私のバイト先である、駅前のアイス店に青井くんが来ました。何故なら、私がここでバイトしていることを教えたからです。
私
青井
私
私はカップにアイスを分け、青井に渡しました。
私
青井
私
青井
私
青井
青井
青井
私
私は青井のその話に あまり興味が湧きませんでした。 人を殺す予定は私には ありませんから。
━━私は人を殺すつもりはありませんでした。 生き物を殺すことが楽しくても 人は殺さず生きていくと 思っていました。
***
この日私は山に猫の死体を 捨てにいきました。 黒いビニール袋に詰めて、口を固く結びます。そしてリュックに入れて、山道を歩いてます。
すると向こうから男性がやって来ました。私は内心で驚きました。こんなところで人に出くわすとは思っていなかったからです。
男性
私
苦し紛れの言い訳が気にかかったのか、男性はさらに聞いてきました。
男性
避けようとする私のリュックを半ば引ったくるように奪った男性は、中身を見て驚き、後退りしました。
今いるところは崖に沿うように できた道で、私は今突き落とさなければ、と思いました。だって、猫の死体を見られてしまったの ですから。
私は男性の背中を思いきり押して、崖から突き落としました。 落としてからすぐに男性が崖にぶつかりながら、地面に激突し、潰れる音が聞こえました。
人間の体に水分が多いせいでしょうか、車に引かれ潰れたカエルを連想させる音ようなでした。
そうして私は人を殺したのです。 心は平然としていました。 しかし後から、自分が間違いを犯したと悟りました。 一度起こした殺人は取り消すことはできないのです。
━━その後、青井が車を運転して山道を登ってきました。 私が電話で呼び出したからです。
こんな山道で人を 殺すつもりがなかった私は 他に考えが思いつきませんでした。 ほおっておけば死体は じきに見つかるでしょう。 騒ぎにもなります。
私
青井
私
青井
そう言って、青井は私に死体の足のほうを持ち上げるよう指示すると、あとは馴れた様子でトランクに詰め込みました。
私
青井
私
青井
私
青井
そんな風に話していると、いつの間にか気持ちが軽くなっていることに、自分で驚きました。
そしてその後は何事もなく 青井の言っていたように地下室へ死体を隠しました。
死体は、粗末なビニールシートでぐるぐる包みました。 苦悶の表情を浮かべた死体はもう何も喋りませんでした。
***
あれから何事も無かったように日常を過ごしています。
今は苺と瑛太くんと一緒に いつもの食堂で お昼ご飯を食べているところです。
苺
瑛太
苺
瑛太
そんな話をしていると瑛太くんが思い出したように言いました。
瑛太
苺
瑛太
そういえばあれから数日間、青井の顔を見ていないなと思い当たる。
苺
私
苺
瑛太
そっか、私はぼんやりしているのか 覚えておこう
私はこの時まで 呑気にそんな事を思っていました。自分がもうすぐ殺されると 分かっていたなら どんなことを考えたでしょう。
コメント
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なんか一回更新したんだけど読めなかったんだよ...。アプリが停止してさ。だから白紙から書き直すことになって再び投稿し直しました。ダアァァー!(´;ω;`)