柱というものに入っているポスターを見る
そこには、「雨宮」と名前が書いていた。
マリー
仮名ですがね…
棗
マリー
棗
マリー
私はハッとする。
そうか、私はもうリリー王国のお姫様なんかじゃない。
普通の、ただの、女子高校生なんだー…!
マリー
棗
棗
棗
マリー
棗
棗
マリー
マリー
マリー
棗
マリー
マリー
棗
棗
マリー
マリー
マリー
棗
マリー
棗
マリー
棗
マリー
人間界に来て早速
ピンチ到来…!?
コメント
12件
続きまだー?
続きがあるなら凄くみたいです
ましゅさんの話めちゃ好きやわ。