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嫌いにならないで?

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嫌いにならないで?

3 - 嫌いにならないで? 【第三話】

2021年05月04日

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ハルキ

じゃあ、行ってきます

愛菜

あ。待って

ハルキ

ん?

愛菜

行ってらっしゃいの...

チュッ...

愛菜

ふふっ

ハルキ

なんか、結婚してるみたいだね

愛菜

嬉しい!

愛菜

じゃあ行ってらっしゃい!

愛菜

あなた♡

ハルキ

ははは

ハルキ

行ってきます

ハルキ

(こんなに幸せなんだ...)

ハルキ

(不満に思うことはなにもない)

ハルキ

(これからも愛菜と一緒にいて、)

ハルキ

(この先結婚...なんて...)

ハルキ帰宅時間

ハルキ

ただいま〜...

ハルキ

...ん?

ハルキ

愛菜〜?

ハルキ

ただいま〜!

ガチャ

ハルキはドアを開けた途端、 信じられないものを見た

愛菜

うぅ...ぐすっ...

愛菜

ひぐっ...

ハルキ

愛菜...!?

ハルキ

愛菜!!

ハルキ

どうした...!!

愛菜

わたしっ...また...

ハルキ

!!!

愛菜

家の鍵、閉めるの忘れててっ...

愛菜

ひぐっ...

愛菜

お昼寝してたら誰かが入って来て...

愛菜

またっ...

ハルキ

愛菜っ...

愛菜

ごめんね...っ

愛菜

こんな汚れた女...嫌だよね...っ

ハルキ

何言ってんだよ...!!

ハルキ

愛菜、大丈夫だ。

ハルキ

俺がついてる。

ハルキ

警察に連絡しよう

愛菜

それは嫌っ!!

愛菜

これ以上、たくさんの人に汚れた私を知られたくないっ...!

ハルキ

分かったよ...

ハルキ

愛菜、俺少しのあいだ仕事を休む回数を増やすよ

愛菜

えっでも...

ハルキ

いいんだ

ハルキ

愛菜と少しでも多くの時間家にいる

愛菜

ハルキくん...っ!

愛菜はハルキに抱きついた

その愛菜の体を、ハルキは強く 抱きしめ返した

ハルキ

愛菜...っ

数日後

お互いにこの生活に慣れ始め、 何日かが経った

愛菜を襲った犯人は現れず、平和な 日々が続いていた

愛菜

ハルキくん、好きだよ

愛菜

私を助けてくれて、ありがとう。

ハルキ

俺は、何も出来てないよ。

ハルキ

愛菜を助けてあげられなかった...

ハルキ

あの場に俺がいたら、

ハルキ

愛菜はあんな目に合わなかったかもしれないのに...

愛菜

ハルキくんっ!

愛菜

私はハルキくんとこうして一緒にいられるだけで幸せだよ

愛菜

ハルキくんが襲われた後の私を汚いと思わず接してくれるだけで、

ハルキ

汚いなんて思うわけないだろ。

ハルキ

俺の大切な彼女なんだから。

愛菜

ふふふ

愛菜

ありがとうっ...

ハルキ

愛菜、

愛菜

ん?

ハルキ

こんな状況で言うのもおかしいんだけど、

ハルキ

今度、結婚しよう

愛菜

えっ...?

ハルキ

俺と結婚しよう

愛菜

え...?え...?

ハルキ

愛菜?

愛菜

私でいいの...?

ハルキ

うん

ハルキ

愛菜がいいよ。

愛菜の目からは大粒の涙が溢れ出した

愛菜

ハルキくん...っ

ハルキ

愛菜...

ふたりは熱いキスで愛を確かめ合った

何度も、

何度も。

2人は幸せだった。

一緒にいられるだけで、

こうして隣にいられるだけで、

幸せだった

なにも、問題なんてなかった。

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