一覧ページ

タイムスリップを使って君を____。

第1話 - タイムスリップを使って君を____。

202

2019年12月01日

#タイムスリップ

#感動

#切ない

#命

恋雨❣

由芽

やっほー！湊ちゃん！

湊太

おっ、由芽おはよー

湊太

あれ？いつもと雰囲気違うね。

由芽

そうなの！髪の毛切ったんだ！

由芽

スッキリでしょ！？

湊太

うん！スッゲースッキリしてる。

由芽

そう言って貰えると嬉っ♪

由芽

さすが私の彼氏～

湊太

あははっ

湊太

あ、そうだ

湊太

今度神社でお祭りあるらしいけど、行く？

由芽

えっ！いいの！？

湊太

もちろんっ

湊太

その、俺も...

湊太

由芽と行きたかったし....///

由芽

んふふっ、ありがとっ✨

由芽

やっぱり湊ちゃんらしいやっ

湊太

その代わりっ！浴衣で来いよ！？

由芽

えぇー！？

由芽

やだ、恥ずい...

湊太

大丈夫大丈夫！似合うよ絶対。

由芽

そーお？

由芽

あっ！なら湊ちゃんも浴衣で来てよ。

湊太

えぇー、しょうがないな～(笑)

由芽

じゃあ、どうする？時間

湊太

あゆの公園で

湊太

7:30分に待ち合わせしよーぜ。

由芽

オッケー👍

由芽

待ってるからね！

湊太

はーい

由芽

お待たせ～！待った...？

湊太

あぁ、ぜんぜん。

由芽

なら良かったっ♪

湊太

てか、やっぱり浴衣似合うな///

由芽

そう、かな...？

由芽

湊ちゃんも似合ってるよ～

由芽

わりと。

湊太

ん！？わりととは！？

由芽

はは～、まっ！そこはおいといて...

由芽

行こっ！

湊太

うん！

へいらっしゃーい！

由芽

わぁー！射的もあるし！

由芽

金魚すくいも✨

由芽

あっ！焼き鳥もあるぅー✨

湊太

おっ、おい！あまりはしゃぐなよ

湊太

危ないぞっ

由芽

えへへっ～

湊太

その前に、花火があるから見てから屋台まわろーぜ、

由芽

うんっ！わかった！

ぼぉー(ーωー)

湊太

由芽？

湊太

由芽～！

由芽

あ、ごめんなに？

湊太

いや、どうしたの？

由芽

.....

由芽

こうして湊ちゃんと二人きりで来れてよかったな...

由芽

幸せだなっ

由芽

っなんて考えてたの...。

由芽

今日はありがとう。

由芽

連れて来てくれて。

湊太

なに別れるみたいな言い方してんだよ！

湊太

さ、さ！行こうぜ！

由芽

うん、でも私

由芽

い、嫌な...

湊太

....？

由芽

やっぱり、なんでもない。

湊太

そうか、行こ。

由芽の横顔は今も忘れられない、とても切ない顔だった。

湊太

どこいく？

湊太

射的？綿菓子？

湊太

それともー、

湊太

ってあれ？

由芽

湊ちゃん！

湊太

あ、由芽！

由芽は人の集団に飲み込まれ、姿を消した。

湊太

由芽！！

湊太

どこにいる！？

由芽

そ、湊ちゃんっ.....！

由芽

こっち....！

湊太

っ....？

湊太

っ...！

由芽は原っぱの崖にしがみついていた。

湊太

由芽っ...！

湊太

手、伸ばせ！

由芽

無理っ、放したら落っこちちゃうっ！！

湊太

っ.....

由芽

手のひらも痛いよ...

由芽

湊ちゃん...

由芽

私、ダメかも......。

湊太

っ、諦めるな！しっかりしろ！

俺はしっかりと由芽の手を握った。その手は最後だった。

由芽

ねぇ、湊ちゃん...

由芽

私、楽しかったよ？湊ちゃんと暮らせて。

湊太

なに、いってんだよ....

由芽

ありがとね...そう、ちゃん

由芽

じゃあね、

湊太

えっ？

ガシッと由芽は自ら俺の手を放した。

由芽

っ.......

湊太

由芽ぇぇぇー！！！！！

湊太

あぁ、由芽....

老婆

なぁーに、

老婆

大切な人の墓場かい？

後ろから、しわれた老婆の声が聞こえる。

湊太

っ！なんですか、急に....

