進めば進むほど削られる
この「命」がいつ終わるか
「君にはそれが見えているの、、、?」
問いかけても君は応えない
視界は黒く歪む
僕から離れていく君の姿
「 おいてかないで_。」
震えた僕の声が息を呑んで言う
ﮩ٨ـﮩﮩ٨ـﮩ٨ـﮩﮩ٨
頭に響く音
この音はノイズ?それとも…。
ﮩ٨ﮩ٨ﮩ෴ﮩ____
音は消えたり聞こえたり
これはまるで生死の狭間のような
微弱な音を鳴らして最後
___
音は一瞬にして消えた
それと同時に僕は目を覚ました
目を覚ました先は
先程までの景色とは対の白い天井
僕は病院のベッドの上にいた
そんな中僕の耳には一つの音が響く
ピーという頭に響く音
音の方に目をやると
先程までのノイズの様な波形が目に映る
ーーー ♡
その波形の下に目をやると
そこには君の姿があった
「あぁ…やっぱり、、。」
医者の声で掻き消されるはずなのに
君の灯火が消える音が鮮明に聞こえる
そして気づいた時には
僕の目には涙が浮かんでいた
黒く歪んだ中で聞いた音は
僕の「命」に掛けていた君の声なのか
君は僕を生かしてくれたのか
そんなこと今の僕に分かるはずもない
でも、それでも
君には見えていたんだね
君の灯火がいつ終わるのかを
僕にはまだ聞こえている
僕から離れていったあの時の君には
僕の声が
このノイズの音が
聞こえていなかったのかもしれない
人は「声」から忘れていく
君は僕の「声」を忘れていたのかもね
もしそうなら
僕は君の「声」に君の「音」に耳を傾けよう
いつか忘れてしまう時まで
僕の「命」が
僕の「灯火」が
そーっと消えていくその時まで_。
題名 ︰ 命が終わる時は 𝑒𝑛𝑑
読切Part2 ▷♡100以上
コメント
9件
こっちコメントしてなかったけど、普通に結構まじで好き(?) だから2話欲しいっすねはい。((