主。
主。
主。
主。
At兄やMzと一旦別行動になった俺とAkは二人で休憩所まで行き、 誰もいない椅子に腰を落ち着ける
しばらく沈黙が続いた後、俺はAkに謝った
Pr
Ak
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Akの間違った回答はあえて訂正しないで、 俺はまだ思いを伝えていないからこそ許してもらえる距離で、 Akの肩に頭を預けて目を閉じた
Akはそれを体調が悪いと受け取ったのか、 優しく目を細めながら『でもね』と落ち着いた声で続ける
Ak
Ak
Pr
Ak
その本気で愛してくれる人がAkだったらええのに、なんて本音は口に出さず、 俺はいつも通りを装いながら彼と会話を繋いだ
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
普段と何一つ変わらない、 Akが張っている防衛線でもある『気にしないで』と言う言葉
いつもだったらその魔法の言葉でおとなしく引き下がるし、 Akだって俺を引き下がらせるつもりで言っているのであろうが、 今日はなんだかその防衛線を踏み越えてみたくなった
Pr
Ak
Pr
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
若干焦っているであろうAkにもたれかかって、 俺はAkのおかげで覚えた妖艶な笑みを浮かべながら彼に言った
Pr
Ak
俺が彼を夜の営みに誘う時以外に こんな表情をしているのに驚いているのだろうか、 Akは目を見開いて固まっている
Pr
Pr
俺はまだ硬直しているAkに寄りかかって、ニコッと笑った
Pr
体調が悪そうなPrーのすけのために彼を連れて休憩所に来たら、 彼はオレの『気にしないで』の防衛線を踏み越えてきた
オレの肩に頭を乗せているPrーのすけは、 オレに自身を抱いてくれと要求する時のような妖艶の笑みを浮かべていて、 オレの体はあの時の高揚を思い出しているのか少し熱くなる
“大好きなAtの弟で、大事な弟であるMzちの幼馴染” という関係性であるはずの彼が、 なぜだか普段より色っぽく見えてしまって戸惑った
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Ak
Pr
彼はオレの腕にギュッと抱きついて、上目遣いでこちらを見る
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
オレの言葉に彼はそう突っ込んで笑うが、 『At兄』と口にした時はやっぱり辛そうだった
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Pr
Ak
なんとなくPrーのすけと話が噛み合っているような噛み合ってないような 不思議な違和感があったが、その正体は今のオレには分からなかった
Pr
Pr
Pr
Pr
Pr
彼はそう続けると、彼の兄にそっくりな小悪魔的な笑みを浮かべて、 オレの耳元でちょっとだけ色っぽくささやいた
俺、Akのこと大事やから寄り添いたい。
Ak
オレは元々耳元で囁かれるのに弱くて、 それが好きな人だろうとそうでなかろうとくすぐったくて ちょっとだけ体がゾクゾクしてしまう
しかもその言葉が思いのこもったものであればあるほど 脳みそに直接響いてくる感じがして、 思考能力が低下して顔が真っ赤になってしまう
だからこそ、無意識に、でも思いを込めて こそっと言葉を囁いてくるAtやPrーのすけみたいなタイプは どうも厄介で心に引っかかりやすいのだ
Ak
オレの弱点をついて心のこもった言葉を囁いてくる彼の若葉色の瞳が ちょっとだけ“わざと”の入った嬉しそうで妖艶な輝きを持っていることに 気がつかないまま、オレの心臓は彼に翻弄される
Ak
そんなオレに気がついていないのだろう、 オレの反応を見て幸せそうに笑ったPrーのすけは、 これでもかと言うほど甘さたっぷりに囁いてきた
Pr
俺のこと、利用して?
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Prーのすけは最初よりは幾分かご機嫌になった弾んだ声色で、 オレのだいぶ前の誘いに返事をしてきた
Pr
Ak
Pr
彼はオレの腕にギュッと抱きついて 恋する乙女のような甘やかな笑みを浮かべながら、 YESでもNOでもない言葉を返してきた
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
Pr
Ak
Pr
わざわざ“デート”のところを強調して言ったPrーのすけに混乱するが、 彼もきっとその兄と同じく意味深な行動をしがちなだけなのだろう
Ak
Pr
拗ねたような顔でそんなことを言うPrーのすけに、 オレが以前同じようなことを言った時ににひっと恥ずかしそうに笑いながら 『Akだけだよ』と言ってくるAtを思い出してまた胸が痛くなった
Ak
息を詰まらせたオレを見てPrーのすけはしばらくきょとんとした後、 何かを察したのか悲しそうな表情を浮かべる
Pr
Pr
彼の言葉の意味を理解しかねている間に、 Prーのすけは『はあ』とため息をついて立ち上がった
Pr
Ak
Pr
Pr
Ak
Ak
いつも通りに笑って返したオレに Prーのすけはちょっとだけ不満げな顔をしたが、すぐに繕った
Pr
Ak
Pr
Pr
Prーのすけはくいっとオレの服の袖を引っ張った後 オレの肩に預けていたその頭をすり、とオレに擦り付けてくる
いつまでも俺がお子様やって思わん方がええで?
