背中には最近別れたばかりの元恋人の気配を感じ、視線の先には私に向かって微笑みかける男がいる。どこかピリッとした空気の中、2人の男に挟まれて狼狽える私の首筋から汗が流れ落ちる。涼が浮かべる満面の笑みがまた何か意味ありげでじわじわと居心地の悪さに拍車をかけていく。
私の服が混ざってたって?そんなはずない。
いつも私がコインランドリーに来ると、もうすでに涼が使用している洗濯機は稼働している状態だし、全工程が終わっても私が帰るまでの間、涼は中から洗濯物を取り出そうとしない。
だから私は、毎回涼がどんなのもを洗っているのかも詳しく知らない。そこに私の服が紛れるなんてありえないし、注意深く見てみると涼が手に持って掲げている服は明らかに私のものではない。じゃあ、どうして……?
(男の影があるって分かったら、きっと麻衣の元に戻ってくる)
「あ」
数分前に涼が私に言っ**********
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