テラーノベル
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次の日。
午前9時。
深澤《あ〜あ〜あ〜。聞こえてる?やっほ〜♪一日ぶりだけど、元気にしてた?》
阿部「ふっかじゃん。久しぶり」
渡辺「会いたかったぞ。今すぐここから出せ」
深澤《そんなに慌てないの。いい遊びを思いついたからさ、四人でしてくれない?》
渡辺「俺らのこと、オモチャと勘違いしてんじゃねぇの?」
深澤《なんでわかったの、正解》
渡辺「失礼だよね〜…」
目黒「〝いい遊び〟ってなんすか?」
深澤《気になる?気になっちゃうよね〜?》
宮舘「いや、別に…」
深澤《題して……》
阿部「無視した笑」
深澤《〝デート・インポッシブル〟!今から、二組に別れてデートをしてもらいます。今から出すミッションをこなして、仲良くなろう大作戦!!!》
阿部「めんど……」
深澤《ブラック阿部ちゃん出てるよ》
目黒「あの、質問いい?」
深澤《どうぞ!》
目黒「ペア決めはどうするの?」
宮舘「確かに」
深澤《俺の方で勝手に決めた。めめと舘さん、なべと阿部ちゃん》
渡辺「勝手に決めんなっ!」
阿部「翔太か……とりあえず、よろしく」
渡辺「なんで落ち込んでんの?」
宮舘「目黒、よろしくね」
目黒「こちらこそ」
渡辺「むむぅ……」
阿部「翔太、ハムスターみたいな顔しないの。俺とペアになったんだから、足引っ張んないでね」
渡辺「ふんっ!」
深澤《ちなみに、ミッションはこれ!》
【ミッション】
1,手を繋ぐ
2,お揃いのものを一つ買う
3,昼食中、互いに「あ〜ん」をする
4,食べ物、もしくは飲み物をシェアする
5,デート仕上げにキス♡
渡辺「ふざけてんのか!俺 絶対にやらな───」
深澤《言っておくけど、やらなかったら一生続けるからね?シェアハウスとミッション両方とも……》
渡辺「ゔっ、、」
深澤《タイムミリットは一時間。俺と照で監視してるから、誤魔化そうとしたって無駄だからね?》
岩本「ふっか。こんなことして、結局 何がしたいの?笑」
深澤「気にならない?どんなに仲が良くない人でも、一緒に過ごしていくうちに〝恋心が芽生える〟可能性…」
岩本「それで、あの四人を利用してるわけね、、」
深澤「利用じゃなくて、単なる〝実験〟だから。さて、どうなるかな〜笑」
岩本(たまには、俺の相手でもしてくれたらいいのに……)
深澤「ちょ、帰るの?監視するの手伝ってくれたら、願いを一つだけ叶えてあげるのに…」
岩本「じゃあ仮に、〝手伝った分、見返りを求める〟って言っても?」
深澤「好きにしなよ」
岩本「…見返りはいいや。その代わり、ふっかを貰うから」
深澤「それじゃあ、交渉成立ってことで♪」
午前11時30分。
なんやかんやあって、デパートに来ました。
勿論、四人で。
渡辺「ど〜するよ……」
溜息とともにそう呟く翔太。
その言葉を聞いた めめは、俺らに向かって言った。
目黒「とりあえず、二手に分かれてデートを成功させよう?二人とも、健闘を祈る」
早口、早足でその場から舘様を連れて消えた。
渡辺「あ、ちょっ、、足はやすぎ……」
せっかく仲良くなれるチャンスだもんね。
俺は覚悟を決めた。
阿部「よし。翔太、手を繋ぐよ」
渡辺「まじぃ?」
阿部「キスは後回し。友だちと遊びに来たと思えば、案外すぐ終わるから」
翔太と自分自身にそう言い聞かせながら、
約一時間程度で、俺らはキス以外のミッションを全てこなした。
翔太がいちいち反応するもんだから、こっちまで変に意識して気まずかった。
渡辺「ねぇ。キスってさ、本当にやんないといけないわけ?タヒんだ方がマシな気がする」
フードコートの席で、俺の前に座って文句を言うコイツの口に、マク〇ナルドのポテトを突っ込んで黙らせた。
渡辺「んぐっ、ごほっ…!こ、コロす気か?!」
阿部「俺だって好きじゃない翔太と、キスなんかしたくないっての」
つい本音がボロっと出てしまう。
いつもより低音で、眉間に皺を寄せて言ったからか、翔太がビックリしていた。
渡辺「すみませんでした……って、ああっ!涼太がいる!!離れるぞ!!!」
翔太は俺の腕を掴み、文句を言う間も与えてくれず、めめと舘様が座った席から一番遠い席へ移動した。
阿部「な、なんで離れるの、?」
渡辺「アイツらがキスするか見よう」
阿部「もししたら、俺たちも腹括る?」
渡辺「いや、止めに入る」
真剣な表情を浮かべ、いつでも止めに入れるように、準備にとりかかる翔太。
こいつマジか。
阿部「そもそも、キスしないと続くんだよ?」
渡辺「そんな時は、俺が涼太と…………」
翔太は顔を真っ赤にして、言うのをやめた。
『そんな時は、俺が涼太と…………』
って、なんだよ!その先を言え!
