じゃぱぱ
看護師
看護師
るな
病室に入ると、まだ目が覚めていないたっつんが目に映った。
じゃぱぱ
看護師
るな
看護師
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
"病気を治す"って大口叩いたくせに...
るな
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
るなの声が聞こえたが、それを無視し病室を出た。
じゃぱぱ
...泣くな
泣いてる場合じゃないだろ...
泣くな
...泣くな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
..."彼奴"の言う通りか...
「関係を深めるほど、立ち直れなくなる」
俺だって分かってた。
いつか、その日が来たら...
俺は泣くことしかできない。
立ち直れなくなる。
...人間な限り、無理じゃないかな、
大切な人が目の前から消えるのが、どれだけ苦しいか...
じゃぱぱ
目の前が暗い。
君が消えたら...俺はどうなるだろう。
俺は現実逃避に必死だった。
...君が消える未来を想像したくなくて
じゃぱぱ
俺は震えた声で君を呼んだ。
返ってくる訳無い......"はず"なのに。
『じゃぱぱ?』
じゃぱぱ
俺は勢いよく後ろを振り返った。
だがそこには誰も居ない。
じゃぱぱ
間違いなく聞こえた。
"君の優しい声が"
じゃぱぱ
俺は急いで病室へ戻った。
病室にるなの姿は見当たらなかった。
でも...
たっつん
目を覚ましているたっつんが目に映った。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
泣きたいけど、泣くことはきっと許されない。
君に心配をかけてしまうから。
俺は涙を堪えて唇を強く噛んだ。
たっつん
たっつんは何かはっとしたような顔でこちらを見た。
たっつん
いつもより穏やかな声で名を呼ばれる。
たっつん
じゃぱぱ
いつもの元気な君じゃなかった。
いつもより少し、穏やかだった。
じゃぱぱ
言われた通りにたっつんに近づいた。
たっつん
急にたっつんが身を起こした。
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつんの腕に俺は優しく包み込まれた。
...暖かい。
たっつん
じゃぱぱ
包み込んでもらえると全て忘れられた。
嫌な事も...全部。
...あと少し...
もう少しだけ...
じゃぱぱ
つい本音が漏れてしまった。
でもきっと君は...
たっつん
断ることなんかしないだろう。
俺の我儘を聞いてくれるのは...きっと...
"君だけ"なんだろうな。
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
呼ばれた気がしたのは、本当に呼ばれてたんだね...
お互いに...呼び合って...
るな
るな
じゃぱぱ
るな
たっつん
たっつん
るな
るな
たっつん
たっつん
るな
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
るな
たっつん
じゃぱぱ
ずっと続かないかなぁ、この時間。
でも時間は止まらない。
どんどん進むばかりで止まる気持ちすらない。
だからこの時間を、
"無駄にはしたくない"
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡1000
次回予告
Episode7『昔みたいな関係を』
だから俺はもう彼奴と仲良くする気は、
...じゃあ話してよ
少しでも良いからたっつんと話してよ
だから...俺はもう、
...少しくらい
少しくらいたっつんの気持ち考えてよ、!
友情の亀裂が戻ることは...
あるのだろうか。
コメント
5件
神作だよぉ…やっぱり星奈さんの作品は最高です…!いつもいつもありがとうございます…!
たっつん意識戻ってよかった〜!じゃっぴの呼んだ声で、起きるとかめっちゃ仲良いじゃん!次回が楽しみすぎです!続き待ってます!
初コメ失礼します!ずっと星奈さんの作品を見させていただいてます!今回も最高でした!無理のない程度に頑張ってください!応援してます!!