コメント
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1番死んで欲しくなかったキャラが(´;ω;`) すごい話でした! 次?も、違う作品楽しみに待ってます!
STORY20 【FINAL】
カズハ
カズハ
イダァァァァァッイ!!!
痛い痛い痛い痛い痛い
いだぁいよぉ…、
だ、、、、助け………
ッテ、、。
カズハ死亡
残り4人
アキト
カズハの悲惨な叫びが静まり死んだのだと薄く感じ取るアキト、
だが、そのアキトも入口付近に追い込まれていて他人の心配をしている暇はなかった。
アキト
後ずさりをする、このまま体育館を出て逃れたりも可能と考えるが体育館の外が安全とも限らず、また仮にジュリがパスワードを打ち終えた時に自分だけが脱出スポットに向かえなくなるケースが考えられる。
アキト
ガツン
ガツン
ガツン
ガツンガツンガツン!!
機械獣は、アキトにどんどんと近づいてくる。
アキト
タケル
シュッ!
シュウ
互いに様子を伺いながら機械獣と命をかけた鬼ごっこをする。
タケル
シュウ
シュッ!
ジュリ
脱出スポットの扉を開くパスワードを80%以上打ち終えている。
あとほんの少し、ほんの少し持ちこたえる事が出来ればこの地獄から解放される。
シュウ
バシンっ!
タケル
バシンっ!
アキト
バシンっ!
……ガシッ!
誰かが捕まった。
アキト
機械獣と機械獣の間をすり抜けた先にいた機械獣に左腕を捕まってしまったのだ。
そう、逃げた先が悪かった…。
いや、この機械獣の数だ。むしろ、ここまで逃げていた努力を讃えよう。
アキト
…タケル。
アキトに、
触れんじゃねぇ!
ガシッ!!
アキト
タケルが機械獣の腕にしがみつき強引にアキトの腕を離そうとする。タケルの腕に血管が浮かび上がり最大限の力を出しているのがよく分かった。
タケルが超人なのか分からないがアキトを助けたい一心なのか特別なトレーニングを受けた人間でも機械獣の腕力には適わない筈なのにも関わらずタケルは機械獣からアキトの腕を解放したのである。
【火事場の馬鹿力】である。
人間が滞在的に眠る最大限の力が一時的に開放されたのだ。
タケル
アキト
二人は、急いでその場から逃れた。
シュウ
シュウも歓喜だ。そして、そのナイスなタイミングでジュリがパスワードを打ち終えガタンっ!と扉が開く音がした。
ジュリ
タケル
アキト
シュウ
シュウが一足先にジュリの元へ行き残りはアキトとタケル
だが、悲劇はステージにたどり着く目の前で起きた。
シュウ
ジュリ
シュウ
ジュリ
タケルが急に意識を無くし倒れ込んだのだ。
その反動でアキトが立ち止まりタケルの元へ駆け寄った。
アキト
揺さぶるも反応がない。
その間に機械獣との距離が縮まる。
ジュリ
シュウ
シュウがステージから飛び降りタケルを抱えようとする。だが、遅かった。
もう目の前に機械獣が居るのだ。
アキト
シュウ
…行くぞ
シュウは、タケルを置いてアキトの腕を強引に引っ張った。
アキトは、ただひたすらに泣き叫んでいた。
…タケルは、あの時の火事場の馬鹿力の身体に負担が掛かりその反動が遅れてやってきて意識を失ってしまったのである。
もう少し、はやければ…。
アキト
タケルの周囲に機械獣は群がっていた。
恐らく、タケルが意識を取り戻した時に虐殺…するのだろう。
考えたくもないが、生き残った三人の脳内ではその光景が嫌でも思い浮かんでしまっていた。
脱出スポットから抜け出した三人、
脱出スポットから出ると、意識は途絶えてしまった。
だが、目を覚ました時には全員が同じとある公園で眠っていて辺りには巡回の警察が二人立っていた。
警察
ジュリ
ジュリは、目に涙を貯めて動揺する警察の胸を殴る。
警察
ジュリ
ジュリはその場で泣き崩れた。
アキト
シュウ
アキトは、シュウに抱きつきシュウはアキトを強く抱き締め右手でアキトの髪を撫で慰める。
アキト
シュウ
シュウはただ強く抱きしめることしかできなかった。
【グッッァァァアアアア!!】
タケル
タケル死亡
3名脱出
ペインビルズ END