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|そこ《・・》は、じっくり焦らして、俺のこと欲しいと思ってからにしたい。それまで自分がもつかどうかわからないけど。

「んんっ……」

「我慢しないで?」

胸の形も大きさも申し分ないのが、下着の上からでもわかる。ごくんと唾を飲み込むと、ブラのカップをすっとずらして胸をあらわにした。

「大丈夫」

彼女に言ったのか、自分に言いきかせたのか。それがわからないくらい興奮していた。

花音の胸の頂が、つんっと上を向いている。キスだけでこんなに感じたんだ。そう思うと愛おしくて、そっとそこを摘んだ。

くりっといじると、かわいらしい声が俺の鼓膜を揺すって絡みつく。

「ひゃっ……あっ……んんっ!!」

「声、いっぱい聞かせて」

この声をずっと聞いていたい。あられもない声を響かせて、果てるところが見たい。焦りさえ感じながら、紅く熟れた先端をピンと跳ねる。

花音は全身を小さく振るわせて、その快感を味わっているようにみえた。

|あいつ《風見》は一体なんでこの身体を知っていて、他の女に乗り換えたのだろう。

彼女よりかわいらしい人がこの世にいるもんか。

嫉妬に火をつけ、もっと快楽の底へ沈めたい欲求にかられる。

その熟れた先端を吸い上げる。わざとらしくじゅるじゅると吸えば花音の声がどんどん大きくなる。

もっともっといやらしい声が聞きたい。もう片方を指で弄るとぐんっと固くなった。

いままで溜め込んだ知識は、ここで使うためだったのだろう。俺じゃなきゃだめな身体に仕立てあげたい。どろどろに甘やかして、めちゃくちゃにしたい。

強い刺激だけじゃない。ソフトタッチもできるんですよ? 先端を吸い上げながら、そっと脇腹に触れると、彼女がビクビクと体を震わせるので嬉しくなる。

たまらず下着を剥ぎ取ると、月明かりに照らされた彼女の色白の身体の美しさに思考が止まった。

すごくきれいだ。その美しく引き締まった身体にするすると指を這わせて、お腹からもう少し下へと降りていく。とろっと蜜を蓄えた脚の間を擦ると、いやらしい水音とともに、彼女の気持ちよさそうな声がした。

優しく、ゆっくり擦ると身体が小さく震える。閉じようとする膝をそっと開いて、その泉にそっと口づける。

「ひゃっ……まって、らめっ……」

「もう止めらんないから」

「シャワーあび、てないのにぃっ!」

シャワーでこの香りが消えるのは惜しい。それにいまさら止まれない。

ぐしょぐしょになった脚の間を舌で弄る。蜜を舐め取るようにすると、嬌声が鼓膜を震わせた。「うぁっ、んんっ、あっあああっ!!」

彼女の身体を、ぐっと太ももを抱えるようにして押さえた。気持ちよさそうに喘ぐ声はかわいらしいったらない。

興奮が抑えられず、彼女のぷくっとした花芽をそっと吸い上げながら、蜜口に指を入れる。

とろけたそこは、なんの抵抗もなく指を受け入れる。少し入れただけで、彼女の反応が変わる。もっともっと、乱れているところがみたい。

周りの壁をほぐすように刺激していると、その中で、明らかに反応が違う場所を見つけた。

──ここが|そう《・・》かな。

壁全体が柔らかくなったのを確認し、感じているその場所をゆっくり攻める。ぐりぐりと少しずつ刺激を強くしていく。

「あああっ、やっ……らめぇっ!!!」

いやと言いながらも、どんどん蜜を溢れさせて、気持ちよさそうな声とともに彼女は腰を軽く上げた。

ビクビクと小さく蜜路が震え、指を奥へと誘い込もうとぎゅっとお腹の奥が収縮する。

くたっと四肢を弛緩させ、肩で息をする彼女はとてつもなくかわいらしい。

「んんっ、んっ……」

「かわいい。ほんと」

脚の間から唇を離して、彼女の首筋にキスを落とす。もういいかな。自分も服を脱ぎ捨てて、避妊具をつけた。

「花音、いい?」

小さく頷く彼女。その恍惚な表情を見てから漲りを脚の間に当て、ぬるぬると前後させる。

先が少し蜜口に引っかかると、奥まで一気に突き上げたい衝動を必死で抑えた。 ゆっくりと蜜口に先端を少し挿入する。彼女が息を吐くタイミングを見計らって漲りを沈める。すぼまった彼女の蜜路がいやらしく収縮した。

「だめぇっ、むりいっ」

花音は眉根を寄せて、苦悶の表情を見せる。その割にここは俺を咥え込んでますけど? はぁはぁと息をする彼女の頬がますます赤くなる。

「ちゃんとはいってますよ?」

「こんなに、大っきいの、はじめて、だからぁ……」

その言葉で蜜路に入っている先端がぐんっと膨れる。それわざと? いやそれで男が喜ぶなんて思ってないんだろうな。

「すっげー無自覚。ほら、見て?」

羞恥心を煽りたくて、わざと見やすいように身体を起こす。みっちりと彼女の奥まで挿入したのが丸見えになる。

俺に言われた通り、そっと彼女が脚の間を見た。本当、素直でかわいらしい。いまからめちゃくちゃになるところを想像するだけで脳が溶けそう。

ぱくぱくと彼女の唇が動く。何か言いたいのだろうか。不思議に思っていると花音が両手を差し出すので、指を絡めて、シーツに押しつけた。

ナカがすごく熱く感じる。まだ動かない方がいいかな。そう思って、彼女の反応を待つ。

「はぁはぁ……」

「花音のナカ、すごい熱い」

「ううっ、ねぇ、このままじゃ……」

えっ、なに、まさかのおねだり? 動きたいのは俺だけだと思っていたけれど、意外とそうでもないのかも。「このままじゃ、なに?」

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