テラーノベル
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プルルルル。
No,nameのスマホが鳴っている。
今、鬼花に電話を掛けた。
鬼花の返事次第で命が消えるかどうかが決まる。
うちは鬼花の返事に薄い希望を持って祈っている。
いくら、残虐で卑劣な犯罪を沢山犯してたとしてもナイナ マエを殺す気にはなれなかった。
その理由は、うちがナイナに初めて会った時。
覗いたの方が正しいのかな?
どっちでもいいや。
その時にナイナ マエの目的を知ってから、悪人だとは思えなくなった。
No,nameという悪魔から友達の遺体を取り返し、生き返らせる。
可哀想な人だと、哀れな人だとうちは思った。
だから、お願い…
ナイナ マエを殺さないで。
悪いのはNo,name…
…悪いのはNo,name?
殺せば、友達帰ってくる?
ムール「そっか…最初からそうすれば…」
ナイナ マエの主人も助かるし、友達は開放される。
ミント「おい!しっかりしろ!」
うちは我に返って、さっきまでの自分を見つめ直し顔が真っ赤になった。
そして、次の瞬間。
ガサッ
アイル「なんだ!?」
アイルが物音に気づき、大きな声を出した。
すると、茂みから小さな男の子が現れた。
男子「気づくの早いな、アイヌ民族?というのは耳が良いのか?」
男の子の声は見た目からは想像できない重く低いイケボだった。
真奈「なんなの…貴方…」
みな「只者って訳じゃなさそう。」
ネロ「殺す?」
3人は突然現れた男の子?に警戒している。
それを気にしないで男の子はこう言った。
男子「マエを解放しろ、じゃないと俺の部下が…彼岸花 鬼花を殺すぞ?」
それを聞いた直後、No,nameの大きい声が響いた。
何事?とみんなNo,nameの方へ向くと、
No,nameはスピーカーモードにして、電話を聞かせてくれた。
No「もう一度頼む…」
???「わかった、もう一度言おう。」
その声は、機械みたいだった。
???「彼岸花 鬼花は我々が預かった。
返してほしくば我々の主人アラス様の命令を聞くことだ。検討を祈るぞ?転生者共。」
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