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すごく素敵なお話で一つ一つの言葉で心を掴まれた感じが...笑さやさんのお話待ってたのですごく嬉しいです!!!!! 続きも楽しみにしてます✨✨
とある港の近くに住む女の子。
6歳ぐらいでしょうか?
海辺で貝殻集めを楽しんでいます。
女の子は海辺に落ちていた
透明で透き通った小瓶を拾いました。
少し考える素振りをしてから
さっき見つけた真っ白な貝殻を
二つ、三つほど小瓶に入れました。
そしてポケットから
小さく折りたたんだ紙を一枚。
ひろってくれたあなたへ
見つけてくれてありがとう。
わたしね、かいがらあつめがすきなんだ!
あなたはすき?
きょうわたしが見つけた
まっ白なかいがら、あげるね
あなたにいいことがありますように!
うみがだいすきなおんなの子より
女の子は、その小さな手紙を
そっと丸めて小瓶に入れました。
コルクで瓶に蓋をして
中で眠る小さな貝殻たちを見つめました。
そして、女の子は波打ち際にしゃがみ
そう小さく呟いて
海に流しました。
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波に揺られて
小瓶が旅をする
何処までも何処までも
誰かに届くまで。
誰が拾ってくれるかなと
小さな期待を乗せて。
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