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コメント
14件
時差コメ失礼します…! やっぱり、最高すぎる…、 虹椿さんの作品を読んでると普段は知れない新しい知識とかも頭に入ってくるし、私が大好きな展開になりすぎている…!mzくん綺麗になりすぎたのか…。これからどうなるんだろう…?楽しみです!
シンデレラの最新話…尊い…♡ もう悔いはないです… ktytgおめでとー!!! atmzも良い感じに… って思ってたら、なんだあいつっ!? 綺麗になったと思うなら、 素直に可愛いって言えば良いのに…! ちょっと考察してい…? 自信ないんだけど…
シンデレラきたぁぁぁぁぁ!!!まーじで楽しみにしてたァァァ😭ちぐさくんあざとすぎるよ!!絶対かわいい!もう断言出来る!けちゃくんも結ばれた瞬間リードしてる感じかっこいいしでもふわふわな2人だから甘々で最高🤤あとまぜもこれはうふふな展開とか思ったらまぜ太くん大ピンチすぎない!?せっかくあっとくんのために綺麗になってるのに!!あの二人殴r…(失礼しました)続き気になるぅぅ!
主。
主。
主。
主。
AtくんとMzたんが退場したサロンの一角で、 おれは真っ赤になってる大好きなKtyの綺麗な空色の瞳をじっと見つめていた
Tg
Kty
Tg
少し固まった後こくんと頷いて顔を赤くしながら そっぽを向いてしまったKtyに笑いながら、 おれは改めて自分の思いを彼に伝える
Tg
Kty
Tg
Tg
Tg
Kty
Tg
Tg
おれは恥ずかしそうにしているKtyの手をぎゅっと握って、 少し上目遣いをしながら大好きな彼の綺麗な瞳をじっと射抜く
Tg
Ktyが教えてくれた可愛い角度でこてんと首を傾げて見せて、 顔を熱くしながら丸くて大きくて可愛いから活かすべきとKtyが言ってくれた 自分の瞳をうるっと少しだけうるませて彼を見る
Tg
Tg
頭の中ではどんなに計算をしていても、 ほっぺたは勝手に真っ赤になるし声も意図してないのに震えてしまう
Tg
Tg
おれは恥ずかしくて暴れ出しそうな心臓を抑えながら、 すうっと息を吸い込んでKtyへの気持ちを全部込めて告白の言葉を口にした
おれが主人公の物語の、おれだけの運命のヒーローになってよ。
おれが放った言葉を一文字もこぼさずに聞き届けてくれたKtyが 息を呑む音がして、その場にはドキドキした空気が流れる
Ktyからどう返事が返ってくるのか予想できないおれの緊張が 最高潮まで達した時、静かな空気をKtyの声が震わせた
Kty
Kty
彼はそんなふうにおれの愛の告白をプロっぽく褒めるけれど、 その瞳に揺れているのはただの職人魂だけじゃなくて、 ほんのちょっとだけ期待をしそうになってしまう
Kty
震える声でそう告げる彼の綺麗な声を通して、 彼の熱や鼓動が伝わってくるような気さえしてくる
Ktyの問いに対しておれが素直にこくんと頷くと、 彼は誰よりも嬉しそうに微笑んでおれの告白に返事をしてくれた
Kty
Tg
Kty
聞き慣れたはずのKtyの口癖が今はどうしようもなく嬉しくて、 おれはあざとく振る舞うのも忘れてKtyに思いっきり抱きついてしまった
Kty
Tg
ぎゅーぎゅー大好きな彼にくっついてそういったおれに、 Ktyは優しい笑顔を浮かべながらいう
Kty
Tg
Kty
Ktyはおれの体をぎゅっと自分の方に引き寄せて、 おれの耳元で優しく囁いた
素のTgだけでも、十分に可愛いから。
Tg
Kty
Tg
Kty
彼の旧友のようにそう返事をしたKtyに、おれは笑ってしまった
Tg
Kty
Kty
Tg
Kty
Tg
Kty
恋人になった途端甘やかしてくるKtyに口先では文句を言いながらも、 おれは今この瞬間が幸せすぎて顔がにやけるのを抑えるので必死だった
Tg
Kty
笑いすぎて少し目尻に涙が溜まっているKtyに、 おれは仕返しとばかりにいたずらっ子のような表情をしながら言った
Tg
Ktyは少し目を見開いた後、優しく微笑んで告げる
Kty
At
Mz
いい感じの雰囲気になったKtyとTgを二人きりにしたオレが 用事があるのでついて来て欲しいと言ったAtに通されたのは、 布や化粧品などの美容関係のものが大量に置いてあるAtの部屋だった
Mz
好きな人の部屋に通されるという初めての体験に オレがどう振る舞うべきか悩みながらとりあえず座っていると、 Atは部屋の机の上をゴソゴソと漁って何かを取り出した
