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第1章『小貴族アラス』
うちらは他のチームと合流し、これまでの事情を全て話した。
No「都合が良すぎるだろ…ナイナ。」
No,nameはナイナ マエの悩み事に付き合う気はないそう。
うちはそれを見てこう言った。
自分でもびっくりする程大きな声だったと思う。
困ってる人を見捨てるNo,nameにうちはイラついた。
No「お前…何もわかってないよな。」
No,nameはうちの事を睨みつけ、静かでそして重い空気の中喋り始めた。
No「これまでナイナがどれだけの人に絶望を与えたと思ってる…
殺人、薬物、薬物、人形劇…それを使って何も関係ない人を地獄に叩きつけ、笑ってただろ!
お前、忘れたのか!1度目の転生でナイナに操られて自分の手を赤く染めた事を!
なにか失敗すれば、殴られ蹴られたことも…」
アイル「落ち着け!」
No,nameの感情が爆発しそうになる直前、アイルがNo,nameを止めた。
けど、No,nameを止めたとして、この空気は変わらなかった。
キキネとNo,nameはナイナ マエを国に渡して封印する気満々である。
それに対して、うちら転生者全員はナイナ マエの悩み事に付き合いたいと思っている。
その意見が対立して、チームは真っ二つになった。
キキネ「これじゃぁ、埒が明かないよ。」
No「じゃぁ、ナイト討伐部隊1号を率いる次期国王様に聞くか?
その内容次第でコイツの処分決めよう。それで良いだろ?」
次期国王は鬼花の事。
鬼花はナイナ マエを殺す事を目的としたチームを作る程、ナイナ マエを殺す事を追い求めて来た。
そんな人にナイナ マエの処分を決めるのは、もう答えが決まったようなもの。
うちはもう諦めてしまった。