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私の前から消えて (番外編)

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私の前から消えて (番外編)

1 - 私の前から消えて (番外編)

♥

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2018年10月10日

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俺は小川(千春)を クラス全員でいじめてる

だって、反抗して来ないし 反応おもしれぇし笑

ストレスがあったら コイツに全部ぶつけていた コイツの弁当ぶちまけたりもした 昼は殆ど食べてない状態 笑

裕翔

ちゃんと綺麗にしろよ笑

男子達

おいおいトイレの水に顔面
押し付けんなよ笑

男子達

一層汚くなるぞ笑

千春

がはっ

千春

ごほっごほっ

裕翔

汚ねぇな。

キーンコーンカーンコーン

裕翔

ちっ。

裕翔

お楽しみはとっとかねぇとな?

男子達

そうだな笑

男子達

いこーぜ

千春

…。

放課後

裕翔

これ、よろしくー

男子達

あ、俺のも

女子達

あ、私達のも!

俺達はコイツに教室掃除を 任せる

というか、押し付ける

先生はめったに教室に 来ないからその分楽だった

裕翔

サボんなよー

男子達

よっしゃ!

男子達

遊ぼうぜ

女子達

私達もあそぼー!

千春

……。

千春

(…早く、終わらせなきゃ)

河川敷

千春

おーい。

わん!

男子達

じゃあなー

裕翔

おうー。

裕翔

…あれ?

裕翔

…なんだ
小川か。

裕翔

面倒いから帰ろー。

千春

はっはは笑

千春

くすぐったいって笑

わんわん!

裕翔

……。

俺は何故かその場から 離れなかった

遠くでも聞こえる 小川の笑い声。

千春

よーし。

千春

取ってこい!

わんわん!

千春

あっははは笑

千春

お前は足が早いな笑

裕翔

……。

可愛い。

不意にそう思ってしまう

普段あんな顔しないから

より可愛いって 思う

千春

明日も、何か食べるもの
持ってくるからさ

裕翔

(…食べるもの?)

裕翔

(……。)

千春

じゃあね。

わん!

裕翔

(やべ。)

裕翔

(見つかる)

俺は走ってその場から離れる

家に帰って

何故かアイツの事ばかり 考える

…食べるもの…か。

裕翔

…パン、あったっけ。

俺はパンと水を探す

裕翔

…あった。

裕翔

……。

裕翔

普通の食パンだけど。

裕翔

大丈夫だよな…?

次の日

俺は朝早くから学校に行く

誰もいない時を狙って アイツのロッカーに パンと水を置いた

俺は皆が来るまで トイレにいた

キーンコーンカーンコーン

裕翔

(あと、15分か。)

俺は教室へ向かった

すると。

千春

っ!

千春

……。

千春

…毒は、入ってなさそう。

裕翔

(疑ってんのか)

裕翔

(無理もねぇな)

男子達

何してんだよ!

裕翔

うぉ!

裕翔

観察してただけだよ

男子達

なるほどなー

男子達

って

男子達

お前、何持ってんの?

千春

っ!?

男子達

生意気。

千春

ち、ちが。

千春

入ってたの…

男子達

は?お前にそんなもん
あげるやつなんていねぇだろ?

女子達

なになに?どうした?

男子達

パンと水。
コイツのロッカーに入ってた

女子達

え、まさかお昼ご飯?

女子達

うわー、悲し。

千春

…違うのに…

男子達

うるせぇな

裕翔

(まずい!)

裕翔

なぁ、それ
俺にくれよ

裕翔

お前が持っててもしょうがねぇだろ?

裕翔

俺が代わりに捨てるから

男子達

さっすがぁ!

女子達

よろしくねー

裕翔

おう。

千春

……。

裕翔

(悪い。)

裕翔

(けど、ちゃんと渡すから)

放課後、俺は走って あの河川敷へ行く

パンと水を持って。

裕翔

はぁはぁ。

裕翔

良かった。

裕翔

いない。

裕翔

あ。犬。

グルルル

裕翔

……。

裕翔

ほらよ。

言い忘れた。

俺河川敷行く間に 百均でお皿買ったんだ

そのお皿に 水とパンを浸す

もう1つのお皿に水を入れる

裕翔

……じゃあな

わんわんわん!

お腹が空いてたのだろうか

パンに食らいついている

裕翔

あ、やべ。

小川が来た

俺は走って隠れる。

裕翔

…大丈夫だよな?

千春

…これって。

千春

今日の…。

千春

誰が。

裕翔

(俺だよ)

千春

…せっかく持ってきたのに。

千春

明日にしよう。

裕翔

……。

わん!

千春

ははっ笑

千春

可愛い。

千春

…暑いな。

千春

…脱ごう

裕翔

(!?)

裕翔

(脱ぐって言ったか?)

裕翔

(って、こっちに来る!)

俺は河川敷のトンネルの 端っこに移動する

千春

ふぅ。

千春

案外、制服って暑い。

わん!

裕翔

…。

裕翔

(知ってたよ?)

裕翔

(流石にタンクは着てるって)

裕翔

(いやいや期待してないからな?)

裕翔

(ラインがエロい。)

千春

うわっ

千春

ちょっと

千春

服の中に入ってこないの

わん!