言いかけてやめるとか、卑怯にも程がある(?)
もう少しで、ジャスティスだったのに…。
目黒「舘さん」
宮舘「何?」
目黒「あの奥に座っているのって…」
宮舘「翔太だ」
目黒「向こうは気づいてるのかな?」
宮舘「視線はちょくちょく感じるしね…」
目黒「あと残ってるミッションってなんでしたっけ?」
宮舘「『あ〜ん』と、キスだけだね。丁度 俺たち違うメニュー頼んでるし、交換こできるからラッキーだね」
目黒「なら、舘さん。俺にチャーハンください」
宮舘「いいよ」
舘様はチャーハンが入ってる お皿を、めめに渡す。
目黒「そうじゃなくて……『あ〜ん』してくださいって言ってるんです」
宮舘「…はい、あ〜ん……」
目黒「あむっ、んん!うまい!」
宮舘「目黒って、時々 子どもみたいに笑うよね」
目黒「変っすか?」
宮舘「ううん、可愛い笑」
目黒「そ、そう……//////////」
宮舘「俺が頼んだチャーハンあげたし、今度は目黒が頼んだ餃子ちょうだい?」
目黒「もちろん、『あ〜ん』ですよね?」
宮舘「どっちでもいいけど。パクッ」
めめが『あ〜ん』しようと構えていた箸から、餃子を奪う舘様。
実にエレガント。
じゃなくて、なんだあれは!
目黒「あぁ……」
宮舘「もいしい…!」
目黒「『もいしい』って何?笑」
なんで…あんな良い感じになってんの!?!?
尊いの域を越している。
尊いゲージが満タンです!!!
有り得ない〜速度で〜心が〜動き出す〜♪
阿部「翔太、俺の心が持たないから帰ろう。俺バージョンの『わたし』を歌いそうだから───ってあれ、翔太!?!?」
『あの小僧め…』と思ったら、舘様たちの所にいた。
阿部「何してんの、翔太」
渡辺「二人だけ幸せそうでずるい。俺も混ぜろ。涼太と阿部ちゃん替えろ!」
阿部「俺も、翔太よりめめと仲良くなりたいし、、」
目黒「……舘さん、どうしたら…」
宮舘「…キス、しちゃう?」
渡・阿「「え?」」
目黒「そうだね」
渡・阿「「マジ?!」」
目黒「…ってことだから、二人とも頑張ってね」
いや、どういうこと?!?!
宮舘「またあとで!」
めめに手を引っ張られ、その場を後にする舘様。
渡辺「……ヤバいヤバいヤバい。阿部ちゃん!」
さっきよりも一段と焦る翔太。
阿部「こうなったら、俺らも早く終わらせよう。たかがキス…唇が少しでも触れたら、それはキスでしょ」
渡辺「え、舌と舌が絡まねぇとキス判定にならないだろ…」
阿部「はい?!何言ってんの?誰から教わったの??」
渡辺「ダチ……」
その友だち絶対ヤリ〇ンだろ…。
ちょ、待てよ?
もし万が一、
めめも翔太と同じようにヤ〇チン講座で、キスがどういうものなのか教わっていたとしたら……
阿部「一応聞くけど、めめもキスがどういうものか知ってるの?」
渡辺「俺と同じように見て聞いて育ったから───」
阿部「舘様が危ないッッ!!!!!」
渡辺「急におっきい声出すなよ」
阿部「出さざるを得ないよ。だって…襲われるかもしれないんだもん!」
渡辺「本当にどうした?」
阿部「もし…めめと舘様が、翔太の教わったキスをしたとしよう。その先にあるのは?」
渡辺「その先って、、」
阿部「快楽とか欲求とかを一瞬で満たし、恋人が必ずする…セで始まってスで終わる大人の遊び……」
渡辺「……ぎゃぁぁぁぁぁぁあああぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁッッッッッ!!!!!!」
阿部「このままだと、愛どころか…キスが止まらなくなって…溺れてしまう……!」
渡辺「助けに行くぞ」
阿部「おけ」
【次回】
地球してるぜ
コメント
3件
頑張れよ2人とも!
面白すぎるーーーー!!

続き気になります😊