Mz
At
Mz
Mz
At
Mz
At
Mz
オレが素直にそう答えると、Atは笑いながら解説してくれた
At
At
Mz
Mz
At
At
Mz
At
オレはゴソゴソと服とズボンとシャツを脱ぎ、 下着だけ残した状態でほぼ裸になる
Mz
At
Mz
Atは手に持った巻尺をその長いまつ毛を震わせながら見つめたあと、 すぅっと短く浅い息を吸い込んで言った
At
Mz
At
Mz
オレの返事にニコッと笑ったAtは、緊張した面持ちで 声を震わせながらオレに指示を出した
At
At
Mz
オレが指示に従ってピンと背筋を伸ばして肩を落とすと、 Atはオレの正面に立って巻尺を首の付け根に回す
At
Mz
At
At
Mz
オレが言われた通りに動いてじっとしてると、 Atはオレの首回りの長さをつぶやいて見慣れた彼のメモ帳にメモをとった
Atの手や体はまだ震えており、その詳しい理由はわからないものの オレはこいつを安心させてやりたくてその手をぎゅっと握る
At
Mz
オレが目を細めながらそうAtに告げると、 彼はちょっとだけ目を見開いて笑った
At
その笑顔があまりにも甘いものだから勘違いしそうになるが、 きっとこいつは無自覚でやってるので気にはしないことにする
Mz
At
At
At
Mz
オレが肩を楽にして腕を軽く広げると、Atは満足げに頷いた
At
そうオレを褒めたAtはオレの横に回り、 両肩の端から端まで巻尺で測って同じようにメモをした
At
At
Mz
少し動揺して心なしかちょっと顔の赤いAtはぶんぶんと彼の頭を振り、 深呼吸をしてからオレの胸回りに巻尺を回した
Mz
At
At
Atは早口でそう告げると、ささっとチェストを測るのを済ませようとする
At
Mz
胸回りに巻尺を回すAtの手がさっきとは少し違う様子で 震えているのを見ながら、オレはバクバク動いてる自分の心臓の鼓動が こいつにバレませんようにと祈ることしかできなかった
Mz
At
なんだか気まずいような甘いようなよくわからない空気に また顔を熱くしながら、オレはAtがチェストを測り終えるまで待機する
At
何やら動揺しているAtは3回くらいチェストの値を忘れた後、 ようやくしっかり測ったオレの胸囲の長さをメモ帳に記した
At
Mz
とりあえず気を取り直したオレがそう尋ねると、 Atは「実は違うんだよね」とつぶやいて解説してくれた
At
Mz
At
Atはそう言って笑うと、 人差し指でツーッとオレのおへその少し上のラインをぐるっと一周する
Mz
At
急に好きな人に体をなぞられてオレが変な声をあげると、 Atは何かに気づいたような顔をして固まった
At
オレの声を聞いたAtはとてつもなく早口で そんな解説をし、 綺麗な色違いの瞳を混乱と動揺でぐるぐる回しながら弁解している
Mz
Mz
At
At
Mz
むしろドキドキしまくってさらに好きになりそうです、だなんて 口が裂けたって言えるわけがないのでオレがそう答えると Atは安心したように笑ったが、その笑みには少し申し訳なさが混ざっていた
At
At
Mz
Atの指示通りに動いたオレのウエストに彼は巻尺を回し、 細やかな目盛りが記されたそのひもは先ほどAtの指が触れたあたりを通る
あの時のくすぐったい感覚がまだ残っている気がして ドキドキしているオレを知ってか知らずか、 Atは必死でウエストの長さを覚えようとしていた
ウエストの長さを記録したAtは、「えーっと次は、、、」と つぶやいたあと動きを止めてまた固まってしまった
Mz
At
Mz
At
Mz
オレが純粋に疑問に思ってそう尋ねると、 Atは少し口ごもった後自分の布団に座り、 自身の脚の内側を太ももの付け根からくるぶしまですっとなぞった
At
Mz
Mz
At
At
Mz
At
Mz
Mz
At
At
そう言ってメモの股下の項目にピッと ペンで線を引こうとしたAtの手を握って、彼の動きを止めた
At
Mz
Mz
At
Mz
Mz
Mz
Atの情熱と知性を兼ね備えた色違いの双眸をじっと見ながら、 オレが決意を口にすると、彼は驚いたように目を丸くした後笑った
At
Mz
At
At
Mz
At
Mz
オレの返事を聞いて優しく微笑んだAtの笑顔が、 いつもよりも柔らかくなっている気がした