裕翔

(服の中!?)

千春

…暖かい。

千春

直接肌に触れた方が
暖かいんだね。

わん!

千春

……けど
ごめん

千春

私、帰らなきゃ。

千春

ご飯、作らないと

千春

ばいばい

わんわん!

裕翔

(…親が仕事なのかな。)

俺は小川が帰る時を見計らって 俺も家に帰る

裕翔

…笑顔、可愛いな。

裕翔

……。

裕翔

明日も、行こ。

次の日

あれから俺は小川に なにかする事は無くなった

というより、する気になれない

本当は守ってやりたかったけど

怖い

だから影で見守った

今日も河川敷へ行く

が。

裕翔

あれ、いない。

裕翔

おかしいな。

次の日もその次の日も アイツは河川敷に来なかった

裕翔

……なんだよ。

裕翔

寂しいじゃん。

裕翔

俺は、犬に餌あげてる
だけかよ。

裕翔

一緒にあげたい。

裕翔

な?

わんわん!

裕翔

…ありがとう

裕翔

俺、帰るね

裕翔

じゃ。

わんわん!

裕翔

ははっ。

裕翔

元気だな。

俺は帰りに スーパーに寄る

犬用の食べ物を買おうとした

けど

アイツと一緒に 買いたかった

明日、言おう。

次の日

男子達

あの犬と死ねば?

そう。

それがきっかけで 俺は彼女を守りたい

もっと早く

言えばよかった

千春

…じゃ、行こうか。

裕翔

!?

裕翔

(やめろ!)

裕翔

(死ぬな!)

裕翔

はぁ、はぁ

千春

きゃ!

俺は咄嗟に千春の 腕を掴む

裕翔

なにしてんの?

千春

……。

俺はあえて キツイ言葉をかける

簡単に死ぬな

という意味を込めて。

好きだよ

千春。

裕翔

…じゃ、帰ろ。

千春

…うん

俺は家に帰って

お風呂に入り

千春が作ってくれた ご飯を食べる

それはとても美味しかった

もう一度食べたい

そして俺は決意した

千春を守ろう。

次の日

俺は千春と一緒に学校へ行く

もう、うんざりしていたから 俺に刃向かってきた奴らを 全員ぶっ倒した

裕翔

……。

裕翔

(流石に、キツかった)

裕翔

千春。行こう

千春

…うん

体育館裏

裕翔

お前、家はどうなの?

千春

ど、どうって。

千春

…楽しいよ

裕翔

嘘。

裕翔

もう、嘘つくなよ

不意に、ギュッと 抱きしめた

温もりを感じて欲しかった

お前の居場所は ここだと

教えてやりたかった

裕翔

……。

裕翔

千春。

千春

っ!

千春

う、うぅ…。

裕翔

泣いて。

裕翔

俺だけの前で

泣いてる千春を俺は ただただ抱きしめる

裕翔

…。

千春

う、うぅ。

千春

わ、わだじね

裕翔

うん

千春

うっ、家で

千春

虐待、ざれてるの。。

裕翔

……。

裕翔

じゃ。

裕翔

俺が何とかする

千春

…ほ、ほんと?

裕翔

ぷっ。

裕翔

ひでぇ顔。

千春

う、うるざい!

裕翔

ほら、ティッシュ

裕翔

鼻かめ。

千春

…女子かよ。

裕翔

あ?

裕翔

違ぇし

裕翔

たまたま貰ったのー。

千春

……。

千春

ありがと。

裕翔

おう

俺は警察に連絡する

そしたら

その親達は 精神が安定しないから

病院に入院する事に

安定したらまた 戻ってくるらしい。

俺の親に相談して

しばらくの間 千春を俺の家に泊める事に した。

千春

…ほ、ほんとに?

裕翔

ほんと。

裕翔

…今日、一緒に寝るから

千春

え!?

千春

い、いいよ。床で。

裕翔

いいよ

俺達は風呂や夕飯が 終わるとすぐに 部屋に行く

千春

…ありがとう

裕翔

…なぁ

裕翔

明日さ

裕翔

あの犬に餌買わない?

千春

え?

裕翔

金は出すから。いいよ

千春

い、いいよ。そんな。

裕翔

いいから

裕翔

俺がしたいの

千春

……うん。

裕翔

なぁ

千春

ん?

裕翔

好きだよ

千春

…。

裕翔

好きだ

千春

……。

裕翔

大好きだ

千春

っ!

裕翔

俺と付き合って

好き。

たった2文字なのに

こんなに緊張するなんて

千春

私も。

裕翔

!?

裕翔

(私もって言った?)

裕翔

(…めっちゃ嬉しい。)

裕翔

良かった

裕翔

ギュ)寝る

裕翔

おやすみ

千春

おやすみ。

俺は千春が寝たと思った

その時

俺は千春の柔らかいほっぺに 手を当てて

そして 千春の柔らかい唇に

キスを落とす

千春。

大好き

作者です!

私の前から消えて(一話完結) と 私の前から消えて(番外編)

セリフの順番を間違えてしまいました 🙇💦

それにも関わらず ❤ありがとうございます!

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