黄神
きっと、初恋だったと思う。
子供がよくする、とても崩れやすい恋。
、、、甘く、すぐになくなってしまう苺のように。
__数年前
桃谷
黄神
きっと彼にとってはLike。
「Love」を告げても「Like」が返ってくるだけの恋だった
桃谷
あの時の俺はそういうしかなくて。
伝えただけ伝えたし、その恋はそれで終わりにした。
彼はちゃんとした親友であり幼馴染だ
桃谷
そして今。
彼はLoveの相手を見つけている。
、、、無自覚だが。
その相手はきっとるぅとが俺を忘れる程に大事にしてくれるだろう。
そんな相手、青色のアイツは俺の大切な友達でもあるから言えることだけど
桃谷
桃谷
桃谷
、、、俺も前に進もう
赤崎
、、、今だけ、泣いたら
桃谷
赤崎
歯が浮きそうな言葉を近くで聞いた気がした。
、、、本当にな
桃谷
赤崎
すっかりもとに戻った彼の冷たい声に、はにかみながら彼に問う
桃谷
赤崎
割れるような声に耳をふさいだ。
今の発言にキレる要素無かったと思います、はい
桃谷
赤崎
すっかり空になったコーラをそばのゴミ箱に投げ入れながら莉犬の言葉をはいはいと聞き流す
桃谷
あ、好きなやつ男だっけか←
赤崎
桃谷
赤崎
何故か黙り込む莉犬
桃谷
赤崎
桃谷
赤崎
俺が頭を撫でそういうと、ボソリと呟いた
桃谷
赤崎
今度ははっきり聞こえた。その言葉に驚き、俺は目を大きく見開く
桃谷
赤崎
薄暗い中、彼のオッドアイの瞳が揺らぐのが見えた
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