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そして明日は最終選別

美子

さぁ2人とも明日のためにご飯いっぱい食べなさい

つぼみ

うわぁ、なにこの豪華なご飯

叶夢

師範、これどうしたんですか?

机の上にはいろんなおかずがのってたりして、逆にこの量を3人で食べきるのは難しんじゃ…

つぼみ

でも師範料理できないんじゃ…

夕飯はいつも私と叶夢が作っていて師範は師範はそれを、つまみ食いしようとしたりなんて

叶夢

それは違うよ

美子

そう、私いつも手袋しているでしょ?

つぼみ

…はい

美子

私ゆびがなくなっちゃったの

美子

だから細かい作業に少し時間がかかるってだけ

美子

この量作るのに一体どれくらいかかったと思う?

おちゃらけたように笑う師範の言葉に心が痛くなった

確かに師範はは占めて会った時から見た目がすごく若そうだった

多分だけど20代前半くらい

まだまだ柱として活躍できたはずなのに、けがをきっかけに柱を自分で引退して

叶夢

師範の事だから、半日くらいかかったんじゃないですか?

美子

よくわかったわね

美子

あなた達二人が早めにかえってきたらどうしようかと思ってたのよ

叶夢

師範らしいですね

美子

…つぼみ

トンっと頭に手が置かれて師範を見ると

美子

つぼみは優しい子だね

美子

私の怪我であなたが泣きそうになるくらいになるなんて

つぼみ

だって、私師範につらいことばかり聞いていて

つぼみ

私のせいで嫌なこと思い出させてごめんなさい

美子

嫌なことなんてないのよ?

つぼみ

え?

美子

確かに柱を引退なんてしたくなかった

美子

柱のみんなとの任務はすごくいい経験になったし

美子

できることならあのままずっとみんなといたいなんて思っていたけど

美子

あそこで柱を引退してなかったら、あなたたち二人に会えてないもの

美子

あなたたちみたいなかわいい弟子ができて私は嬉しいのよ

もともと私は人の感情や、嘘には敏感なほうだったけど今の師範の言葉には嘘なんて微塵をなくて

それが嬉しくて、しばらく師範に抱き着いて泣きじゃくった

つぼみ

じゃあ行ってきますね

美子

まって2人とも

叶夢

どうかしたんですか?

呼び止められて師範を見ると、なにか小さいものを私たちの目の前に差し出した

美子

これを持っていきなさい

叶夢

これは?

美子

わたしがいつも任務の時に持っていたお守り

美子

きっと2人を守ってくれるはずだから

私たちの手に一つづつ置いてそのまま三人で抱き合った

美子

必ず生きて帰って

美子

その元気な顔をまた私に見せてね

叶夢

必ず戻ってきますね

つぼみ

私たちが最終選別でやられるわけないじゃないですか

美子

それもそうね

つぼみ

それじゃあいってきます!

美子

いってらっしゃい

叶夢の手を握って走る

師範に手を振って山を下りた

美子

本当に2人とも仲良しね

美子

泣かないって決めていたんだけどな…

美子

無事に帰ってくるんだよ

美子

つぼみ、叶夢

つぼみ

藤の花…

つぼみ

きれいね

叶夢

藤の花が咲いてるってことはここが最終選別の場所ってことだね…

この二か月で鬼滅の世界に来てしまったってことは嫌でも自覚した

これが漫画の中のいつの話なのか分からない

でも、もしこれで炭治郎君たちがいたら私たちは死んでしまうのだろうか

だってあの選別で生き残っていたのはあの5人だけだったはず

そしてもし私たちが生き残ってしまったら話を変えてしまう

だからって命は粗末に扱うことは絶対にしない

叶夢

…み?

叶夢

つぼみ!

つぼみ

え?な、なに?

叶夢

ついたよ

叶夢に言われてあたりを見渡すと

つぼみ

うっそぉー…

叶夢

つぼみ?

いた。よく見たことあるメンツが

その中の1人は狐の面つきだし…

叶夢

つぼみ、つぼみ

つぼみ

ん?

叶夢

あそこにすごくきれいな女の子がいる

つぼみ

え?どこどこ?

叶夢

そこそこ!

つぼみ

あ…ほんとだ

叶夢。ごめんその美人なこ私知ってるよ

なんなら私の推し…カナヲちゃんかわいい

白髪 黒髪の子

皆様

白髪 黒髪の子

今宵は鬼殺隊最終選別にお集まりくださってありがとうございます

白髪の子

このふじかさね山には、鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼が閉じ込められており

白髪の子

外に出ることはできません

黒髪の子

山のふもとから中腹にかけて、鬼どもの嫌う藤野花が一年中狂い咲いているからでございます

白髪の子

しかしここから先には

白髪の子

藤の花が咲いておりませんから鬼どもがおります

黒髪の子

この中で七日間生き残る、それがこの最終選別の合格条件でございます

白髪 黒髪の子

では、行ってらっしゃいませ

うん。この会話この子たちも知ってる

覚悟を決めるっきゃないね

叶夢

つぼみ

つぼみ

…うん

つぼみ

いこう

そうして私たちはこれから始まる戦いの場へ一歩踏み出した

その命お助けします!

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