ミサ
ミサ
ユウト
ミサ
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
私がずっと待っていた言葉への期待に胸が高鳴った
二時間後
ピンポーン
ミサ
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
一時間後
ミサ
ユウト
ミサ
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
翌朝
ミサ
ミサ
ミサ
シャー……
ミサ
ミサ
ミサ
ミサ
ガチャ
ユウト
ミサ
ミサ
ユウト
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウトは困ると少し眉が下がる
その顔が好きで時々わざと困らせたりした
困り顔だけじゃない。笑うとクシャってなる笑顔も
――全部全部好きだった
ユウト
ミサ
いつもならずっと見ていた困り顔だけど今日は違う
何かが動き出す予感がした
きっと私たちにとってそれはとても大切なこと
ミサ
ユウト
ミサ
ミサ
数時間後
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
ユウト
ミサ
血のように真っ赤に広がる世界に背中がゾクリとする
ユウト
ミサ
ユウト
ユウトが指さす先には一輪だけ白い彼岸版が咲いていた
ユウト
ユウト
ミサ
突然視界が揺らいで目の前のユウトがぼやけ始める
ミサ
白く光って消えゆくユウトに手を伸ばす
ユウト
ユウト
ユウト
ミサ
ミサ
ユウト
ミサ
濡れた瞼を開けると、彼岸花達が私を優しく迎えてくれる
そうだった。彼はもう……この世にはいない
恋人になって3年目の記念日の夜、
私のマンションに来る途中の事故だった
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
見知らぬ男性
同い年くらいの見知らぬ男性が顔を赤くしながら
私にハンカチを差し出してくれる
ミサ
ミサ
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
ミサ
ミサ
見知らぬ男性
訪れることのなかったあの時間を何度も何度も繰り返して
困らせていたんだろうな、あの人のことを……
ミサ
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
見知らぬ男性
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
見知らぬ男性
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
見知らぬ男性
いつまでも君を思っている。また会う日までどうか幸せに
ユウトがそんな風に言っている気がした
見知らぬ男性
ミサ
見知らぬ男性
ミサ
ミサ
見知らぬ男性
見知らぬ男性
見知らぬ男性
ミサ
いつかまた会えたら、胸を張って伝えたい
……とても幸せな人生だったよって
プレゼント……ちゃんと受け取ったよ、ユウト
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