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神への反逆者第一章 雫ノ音
第壱話 神に報復を
神への信仰は絶対。
神への反逆は大罪。
神への生贄は義務。
そう『義務』なのです。
ここはある組織の隠れ家。謎の機械。赤いソファ。テーブル。そしてホワイトボードに貼ってある教会の場所の数々。これらは全てここに住んでいるものが作ったものである。
「次の教会は?」
ソファに寄りかかっている三つ編みの少年が眼鏡をかけている少年に話しかける。
「雫教会。」
「おっけー縡!」
「うるさいのだ…」
「雫教会行くの?」
「錐」
「良いじゃん俺も行く〜」
「はぁ!?」
「弥刀さんに怒られるのだ。」
「えぇ〜」
「ここ最近“強欲”組は派手な行動が多いからまた問題起こしたら格が落とされるのだぞ。」
「特に…」
コトが三つ編みの少年に視線を向ける。
「んぁ?」
「お前がな、恋」
「はぁ〜!?」
「なんでぇ!?」
「お前は荒っぽいからなのだ」
「意味わからんッ!」
「はぁ゛ぁ゛、」
「まッ!俺もいるし大丈夫っしょ!」
キリが笑顔で手でピースをして自慢げに言う。
「…シクったら殺すのだ。」
「怖いんだけど」
ソファからレンが立ち上がる。そしてコトの前に行く。
「安心しろって!俺はシクらねぇよ!」
「なッ?」と笑顔で言い、コトの頭を撫でる。
「撫でるな…」
コトの耳がだんだん赤くなっていく。
「耳赤いよ〜w」
「ッ!早く行くのだぁあああ!」
「へいへい..服っと..」
戦闘用の服を手に取り更衣室で着替える。
「終わったよ〜」
「終わった〜」
「早く武器取って行くのだ。」
「ふぁーい!」
機械から煙が吹き出し、機械の中から大きいハンマーと二丁拳銃が出てくる。キリとレンが武器を取り、玄関へ向かう。
「「行ってきます」」
「早く戻ってくるのだ。」
がちゃんとドアが閉められ、コトが「いってらっしゃい」と小声で呟く。
「コトくん?」
「ミトさん。」
「ヤッホー!2人は行ったの?」
「はい。」
コトの方に手を乗せ、「お疲れ!」と言いその場から立ち去る。
「..裏がありそうなのだ..」
その数分前。外に出たキリとレンはワープの準備をしていた。
「..っよし!」
「不器用だなぁレンちゃん」
「うっっせ!!!」
「ほらほら行くよ」
「ちっ!嗚呼」
光に包まれて教会の入り口ら辺にワープする。
「よっと..」
「..」
綺麗に着地し、周りを見渡す
「今は捧げ物の時間か?」
「拾肆時だからねぇ..微妙だけど、」
「まあいいわ。」
「聖騎士は任せて。こいつらがくたばる姿見れるし!」
「嗚呼俺は捧げ物 くんの回収に行く。」
「オッケー。それじゃ」
「「神に報復を」」
そしてレンは教会へ向かった。
登場人物
桃李恋
紅錐
優婉縡
有無弥刀
戦闘服
武器
恋専用ハンマー
錐専用二丁拳銃