父
父
父
由美
由美
父
父
私は、彼女を探して歩き続けた
いくら歩いても、歩いても
先は見えない、ここはどこなのだろうか?
冷たい白い粒が私の行方を眩ました
ーーーーーー
雪原
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ーーーーーー
4日前
父
彼女はいつもの様に無言で階段から降りてきた
父
由美
彼女は何も応えてくれない、
父
ため息をひとつ
コトン…と静かに温かいコーヒーカップを卓上に置いた
由美
父
賑やかな雰囲気を醸し出した朝を迎えるテレビ番組が
沈黙を切り裂く様にして田舎の木造住宅に響き渡った
父
父
父
由美
父
父
由美
私は、無心でガレージに向かい
大まかな動作でフロントの雪を払った
そして扉を開けて車に乗り込んだが、
車が動かなかった
父
父
私は再び車から降り、エンジンを確認した
エンジンを確認した…
ガチャッ
その時、彼女が身支度を終え外に出てきた
父
由美
私は、急ぎ足でエンジンの修復を行なった
5分後
由美
父
由美
父
父
由美
父
由美
ヴゥヴゥーン
その時、激しい唸り声をあげエンジンは調子を戻した
父
由美
父
由美
私達は、一言も喋ることなく車に乗り込み走り出した
車内には沈黙に冷たい風がまとわりつき、より一 層 寒さを感じた
…
続
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