老婆

まぁ、わしはちょっとした魔女でねぇ～…

老婆

タイムスリップをさせてあげられるんだけどー、どーお？

湊太

んなこと出来る分けないじゃないで...

老婆

どうかの？

その老婆の手には緑の液体が入ったビンがあった。

俺はなぜかそれが欲しくて欲しくてしかたがない。

湊太

それ、ください。

老婆

おぉ、その気になったかね？

湊太

はい。彼女を助けたいです。

老婆

ふーん、よろしい。

老婆

その代わり、必ず彼女さんを助けること。

湊太

はい！

老婆

あぁ、待て...

老婆

それから、タイムスリップ出来るのは３回までだからねぇ

湊太

分かりました！必ず！助けます！

老婆

じゃあ、戻りたい時間を言ってそれを飲むんだな。

湊太

20××年、7月12日の午後7:30分に！

ごくっ

由芽

湊ちゃん？

由芽

湊ちゃんっ...！

湊太

っ！

湊太

由芽っ！生きてた...

由芽

なに言ってんの、それより

由芽

浴衣どー？

湊太

う、うん、めっちゃ似合ってる！

由芽

本当ー？ま、行こ！

湊太

うん。

湊太

(よし、花火も終わった。次は...)

湊太

(そうだ、そもそもあの道に行かなければ！)

湊太

由芽、射的行こーぜ！

由芽

いいよ！

湊太

あっ、どっち行くんだよ？

由芽

射的こっちだよ？

湊太

(そっか、一本道だった...くそ)

由芽

湊ちゃん！！

湊太

っ！しまった！

湊太

由芽！

湊太

(また、姿が、消えた！)

湊太

あれ？由芽は！

湊太

う、うそだ...

湊太

(由芽が落ちてる...)

湊太

由芽ぇぇぇぇー！！！！！

老婆

お前さん、残念しょーですなぁ...

湊太

もう二つくれるんだろ！？くれよ！

老婆

あぁ、いいよ。

湊太

さっきと同じ時間へ！

由芽

湊ちゃん！

湊太

よし！行こう。

由芽

え、うん。

湊太

(花火も終わった。次だ)

湊太

由芽、手を繋ごうか。

由芽

えっいいの？///

ギュッ

湊太

(順調。)

ドスッ！

由芽

キャ！

湊太

なんだ！？

由芽

助けて！落ちるっ！

湊太

なんでこうなったんだっ！、

由芽

誰かに、押された....

湊太

頑張れ！助けるからっ！

ギュギュギュッ

湊太

ねぇ、由芽？俺さ、

由芽

.......？

湊太

タイムスリップしてきたんだ。

由芽

えっ？

湊太

なんで来たか分かる？

由芽

分かんないけど、本当なの？それ、

由芽

てかこの状況で...

湊太

実はさ、俺が来た世界ではお前、ここから落ちたんだよ。

由芽

えっ、

湊太

それから、墓場でおがんでたら

湊太

魔女が来てよ、タイムスリップさせてもらったんだ。

湊太

お前を助けるために、

由芽

湊ちゃん.....

湊太

もう2回目だよ....

湊太

で、使えるの３回までなんだ

由芽

もう、あと一回？

湊太

うん。それをさ、お前にやるよ。

由芽

えっ！なんで！？

湊太

俺が使うより、お前に使ってもらった方がいいから。

湊太

もう、由芽を死なせたくない。

湊太

だから、またなんかあった時はこれを飲んで時間を戻して。な？

由芽

湊ちゃん、分かった。ありがとっ

由芽

じゃあ、引っ張りあげて。

湊太

うん。

ブンッ！ザザー！！！

由芽

、助かった....？

由芽

あ、湊ちゃん！？

湊太

......

由芽

嘘、湊ちゃんー！！！！！

これで、よかったんだ。

由芽、これからも幸せにな。

俺は

天国で見守ってるから。

この作品はいかがでしたか？

202

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

恋雨❣

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

タイムスリップを使って君を____。

第1話 - タイムスリップを使って君を____。

作者の他の作品すべて見る

#タイムスリップの新着小説
一覧

関連するタグ

タイムスリップを使って君を____。

第1話 - タイムスリップを使って君を____。

作者の他の作品すべて見る

#タイムスリップの新着小説一覧

関連するタグ

#タイムスリップの新着小説
一覧