祖母が、アルバムを持って
病院にやって来た。
祖母
祖母
蒼太
祖母
祖母
蒼太
祖母
祖母
祖母
蒼太
俺の母さんと父さんは
俺が小さい時に離婚した。
祖母
蒼太
その写真には
黒くて長い髪で
麦わら帽子をかぶって
ワンピースを着た
太眉で吊り目の、
あの女の子が写っていた。
蒼太
蒼太
祖母
祖母
祖母
祖母
祖母
あれから時間は過ぎ、
俺は退院した。
学校の帰り道。
友達
友達
蒼太
蒼太
友達
友達
友達
蒼太
蒼太
蒼太
蒼太
祖母
祖母
今日は、祖母と2人で
母さんのお墓まいりに行く。
墓地についた。
外は相変わらず
蝉の鳴き声がうるさくて
暑さでむさ苦しかった。
蒼太
本当は、命日の日に来たかったけど。
お墓に向かって、手を合わせた。
祖母
蒼太
お墓に背を向けて歩く。
足を、止めた。
振り返る。
お母さん、聞いているかな?
蒼太
蒼太
お墓の前で
女の子が、ふっと微笑んだ
…ような気がした。
コメント
4件
この小説、実は小5くらいの時に 描いてた漫画をリメイクした もんですから、描いたときの気持ちは分かりませんねw
その発想は無かったです😳 そうなのかもしれませんね!
おおおおおおおおおおお 感動しましたあ。 ちょっと意味深ですね。 お母さんは、蒼太と話したくてわざと怪我負わせたのかなあ。 お母さんも、あの世の境にいたんでしょ!! まるで、来ることを知ってたみたいに‼️