ミミ
よぉーい
ダッ! 私は本気で走った。少し振り返ってみたが、やっぱり幼稚園児だ、遅すぎる。鬼ごっこと言うよりは、ランニングかなぁ笑笑
雪菜
ハハハ、おっそ!そんなんで追いつけるのぉ?
ミミ
ぅう!いじめないでよぉ!
ミミ
ハァ……ハァ、ハァ…ハァ……
雪菜
もうあの子遅すぎるから歩こ!
ミミ
え?あるくの?
雪菜
だって遅いんだもん。じゃあ何?私がすごい速さで走って私のことを見失っちゃったらどうするの?
ミミ
うるさいなぁ!いいよべつに!
雪菜
ハハハ、こんなんじゃこの1時間は私がもらったね。!
ミミ
ムー!
あ、そうだったおねぇさん!言い忘れてたけど私は死んでる子供だから体力とかないからね。
雪菜
え!?さっき息切れしてたじゃん!
ミミ
まぁそういうことは時々言うけれど実際は疲れてないからね
雪菜
ふーんまぁ最初は楽だから大丈夫っしょ!
ミミ
そうだね。
ミミ
ちなみに私が最高に速くなると……おねぇさんとだいたいおなじくらいのはやさになるよ
雪菜
え!?
雪菜
嘘!?
ミミ
なんで嘘なんかつかなきゃならないの?
ミミ
ま、頑張ってよね。
ミミ
この町はとっても広いの!範囲なんて決まってないよ。どこまでも続いてる!
雪菜
本当!?
ミミ
うん!
雪菜
私がどこまで逃げても探せるシステムとかないよね?
ミミ
ないよ?それがあったら最後のほう地獄じゃん!
雪菜
アハハ…
ミミ
どれくらい時間たったかなぁ
雪菜
さぁね
ミミ
私、おねぇさんのこと絶対捕まえてやる!
雪菜
はいはい…
雪菜
ふぅふぅ……
ミミ
ねぇ!ミミ速いでしょ!
雪菜
ふ、ふん!まだ全然追いつけてないし!頑張ってね!ミミも!私に追いついてごらん!
そろそろ身に危険を感じた私は、スピードあげ、ミミの姿が見えなくなる場所まで走った。
ミミ
あれ!急に速くなっちゃった!まぁいいや!絶対後半見つけてやるんだから!
雪菜
ハァ…ハァ…こんくらい来れば!
後ろを振り返ってみると、ミミの姿はなくなっていた。
雪菜
ふぅ!
雪菜
あ!時間!これで六時間経過したの?まだ全然進んでない!もう半分くらい言ったと思ったのに!
ミミ
わぁ!速くなった!
雪菜
え!?