Ak
Pr
Pr
Pr
Prーのすけが言いたいことはてんで理解できないのに、 その若葉色の瞳には正体のよくわからない 熱い炎が燃えていることだけはわかる
Pr
Pr
Prーのすけはオレの耳元で先ほどと同じように甘やかに囁いた
今度のデート、楽しみやな?
Ak
恋する乙女のようにうっとりを目を細めてオレに微笑んだPrーのすけは 妙に色っぽくて、オレの下で甘く蕩けている夜の彼を想起させたが、 オレはその煩悩に塗れた映像をぶんぶんと頭を振って振り払う
そんなオレの姿を見たPrーのすけが、なぜか嬉しそうに微笑んだ
休憩所で絶対にAkの心を手に入れると決意した数日後、 Akと出かける前日に俺はAt兄の部屋の扉をノックしていた
At
Pr
俺がガチャリと扉を開けて室内に入ると、 そこではちょうどメガネをかけてレポートを書いている兄がいる
見慣れないメガネ姿で風呂に入った直後の手入れの行き届いた髪の毛を 片手で掻き上げ、カタカタとキーボードを叩いて作業をしているAt兄は 弟の欲目を抜きにしてもとんでもない色男だった
Pr
At
レポートの進捗を保存しノートパソコンから目を離した彼は、 椅子をくるりと回して俺の方を振り返り、足を組む
目の前の自慢の兄の一挙一動がいちいちかっこよくて色気があって、 俺みたいなガキじゃ到底敵わないことが悔しかった
Pr
At
Pr
At
At
Pr
At
Pr
At
At兄は大人びた笑顔を浮かべながら椅子から立ち上がり、 部屋の端っこに備え付けられているクローゼットを開ける
ずらっと並んでいるAt兄に似合いそうなちょっと大人な服の数々に 彼はざっと目を通すと、奥の方からいくつか服を取り出して 一つ一つ俺に合わせて全体の雰囲気を確認して行く素振りを見せる
しばらく大人しくしていると、満足げに頷いたAt兄が俺に手渡したのは、 白いプルオーバーのパーカーと落ち着いた緑のジャケット、 ベージュのチノパンの一式だった
At
Pr
At
Pr
At
At
Pr
At
俺のことを愛しそうに目を細めて見つめながら わしゃわしゃと俺の頭を撫でる
優しくてカッコよくて自分の自慢の兄である彼に、 本当はAt兄ばっかMzの前でカッコつけさせたくなかったなんて 当時のずるくて可愛くない自分の本音を素直に話すことはできなかった
だけど、そこまで考えて俺は改めて思い知る
さっきAt兄がMzのことを言及した時、 俺は『またか』と思っただけで全然苦しくならなかったし、 目の前の彼に対してとめどない嫉妬心が溢れることもない
でも、At兄を熱のこもった目線で見つめるAkを想像するだけで 胸が灼けるような痛みを覚えて自身の兄への羨望がこの身を焦がしていく
Pr
Pr
俺は不思議そうに首を傾げているAt兄をじっと見つめる
At
どっちにしろ俺の好きな人は、俺ではなくて カッコよくて可愛くてあざといこの男にその恋心を向けるのだ。
Pr
At
Pr
そう感謝の言葉を紡いだ俺にAt兄は優しい優しい笑顔を浮かべると、 俺の頭をよしよしと撫でて『いいんだよ』と言ってくれた
Pr
At
At
Pr
At
At
Pr
At
Pr
At
Pr
俺のツッコミを聞いたAt兄は、心底楽しそうに笑い転げた
At兄はしばらく一人でツボっていたが、 やがて気を取り直して目尻に溜まった涙を拭いながらいう
At
At
Pr
Pr
At
Pr
At
Pr
俺に笑顔で手を振ってくれたAt兄に俺も手を振り返して、 俺は明日に備えて足早に部屋に戻った後眠りについた
コメント
9件
おおおおおおおお…✨️ prちゃん、もう完全に…!!! これからどうやってakを堕とすのか めっちゃ気になる、!!! 自分で思春期男子って言ってる のおもろいwww atくんイケメンすぎるよ…✨️✨️✨️ もうatくんがmzちの話をしても 嫌な気持ちになってないの 成長してて好き♡ atくん…提出物w
メロっ!!えメロすぎない!?ぷりっつくんあざとぉぉ💞あっきぃくん堕ちちゃうよ!ぷりっつくん攻めるね😏これはデートもわくわくすぎる!!🥲 あとぷりの兄弟の会話も可愛い🥹あっとくんのメガネお風呂上がり髪かきあげは3種の神器なのよ…絶対ビジュいいやん!!あざといだけじゃなくてかっこいいもあるからまぜ太くんもあっきぃくんも好きになっちゃうんだよね…でもぷりっつくんもね!弟だから!その才能もってるよね!
兄弟そろってメロ男ですねぇ ... こりゃ誰でも堕ちるでしょう ( ? ) ak 堕とそうと頑張ってるprちゃん色男すぎます えっちですね 🤤🤤 ( は? ) メガネ&風呂上がりatくんさいきょーですねやばいです 😭😭 atくん提出物だしてなくて5から4に下がってるのがちでやってそうすぎて 笑笑 ファッション秒で組めるのいいですね ... atくんぽい ...