この作品はいかがでしたか?
207
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真菜
知らないうちに寝てしまっていた私。慌てて時計を手に取ると夕方の7時近くだった。
真菜
手に取ってた時計を下の場所へ置き、急いで台所へと向かって準備をしてる時だった_。
ピーンポン
突然なるインターホン
真菜
玄関へと向かいドアをゆっくり開ける。
真菜
智
智くんはニコニコと可愛い笑顔でそう言う。
真菜
私、すっかり忘れていた。
“真菜が1人の時はインターホンが鳴っても出たら駄目だよ?”
って言われた言葉を__。
智
キョトンって顔をしながら心配そうに言う智くん。
真菜
智
智くんには余計な心配かけたらいけないし…
真菜
智
真菜
智
真菜
智
真菜
そう返事をしたら智くんの人差し指が私の唇に触れた。
真菜
智
そう言ってすぐ離れる智くんの指。
一体何をしたかったんだか…?
智
真菜
智
和side
仕事帰り_
和也
雅紀が言ってた例の喫茶店へと足を踏み入れる。
マスター
和也
店の中を見渡すけど“櫻井翔”の姿は見えない。
……まだ来てないんか
マスター
和也
そう言って“フウー”と溜息をつきながら空いている席へと腰を下ろして、マスターの淹れてくれたコーヒーを飲んで一息を付いているときだった。
“カランカラン”ってドアに付いている鈴が鳴る。
マスター
マスターのその一言で櫻井翔アイツが来たことが分かった。
和也
俺は無言でそっちに顔を向けると櫻井翔アイツはフッて軽く笑みを浮かべて
翔
と言う。
俺にはその笑みは少し怪しげにも見えた。
和也
翔
和也
そう返事をしてその後着いた場所は人気の無い薄暗い場所だった。
…何なんだよこの場所
気味悪い
翔
そう言って俺の目をジッと睨みつけるように見る。
和也
ったく
まだ雅紀からこいつの弱みを聞き出してねーからなぁ…
翔
和也
翔
そう言って俺の胸ぐらを掴む。
和也
翔
和也
翔
和也
翔
こいつ本当にしつこい奴だな
和也
翔
和也
翔
和也
そう言うと少し黙り込んだ後、多少迷った感じで“分かった”と言った。
和也
俺はそう言い放って俺はこの薄気味悪い場所を出て、家へと向かった。
真菜
翔と、和が2人で会うだなんて…
智
真菜
智
真菜
智
真菜
翔、智くんと幼馴染だったんだ…
智
そう言って軽く笑みを浮かべる智くん。
智
智くんは何かを思い出したような顔をして自分の唇にちょこんって自分の人差し指を乗せる。
真菜
智
真菜
それって…、和が“ごみ”とか言ってビリビリに破って捨てたのだよね…
智
真菜
智
真菜
私は部屋に携帯を取りに行こうとしたとき思い出した。
“ほら、真菜の携帯も没収”
っと言われて和に没収された事を。
智
智くんはきょとんって不思議そうな顔を浮かべる。
真菜
智
“和に取られた”だなんて言えるわけないし
その時“ピンポーン”って玄関の方から聞こえたのと同時に、“真菜俺だ”と言う和の声が聞こえた。
ど、どうしよう智くんがここに居ることがバレたら絶対“お仕置き”されちゃう…
智
そう尋ねられ、軽く頷く。
智
智くんは暫く困ったように悩んだあと
智
真菜
智くんにそう聞き返すとふふって笑みを浮かべて…
智
真菜
不安げにそう呟くと智くんは“大丈夫”って優しく頭を撫でながら言ってくれた。
真菜
智
真菜
確かに、そうだよね、早く出ないと和に何か言われちゃうし、そんなのはもう嫌だもんね……
真菜
智
真菜
私はその後小走りで玄関へと向かってドアを開けた。
真菜
和也
真菜
和はいつも通りリビングへと足を運ぶ。
真菜
和也
真菜
和也
真菜
和也
和は私に向かってすごく疑いの目で見てくる。
ガチャッ
和はゆっくりとドアを開ける。
和也
真菜
リビングを見渡すけど、さっきまでいた智くんの姿は見えない。
智くん、何処いっちゃったのかな…
なんて事を考えていたら、和のポッケに入っていた携帯が鳴った。
和がめんどくさそうに携帯を手に取る。
和也
和也
なんの話だろう
そして和が電話を終えると
和也
真菜
和也
そう言って外へと出ていってしまった。
真菜
はぁ~ッて溜息をつきながらソファーへと腰を下ろしたとき、奥の方から“ガササッ”って音がした。
真菜
私は恐る恐る音がした方へ足を運んだ瞬間……
智
真菜
智
なーんて言いながらふふって軽く笑みを浮かべた。
真菜
智
智くん、そーゆー事だったんだ
真菜
智
そう言うと智くんは私の頭を優しく撫でる。
真菜
智
あれから直ぐ智くんが帰っていった数分後に和が帰ってきた。
和也
真菜
和也
そう言うと疲れてたみたいでソファーにごろんと寝転がった。
そしてちょっとして和の方へ近寄ってみるとスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていた。
真菜
こうして寝ているときの和はすごい可愛いんだけどなぁ…
なんて和の寝顔を見てふと思う。
真菜
そう1人でぼやく。
和也
真菜
さっきまで寝てたはずの和がいつの間にか起きていた。
和也
真菜
和にそう返事をして、和の元から離れようとしたとき
チュッ
真菜
和也
真菜
和也
和はそう言いながら、別に何もなかったかのような顔をしてて私1人だけ顔が赤くなっている。
あぁ…恥ずかしッ_//
コメント
16件
めっちゃ遅れた~ りんだよ!また名前変えた笑 サイコーだったよ!
お久!
最高‼︎ 楽しみにしてました〜