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『望岡きなこ』の名前さえなければ、アカウントは作れるはず。
そんな軽い考えは、たった数分で砕け散った。
あおい
あおい
あおい
あおい
そうは言うものの、あおいのアカウントが即消された理由は知れていた。
あおいが新しいアカウントで使った、アイコンの画像。 それが望岡きなこの作品だったのである。
あおいのした無断転載(むだんてんさい)は、他人の著作権(ちょさくけん)という権利を傷つける、犯罪的な行いだ。
アカウントを消されるのも、当然の事。
だが、あおいはそれが分からない。
人の作品どころか、人の名前まで勝手に使っている彼女は、既に自分と他人のものの区別もつかなくなっていた。
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
あおい
あおい
あおい
美紅
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
美紅
美紅
美紅
美紅
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
あおい
あおい
美紅
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
あおい
美紅
あおい
美紅
美紅
あおい
美紅
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
美紅
あおい
あおい
あおい
美紅
2人はフードコートを後にし、いの一番に、目当ての雑貨屋へ向かう。
曲名すら思い出せない、不思議なアレンジがされた音楽が、頭上から注がれるスーパーの中……
真っ白な店の明かりが、スマートフォンの画面の光を浴びた瞳を洗うように、きらめく店の中を突っ切る。
色とりどりの服が並ぶ、冬物のセールが始まったアパレルショップを、一店舗ずつ通り過ぎる度に、あおいの顔には笑みが満ちていく。
美紅
美紅
美紅
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
雑貨屋の前で、衆目(しゅうもく)も気にせず、二人は友情を確かめ合う。
そこで買ったおそろいのリップグロスは、セラーノベルにばかり気にかけていたあおいの心を、ほんの僅かにスマートフォンから引き離したのだった。
だが、結局の所は現実逃避(げんじつとうひ)でしかない。
次の月曜日の朝には、休日で得た満足感も、すっかり消え失せていた。
あおい
美紅
作っても作っても、アカウントは運営によって早々に消される。
アイコンの画像を変えても、すぐに消される。 1つ目の投稿は良くても、2つ目以降の投稿ができない。
そのループは、あおいの心を徐々に追い詰めていった。
あおい
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
あおい
美紅
あおい
美紅
あおい
あおい
美紅
あおい
美紅
あおい
あおい
あおい
乱暴に指を叩きつけた画面には、細かな文字がびっしりと、白い背景の上に並んでいた。
平素より、セラーノベルをご利用頂きありがとうございます。 この度は、アカウントが停止された件について、ご連絡させていただきました。
該当のアカウント並びに、今日に至るまでお作りいただいたアカウントですが、 著作権侵害(ちょさくけんしんがい)の恐れがあると判断し、 サービス利用規約(りようきやく)第12条に基づき、アカウント停止措置(ていしそち)を行いました。
つきましては、望岡きなこ様のアカウントを停止すると同時に、 同IPアドレスからの新規アカウント作成の受付を拒否(きょひ)いたします。 あらかじめ、ご了承くださいませ。
また何かご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。 セラーノベル運営担当
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
あおい
あおい
美紅
美紅
美紅
美紅
あおい
美紅
あおい
あおい
美紅
あおい
美紅
美紅
美紅
美紅
あおいは夢想する。
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
あおい
美紅
美紅
あおい
あおい
あおい
そんな根拠のない自信とともに、あおいはマジ小説の世界へ旅立った。
セラーノペルと同じように、小説投稿のページに自己紹介タグを付ける。
後は望岡きなことして自己紹介を投稿すれば、評価数はかつてセラーノベルで得たのと同じくらい、爆発的に増える。
……はずが。
あおい
あおい
マジ小説で初めてついたコメントは、あおいの想像を超えていたのであった。
ユーザー
ユーザー
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