この話は、1ヶ月前のこと
ある大切な人とかけがえのない約束をした
それは私の最後の恋で最後の
別れ
女子
三夏
女子
三夏
女子
女子
私がもうすぐで死ぬから近づいてないだけだし
私の余命は1ヶ月。
だからもう私は誰かと一緒にいちゃいけない
相手が傷つかないように
私が…傷つかないように。
???
女子
???
女子
舜?
ああ
あのモテモテ野郎か
でもあいつチャラいから嫌
私と正反対の世界の人だし
関わりたくもない
舜
女子
三夏
舜
舜
舜
コテン、と首を傾げる彼
そんな事したって無駄だから、思わずそう言いたくなる仕草に見える
三夏
舜
三夏
舜
三夏
舜
三夏
気まずすぎる
なんか話さなきゃなのかな
誰もいない屋上、心地いい風が吹いてくる
グラウンドからキャッキャと遊び声が聞こえてくる
その差が私にとってとても落ち着いて感じた
舜
三夏
舜
舜
舜
舜
舜
三夏
三夏
舜
舜
舜
三夏
舜
三夏
三夏
三夏
三夏
三夏
舜
また気まずい空気が流れる なんとか打開しなければ、その焦りを頭の片隅で意識した瞬間、 彼が何かを言いたげに口を開いた。
舜
三夏
舜
三夏
舜
三夏
舜
三夏
舜
三夏
舜
ガタガタッ
女子
舜
三夏
なんで隠れたんだろ…
三夏
舜
舜
それはとりあえず置いておこう
それ以上に問題なのはこの体勢だ …どうにかして逃げなきゃ
どうしても逃げられない…
舜(くん)に正面からハグされて、背の高い私は舜(くん)のお腹に顔を埋めてる状態…
女子からいじめられる…‼︎
人生最後の学校生活…めちゃくちゃになってたまるか‼︎
舜
逃げようとするともっと強く抱きしめられる…
ちょっとドキドキして来たかも…
昔のあの時と同じような感覚…
幼少期、夏の夜
母とはぐれてしまい、泣いて助けを乞う事しか出来なかった時の事だ
三夏
三夏
優しく微笑む年上に見える彼は、まるで白馬の王子様のようだった
???
???
三夏
???
???
三夏
???
三夏
そう言って歩き出そうとした瞬間だった
ドテッ
歩き出して数秒も経たずに私は転んだ 鈍臭いのが全面に出てしまったのだ
三夏
???
三夏
大泣きする私を見てオロオロしながら絆創膏を探す彼 やっぱり同い年なんだ、と痛感する
???
不良
不良
不良
これは明らかにヤバいやつだ、逃げなければ…そう思っても体がうまく動かない 恐怖で潰されそうになった時だった
???
不良
こめかみに青筋を立てる不良にも屈せず私を守ろうとする彼はとても頼り甲斐があるように見えた
三夏
不良
???
不良
スッ…(???がしゃがんだ)
不良
(不良がつまづいた)
???
三夏
不良
三夏
???
???
???が三夏をハグした
三夏
???
三夏
???
三夏ちゃん…
起きて…
授業始まっちゃう…
三夏
舜
三夏
舜
舜
舜
三夏
舜
舜
舜
三夏
舜
頭が真っ白になる こんな男に…?私が?
怒りがふつふつと湧き上がってくる
三夏
舜
私は、つい彼にこう怒鳴ってしまった
三夏
三夏
舜
バタン(屋上のドアを閉めた)
舜
どうでしたか⁉︎
続いては第2話で‼︎(完結)
コメント
2件
なんか… ときめいたわぁ… 好きです(唐突)