彼に名前を呼ばれ、彼を見つめる。
当の本人はバッグに手を突っ込んだまま、固まってしまった。
、、、もしかして、プレゼントくれるん?
とか俺は思う。
、、期待した分落ちてしまうというのに。
そうなったらええなって。
だから何も悟られないよう、少し微笑んだまま次の言葉を待った。
紫央
、、、____。
彼が口を動かすと同時に。
キーンコーンカーンコーン、、、
紫央
、、予鈴、鳴ったね
橙樹
、、、そやな
何という事か。
タイミングがとても悪すぎる。
今日は俺の誕生日やないんかい。
橙樹
、、、で、どしたん?
砕ける覚悟で聞き直したが彼は目を背けながら
紫央
何でもない
とぶっきらぼうに一言。
、、、ホント、どうしたんやろか。
それからというもの。
彼は休み時間の度に何処かへフラッと行ってしまう。
俺が呼ぼうとするも、一足先に気が付いてダッシュで教室を出ていく。
昼休み、何とか呼び止めるのに成功しても
紫央
、、、さとみくんと食べてくるから
って言ってとうとう昼飯も一緒に食えなくなってしまった。
何なん!?俺なんかしたん!?
そう思っても思い当たる節がありまくりで逆に思い当たらない。
気付かぬうちに地雷踏んだかな、とか、、考えだしたらもうキリがない。
なら、誰かに相談を、、、
、、いや、A組いったらほぼ100%なーくんが居るだろうから行きづらい。
るぅとの居るかもしれない生徒会室に行っても、
黄神
面倒、、、すぐ僕頼るのは嬉しいですがやめてください
とか言われそうだし遠井さんに聞こうにも
遠井
学級委員の仕事サボりやがって。暫く話しかけないで
と、HRの後言われてしまったんだった。
、、、こうなったらもう、あの2人しかいないわな