普段の計算し尽くされた完璧な笑顔も好きだけど、 こういう素の彼が見えるような笑顔も好きだと思うオレは、 きっともうすでにこいつの全てに焦がれてしまっているのだろう
At
At
Mz
オレがAtの指示に従うと、彼はオレの足元にしゃがんで少し内側に寄り、 内側の太ももの付け根に巻尺をそわせてくるぶしまでビッと巻尺を伸ばす
普段より近い距離とちょっぴりきわどいAtの位置が少し恥ずかしかったが、 これも誰よりも綺麗になるためと一生懸命我慢した
At
At
Mz
オレの言葉を聞いてニコッと笑ったAtは、 オレが恥ずかしがることに配慮してできるだけ早く正確に 股下の採寸を済ませてくれたのだろう
でもそれを相手に伝えることはしないで、 ただニコニコ笑って至極自然にその優しさに満ちた行動を実践する
そんな彼を愛おしく思う気持ちが止まらなくて、 オレの心臓はドキドキと早鐘を打ち始める
Mz
とはいえそれがバレて気まずくなるなんて絶対に嫌なので、 オレはあふれそうになる恋心を飲み込んで笑った
Mz
At
その後もいろいろな部分の採寸を済ませたAtは、 手元のメモを確認しながら満足げに笑う
At
At
Mz
At
Mz
Atはオレに気を遣わせないようにそう言っているのであろうが、 オレには彼がその優しさをフル活用してくれたことなどお見通しなので 心の中で彼への感謝の言葉を大量に告げることにした
Mz
Mz
At
At
Mz
オーダーメイドという言葉がわからなくて彼に解説を求めると、 彼はハッと口を抑えてちょっと焦ったように言った
At
At
Mz
At
彼が巻尺などの道具を片付け始めたので オレもAtのベッドの上に置いていた自分の服を回収し、 さっさと着替えて部屋を後にする準備をする
ちょっとだけAtの匂いがうつった自分の服が恥ずかしかったが、 そんなことを口にするともっと恥ずかしいので オレは一人で悶々としながらできるだけ平静を装って彼に話しかけた
Mz
At
言われてみれば最初にサロンから退出したのは あの二人のためだったなと思いながら、 オレはAtと並んで店の方に向かって歩き出した
今日はAtとたくさん話せたのでご機嫌のオレが 鼻歌混じりに屋敷を掃除していると、 義母と義姉がショッピングから帰ってきた
意地悪な義姉
意地悪な義母
ギャーギャーうるさい女性方ですこと、 もう少し品性というものを鍛えては如何が?だなんて口にできるわけもない 皮肉を脳内に浮かべながら、オレは彼女たちに返事をする
Mz
意地悪な義母
意地悪な義姉
Mz
意地悪な義姉
いつも通り殴られるのだろうか、できればAtから見えにくいところに してほしいだなんて呑気に思いながらオレが歯を食いしばっていると、 珍しく義母が義姉の拳を掴んで彼女の暴力を止めた
意地悪な義母
意地悪な義姉
意地悪な義母
意地悪な義姉
Mz
意味のわからない義母の行動にオレが混乱していると、 義母はニコニコと笑いながらオレにこんなことを言ってきた
意地悪な義母
意地悪な義母
意地悪な義母
Mz
意地悪な義姉
意地悪な義姉
つまり、自分の感情を押し殺して 好きでもない相手と金のために結婚しろということだ
Mz
その瞬間、オレの頭は美しい色違いの瞳を持つ マイペースで優しくてかっこよくて 誰よりも大切な魔法使いの姿を思い浮かべる
Mz
絶対に譲りたくない大好きな想い人がいるんだ、と叫ぼうとして、 オレはその先に続く予定だった言葉を飲み込んだ
Mz
自分勝手な二人のことだ、オレが外に出た経緯を知ったらTgを罰したり、 彼の外出をガチガチに制限したりするに違いない
今日大好きな人と恋人になれて幸せいっぱいの大切な義弟が笑顔でいることが 何よりも最優先だったオレは、彼の行動を制限して彼とKtyを引き離すなんて 何があっても絶対にしたくなかった
意地悪な義母
Mz
意地悪な義母
意地悪な義姉
意地悪な義姉
Mz
きっと今Atの存在を話したところで こいつらが聞き入れてくれるわけがないし、 むしろ状況は悪化して大切な義弟にまで被害が及ぶだろう
オレが恋心を押し殺して金持ちの誰かと結婚すればいい、 そう考えたオレは心の底から外界に出てきてしまいそうなAtへの愛に蓋をした
Mz
そんなことを今更悔いても仕方がないので、 オレは義母と義姉が満足する結果を出すために Atのために努力してきた美を彼じゃない誰かに捧げることを決意した