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さつまいも

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橘靖竜
ユキノは悲劇のヒロインだった。
結婚2年目、子どもはなし。
旦那と同じく共働き。
朝早く家を出て、帰ってくるのは夜遅く。
ただし、夜遅い原因は仕事ではない。
不倫というやつだ。
ユキノ
玄関をそっと開けて家に入る。
時間帯が時間帯だから、寝ていると思ったのだが。
シンタ
暗闇の中から旦那が姿を現した。
ユキノ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
目も合わさずにすれ違う。
ふと、部屋に入る前にゴミ袋が放置してあることに気づいた。
ユキノ
ユキノ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノの中で何かが切れる。
それは実に簡単に、日常的に切れてしまうのだが。
ユキノ
ユキノ
ユキノ
シンタ
ユキノ
ユキノ
シンタ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
シンタ
シンタ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
シンタ
ユキノ
シンタ
ユキノ
ユキノ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
呆然とした様子で立ち尽くすシンタを尻目に、ユキノは自室の扉を開けるのであった。
そう、夫婦で使用しているのではなく、ユキノ個人で使用している部屋の扉を。
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ミノリカワ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ミノリカワ
ミノリカワ
ユエ
ユエ
ユエ
シンタ
ユキノ
ユエ
ユエ
ユキノ
ユキノ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエの言葉が合図だったかのように、タイマーがカウントダウンを始めた。
シンタ
口火を切ったのは、シンタだった。
ユキノ
シンタ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
ユキノ
ミノリカワ
ミノリカワ
ミノリカワ
ミノリカワ
そんなことが現実にあっていいのだろうか。
ユキノはあえて攻撃先をユエというMCに切り替えた。
ユキノ
ユキノ
ユエ
ユエ
不思議そうに首を傾げるユエの姿に、なにか恐ろしい影を見たような気がした。
ユエ
ユキノ
ユキノ
ユエ
ユキノ
ユキノ
ユエ
ユエ
ユエ
ユキノ
ユエ
ユエ
ユキノ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
ユエ
タイマーは淡々と進んでおり、ユエとやり取りをしている間に5分経過しようとしていた。
ミノリカワ
ミノリカワはそう言うと、急に地べたに膝をつく。
ミノリカワ
ミノリカワ
ミノリカワ
ミノリカワ
ミノリカワが取った行動は、謝罪という意味ではいたってシンプルで、もっとも分かりやすいもの。
土下座である。
それを眺めるようにして腕を組むシンタは、しかし何も言わない。
ミノリカワ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
シンタ
シンタ
シンタ
シンタ
ユキノ
ユキノ
ただただ過ぎゆくタイマーに、ユキノはある行動へと出た。
それが吉と出るか凶と出るか。
果たして――。
コメント
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何をするつもりだ?