テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「あああぁっ……ああっ…………あっ……やあぁっ」
「ほら…………気持ちいいん……だろ?」
細く括れた腰を掴んで引き寄せ、狂気を孕んだように侑は瑠衣を突き続けていた。
白皙の背中が反り返り、天を仰ぎながら啼く瑠衣は、メスの表情で背後から突き上げる侑を見やる。
「やあぁっ…………せんせっ……壊れ……そ……うっ……はうっ……ああぁっ」
「ほら…………壊れろ。もっと…………壊れろ」
快楽と苦悶がせめぎ合った彼の面差しと膣の中で暴れ続ける肉塊に、瑠衣の身体が崩れていく。
白桃のような尻を突き出し、喘ぎ続ける彼女に止めを刺すように、侑は肉槍を痛烈に刻み付けた。
「いっ…………やあぁぁっ……んあぁぁっ……せんせっ…………いっ——」
「んぐっ…………くっ……はあっ——」
ベッドに倒れ込んだ瑠衣に覆い被さりながら、穢れた熱をコンドーム越しに注ぎ込んだ。
残滓も全て吐き出し、ゆっくりと自身を引き抜くと、散々剛直を咥え続けた膣口が微かに開いている。
避妊具の処理を済ませ、気絶したかのような瑠衣の肢体を仰向けにさせる。
(コイツは…………俺の全てを……狂わせる)
彼女の身体中に唇を這わせ、双丘に実る小さな果肉と敏感な花芯にリップ音を立たせて吸い立てると、瑠衣は目を閉じながらも鼻に掛かった吐息を零す。
散々可愛がり続けた繊麗な身体を、侑はそっと抱きしめた。
侑のレッスンの日の夜は、必ずと言っていいほど二人は身体を交えた。
彼が『娼婦だった愛音として抱く』といえば、彼女を激しく抱き潰し、『九條瑠衣として抱く』といえば、慈しむかのように瑠衣と情交する。
音楽と愛欲に満ちた日々は、愛し合う恋人同士と錯覚してしまうのではないか、と思うほど。
(でも、響野先生と私は…………身体の関係がある師弟関係にしか過ぎない……)
それでも、彼への想いが届かなくても、侑に抱かれているだけでもいい。
瑠衣は、ただ侑のそばで一緒にいられるだけで、細やかな幸せを感じるのだった。