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9 - ずっと友達だよ

2024年12月15日

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あやめ

んぐぅ〜…ん?ここは?

真希

やっと起きた!!

目を覚ますと、そこはいつもと変わらない教室だった。

目の前に親友の真希がいた。

あやめ

真希!!

真希

なに?

私は真希に抱きつく。

女子高生1

あらあら、ラブラブね。

女子高生2

幸せそうで何よりです。

真希

そんなんじゃないってば。

あやめ

すんすん、すんすん

真希

匂いを嗅ぐな!!

そんな私たちの近くに一人の女子生徒が近づいてくる。

美音

ねぇ、二人とも朝にも言ったんだけど…。

あやめ

美音…。

そう言おうと思ったら、教室から誰か入ってきた。

校長と大島先生だった。

教室はざわついてた。

校長

えー、皆さん、お静かに。誠に残念なことに大島先生は一週間後に私情により、転勤となります。また彼女の娘である美音さんも転校となります。それまで、仲良くして過ごしてあげてください。また、後任に就きましては後々お知らせ致します。では、先生どうぞ。

大島先生

皆さん、そういう訳なので急でごめんなさい。あと一週間ですが、よろしくです。

こんな感じで午後の帰りの会は終わった。

真希

なるほど。

あやめ

朝に言ってたってこれかぁ。”もう少しで別れる。後悔しないでね”、だっけ?

美音

うぅ

あやめ

じゃあ、後悔しないために言っておく。ごめんね。

美音

いいよ。

真希

あら、二人ともやけに素直じゃない。

私たちは仲良く家を帰ることにした。

そ し て 、 一 週 間 後 ・ ・ ・

ついに私たちは別れる時が来た。

美音

二人とも今までありがとう。楽しかった。

大島先生

私からもありがとうね。

真希

何言ってるの。私たちは…。

あやめ

ずっと友達でしょ?

美音

うん

真希

だよね

そう、私たちはずっと友達。

たとえ今ここで離れたとしても、いつかまた会えることを信じて。

そしてその後も私と真希は学校生活を共に仲良く過ごした。

美音とも二人それぞれ文通している。

彼女も向こうで何も無く過ごしているようだ。

もちろん、大島先生も。

あやめ

おはぐろさん、こんな日々を送れるのはあなたのおかげかもね。

真希

ん?何か言った?

あやめ

別に

どこかでおはぐろさんの声が聞こえてきそうだ。

眩しい太陽に照らされて私たちは今日もいる。

おわり

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